ジェイアールバス東北株式会社(ジェイアールバスとうほく)は、東北地方(福島県白河・棚倉・いわき地区を除く)を営業エリアとするJR東日本グループのバス事業者(JRバス)の一つである。
民営化以前は国鉄バスを参照。
自社ないしはJR東日本の遊休地などを利用して、営業所所在地を中心に各地で月極駐車場を経営している。このうち、仙台駅屋上駐車場(335台収容)と会津若松駅前駐車場(53台収容)は時間貸も行っている。
(以上、座席指定制の路線)
※印はJRバス東北は撤退したが、路線自体は現在も存続しているもの。
末端部分の受託については一般路線を参照のこと
国鉄バス東北地方自動車部では、ほとんどの車両がいすゞ・日野製であったが、象潟・十和田南の営業所については、1985年3月に廃止になった信越地方自動車部所属だったために日産ディーゼル(当時、現「UDトラックス」)車も多かったため、民営化時点では3メーカー導入となっていた。
民営化後しばらくはこの傾向は変わっていなかったが、1990年より高速車・貸切車として三菱車が導入され、特に高速車では三菱車の割合が高くなった。一方、路線車では依然としていすゞ車・日野車が多数を占めており、日産ディーゼル車は貸切車の一部に見られるのみとなっている。
一般路線車では、1990年代後半から2000年代にかけて仙台市営バス・神奈川中央交通・都営バス・西東京バス・横浜市営バス・川崎市営バス・東武バスからの譲受車(社内では「リニューアル車」と呼称)が導入されていた。これらの車両は現在は全て引退しているが、2010年代後半より再び淡路交通・京成バス・ジェイアール四国バスなどからの譲受車が導入されている。これらの譲受車は現行の車両称号の附番法則でも区別されている。
2011年3月5日には、東北新幹線「はやぶさ」の運行開始に合わせ、親会社であるJR東日本の協力による新車両「はやぶさカラーバス」を十和田湖系統(みずうみ号・おいらせ号)に投入、運行を開始した。同車両は2月15日にJRバス東北の公式サイト「新着情報」で明らかになり、その後2月23日には新青森駅にて報道陣に公開された。車体には新幹線E5系「はやぶさ」と同じ塗り分けで、6台のナンバーとも語呂合わせで「8823(ハヤブサ)」で統一されている。
「はやぶさカラーバス」はその後も増備され、2015年末にはトイレ付車両が仙台支店に配属され、年末年始の臨時便(仙台・東京号)に充当された(以降は「仙台・新宿号」を中心に充当)。また、2016年4月23日の十和田湖系統運行再開にあわせ、H5系「はやぶさ」と塗り分けをあわせた車両も導入された。みずうみ号・おいらせ号・平庭高原線・早坂高原線に充当される車両は、社内では準高速車と呼称している 。
2013年には、同年10月から開催の「秋田デスティネーションキャンペーン」に合わせ、車体色を秋田新幹線E6系「スーパーこまち」をイメージした「スーパーこまちカラーバス」を導入、秋田支店に配属した。同年8月より「びゅうばす」および一般貸切として運用されている。
2020年7月17日より、定期観光バス「仙台お散歩号」「松島お散歩号」の利用促進のため、同年10月末までジェイアールバス関東より借り受けた2階建てバスが充当された。
創業30周年にあたる2018年には、乗務員の実技研修のための安全運転訓練車を2台(高速路線用、一般路線用各1台) 導入した 。
2023年春には、福島支店に燃料電池バス(トヨタSORA)を1両導入、4月25日より福島駅東口 - 川俣高校前で運行している。
発足後しばらくは国鉄バスの附番法則をそのまま使用していたが、後に附番法則について改定を行った 。
上記の法則により、「H677-19401」は「3列リクライニングシート・トイレ装備のハイデッカー高速車で日野製、購入年度はxx19年で、空気ばね装備の前扉車両で新車購入」における01号車ということになる。
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