松平 康爵(まつだいら やすたか)は、江戸時代後期の大名。石見国浜田藩主、陸奥国棚倉藩主。官位は従五位下・左近将監、周防守。松井松平家9代。
文化7年(1810年)、浜田藩の先代藩主・松平康任の次男として誕生した。天保2年(1831年)8月26日、兄・康寿の早世により嫡子となる。同年11月1日、11代将軍・徳川家斉に拝謁する。同年12月16日、従五位下・左近将監に叙任する。父が国禁とされている密貿易(竹島事件)によって天保6年12月9日(1835年)に強制隠居の上で永蟄居処分となったため、その跡を受けて家督を相続した。しかし密貿易による処罰はなおも続き、天保7年(1836年)3月12日に陸奥棚倉に懲罰的な移封を命じられた。
嘉永7年(1854年)9月16日、家督を弟で養子の康圭に譲って隠居する。慶応4年(1868年)5月8日に死去した。享年59。
父母
正室
子女
養子女
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