山崎 和佳奈(やまざき わかな、1965年〈昭和40年〉3月21日 - )は、日本の声優、ナレーター、舞台女優。神奈川県横浜市出身、京都府京都市育ち。青二プロダクション所属。
代表作は『名探偵コナン』(毛利蘭)、『ママレード・ボーイ』(秋月茗子)、『ひみつのアッコちゃん(第3作)』(加賀美あつこ〈アッコ〉)、『あずみマンマ・ミーア』(古城あずみ)、『とくダネ!』、『サンデー・ジャポン』、『ターニングポイント』のナレーション。
同志社女子中学校・高等学校、同志社大学工学部工業化学工学科卒。
宝塚歌劇に感銘を受けて演劇を志す。中・高と演劇部に所属し、大学在学中は劇団そとばこまちにも在籍し、有機化学の研究をしていた。卒業論文のテーマは「アルコキシカルボニルテトラカルボニル鉄酸塩とエポキシドの反応」。大学卒業後は、役者への夢は捨てきれず、会社員時代の週末に青二塾大阪校(5期生)に通い、声優としての勉強を続ける。そとばこまち在籍時代の舞台経験は大いに役立ち、スキルを上げて2年後に塾を卒業して青二のジュニア所属となれたので、会社を退職して上京。半年近くは殆ど仕事を得られずにCDドラマの端役で仮デビューとなるも、その後約1年間レッスンを続ける傍らでガイド職他幾つかのアルバイトで生計を立てていた。
散発的なナレーションや司会などの仕事を幾つかこなしつつ、1991年に『緊急発進セイバーキッズ』の天神林ラン役でアニメデビューするも、しばらくはアルバイトを続ける日々が続き、様々な下積みを続けながら徐々に仕事が増えていった。そして、1996年に彼女の代表作である『名探偵コナン』の毛利蘭役を射止める。
1992年5月から放送された『スーパービックリマン』から1995年の『ご近所物語』とテレビ朝日系列・日曜8時台のアニメ作品を連続でレギュラー出演。
2015年、日髙のり子と松井菜桜子とアイドルユニット「backdrops(バックドロップス)」を結成し、『Don't fly!』でデビュー。
趣味は殺陣、ダンス、日舞。方言は関西弁。
愛称は「和佳ちゃん」。
思い入れがある役について毛利蘭の他に『ママレード・ボーイ』の秋月茗子を挙げる。その理由として「多感な時期に、辛いことがあっても懸命に生きていく姿に、演じている自分自身が励まされた」という。
『ONE PIECE』では、産休中の岡村明美の代役としてナミ役を第70話から第78話まで演じた。当時、山崎はナミの義姉・ノジコを演じており、声質が違うのになぜ自分なのかと不思議に思っていたところ、スタッフから「妹のピンチを姉が救うのは当然でしょう」と告げられた。思わず笑ってしまったが、視聴者が違和感を抱いてはいけないと感じ、ビデオを繰り返し見ては岡村が作ったナミ役を研究し、なんとか切り抜けることができたという。後に山崎は「ドレスローザ編」でスカーレット役を演じている。
『名探偵コナン』の毛利蘭役に関しては、劇場公開時の舞台挨拶、対談、インタビューの度に「毛利蘭は私にとって特別な存在です」と公言し、最も長く演じ続けて今や生活の一部であり、地声のまま自然体で演じられると語っている。
毛利蘭役は「サンデーCM劇場」にてオファーを受け、オーディションなしで出演している。その後、テレビアニメ化に合わせて再度オーディションが行われ、蘭役に選ばれている。
蘭が空手の達人である設定に伴い、自身も殺陣や太極拳を本格的に学んだり、役のシーンのためにバンジージャンプを体験するなど日頃から「毛利蘭」役に近づくよう自らを磨き続けている。
太字はメインキャラクター。
他、多数の舞台公演に出演している。
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