北勢(ほくせい)とは、令制国の伊勢国の北部にあたる地域の名称で、現在の三重県を5つに区分した「北勢」「中勢」「南勢(伊勢志摩)」「伊賀」「東紀州」のひとつ。人口は約82万人。
生活創造圏
県下では、9つの生活創造圏が県庁により設定されている。
北勢の範囲は、以下の3つの生活創造圏に相当する。
- 桑名・員弁生活創造圏:桑名市、いなべ市、木曽岬町、東員町
- 四日市生活創造圏:四日市市、菰野町、朝日町、川越町
- 鈴鹿・亀山生活創造圏:鈴鹿市、亀山市
管轄
各生活創造圏は以下の県民センターが管轄している。各圏の推計人口も付記する。
- 桑名・員弁生活創造圏:桑名県民センターの管轄。桑員(そういん)地区ともいう。人口211,713人、面積394.9km²、人口密度536人/km²。(2024年3月1日、推計人口)
- 四日市生活創造圏:四日市県民センターの管轄。三泗(さんし)地区あるいは四日市地区ともいう。人口367,508人、面積328.22km²、人口密度1,120人/km²。(2024年3月1日、推計人口)
- 鈴鹿・亀山生活創造圏:鈴鹿県民センターの管轄。鈴亀(すずかめ)地区あるいは鈴鹿地区ともいう。人口241,342人、面積385.5km²、人口密度626人/km²。(2024年3月1日、推計人口)
都市圏
北勢に中心を置く都市圏として四日市都市圏がある。
2010年国勢調査の基準では四日市市を中心都市とした3市3町で都市雇用圏を構成し、域内総生産は約2兆5519億円である。
- 人口608,850人、面積713.72km²、人口密度853人/km²。(2024年3月1日、推計人口)
- 都市雇用圏(10% 通勤圏)の変遷
都市雇用圏を構成しない自治体は、各統計年の欄で灰色かつ「-」で示す。
- 1989年(平成元年):木曾岬村が町制を施行して木曽岬町となった。
- 2003年(平成15年)12月1日:員弁郡北勢町、大安町、員弁町、藤原町が合併していなべ市となった。
- 2004年(平成16年)12月6日:(旧)桑名市、桑名郡多度町、長島町が対等合併して(新)桑名市となった。
- 2005年(平成17年)1月11日:(旧)亀山市と関町が合併して(新)亀山市となった。
- 2005年(平成17年)2月7日:四日市市が楠町を編入合併した。
地域メディア
脚注
関連項目
- 伊勢国(旧国名)
- 三重県(所属都道府県)
- 中京圏(経済圏)
- 中京工業地帯(工業地域)
- 北勢四十八家(戦国時代の城主の家柄)
外部リンク
- じばさん三重(公益財団法人三重北勢地域地場産業振興センター)
- 北勢国道事務所(国土交通省中部地方整備局)
- 四日市広域緑の基本計画
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