想い出づくり。(おもいでづくり)は、TBS制作のテレビドラマ。1981年9月18日から12月25日にかけて放送。脚本は山田太一。主演は森昌子、田中裕子、古手川祐子。
結婚適齢期(24歳)を迎えた3人の女性が“想い出”を“つくろう”とする作品。古手川演じる吉川は小田急ロマンスカーの客室乗務員という設定で、本編には小田急電鉄協力の下、実際のロマンスカー車内でロケを行ったシーンが登場する。
平均視聴率15.2%(ビデオリサーチ 関東地区)。裏番組はフジテレビの連続ドラマ『北の国から』(1981年10月9日 - 1982年3月26日放送)だったが当時の知名度は低く、視聴率では本番組が終始リードしていた。脚本家の岡田惠和は著書『TVドラマが好きだった』(岩波書店、2005年)の中で「ビデオデッキの普及していない当時、この二つのどちらを見るか、難しい選択だった。」と書いている。
放送翌年の1982年に大和書房よりシナリオ集が出版された(1987年に同社より「山田太一作品集」12巻として再刊、2016年に里山社「山田太一セレクション」として再再刊)。
ビデオソフトとして、全話収録の4枚組DVD-BOXがジェネオンエンタテインメントより2003年11月に発売された(PIBD-7148)。2018年5月30日より、有料VODサービスのParavi(のちU-NEXT)で常時配信が開始された。
工場勤務の佐伯のぶ代、小田急ロマンスカーの客室乗務員の𠮷川久美子、OLの池谷香織の三人は、旅行会社の入会説明会で顔を合わせて意気投合する。その旅行会社のアルバイトの根本の一言がきっかけで、彼女たちは結婚前に想い出づくりを始める。
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