三田 ゆう子(みた ゆうこ、1954年8月14日 - )は、日本の声優、舞台女優。青二プロダクション所属。東京都世田谷区出身。
子供の頃から芝居の世界が好きで小学5、6年生の時に劇団こまどりに入団し、NHKの学校放送に出演していた。先輩に吉田理保子がいる。
昔は宝塚歌劇団に憧れており、宝塚歌劇団を観て「カッコいい」と思って「男役をやりたい」と思ったが、身長が足りなかったという。
中学時代に高校受験の準備もあり、1年生ぐらいに退団し、学校の演劇部に入部。大学受験の時に文学座に夜間部ができたことを知って「大学の勉強と一緒にやっていけるかなぁ」と思い、文学座附属養成所に入所。同養成所の1年次の最後に卒業公演があり、それが終わってから舞台『四つの詩劇』に出演させてくれることになったという。しかしその舞台の稽古中にアキレス腱を切ってしまったという。
そのリハビリに3カ月くらいかかることから、その間は芝居を離れて大学の勉強に専念していたという。同養成所卒業後、あっちもこっちも中途半端になるため、学生に戻ったという。しかししばらくしたら、芝居関係が好きだったこともあり、山内雅人のもとで喫茶店の語り部で朗読の勉強をしていたという。人前で読むという勉強をしつづけている間に声の仕事に興味を持ち始めた。学校卒業ぐらいの時に、童話を読んでおり、童話は子供相手だが、アニメも子供相手で夢を与える仕事だから、「もしかしたらアニメっておもしろいかな」と気が付いたという。その頃はアニメの声優の養成学校はなかったため、スタジオを見学しながら、三田自身で勉強を始めたという。初めて行ったスタジオは野村道子が出演していた『みつばちマーヤの冒険』だったと語る。それが初めてで、本当に通わせてくれたのは『サザエさん』だったという。
清泉女子大学文学部英文学科卒業。かつてはプロダクションTHG、同人舎プロダクションなどにも所属していた。1976年に『リトル・ルルとちっちゃい仲間』のウィリー役でデビュー。初レギュラーは『ほかほか家族』のみどり役。アニメのレギュラー出演は主に1980年代から1990年代を中心に活躍。
魔法少女アニメに縁が深く、『魔法のプリンセス ミンキーモモ(第1作)』ではピピル役でレギュラー出演。その後のぴえろ魔法少女シリーズでも、1980年代に製作された4作品全てにレギュラーとして出演している。
現在もやや減少傾向になりつつはあるが、アニメ作品にゲストで時折出演している。その一方で朗読劇団「ひだまりの樹」を主宰し、ボランティア活動も積極的に行っている。
声優としては、多数のアニメ、洋画、ゲーム等に出演しており、テレビのナレーションも務めている。
演じるキャラクターの系統は様々であり、少女もこなすが、『悪魔くん』の悪魔くん(埋れ木真吾)、『忍者ハットリくん』のシンゾウ、『ポコニャン!』のポコニャンのような少年役と、『うる星やつら』の弁天、『めぞん一刻』の六本木朱美、『ゲゲゲの鬼太郎(第3作)』のネコ娘、『ドラゴンクエスト アベル伝説』のデイジィのような女性の役も多くこなす。
テレビアニメでは『ウルトラB』(UB役)、『悪魔くん』(埋れ木真吾〈悪魔くん〉役)、『江戸っ子ボーイ がってん太助』(ボンテン丸太助役)、『ポコニャン!』(ポコニャン役)と4度の主演歴を持ち、それぞれ少年役・もしくはそれに準ずる役での出演となっている。
趣味は朗読、食べ歩き、旅行、テニス、スキー。
同じく声優の山田栄子とは親友。また、三ツ矢雄二とも交友がある。
太字はメインキャラクター。
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