対特殊武器衛生隊(たいとくしゅぶきえいせいたい、NBC Countermeasure Medical Unit:NBCCMed)は、東京都世田谷区の三宿駐屯地に駐屯する陸上総隊隷下の衛生科部隊である。
対特殊武器衛生隊長は医官たる1等陸佐で隊本部、本部付隊および2個の対特殊武器治療隊から編成され生物剤感染患者の応急治療を実施する部隊として陸上自衛隊で初めて編成された。生物剤対処専門部隊として生物剤の同定(微生物等を特定すること。)と感染患者の応急治療を任務としている。
2008年(平成20年)3月に2個対特殊武器治療隊で朝霞駐屯地中央即応集団隷下に編成され、2018年(平成30年)3月に三宿駐屯地へ移駐し、陸上総隊直轄となった。
中央特殊武器防護隊や他の衛生科部隊と連携し、NBC兵器攻撃による傷病者の診断・治療を行う。特に生物兵器対応を主眼とし、生物兵器同定のための機材の他、治療用の機動展開ができる衛生検査ユニットや陰圧室ユニットを装備している。福島第一原子力発電所事故に際しても、派遣されており、自衛隊員の被曝線量管理等を行っている。
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