Aller au contenu principal

うるま市


うるま市


うるま市(うるまし)は、沖縄本島中部に位置する沖縄県第3の都市。

概要

那覇市、沖縄市に次いで沖縄県で3番目に人口が多い都市である。2005年(平成17年)4月1日に具志川市、石川市、中頭郡勝連町・与那城町の2市2町が新設合併し誕生した。沖縄本島の中部、金武湾の南岸に位置し東部は勝連半島があり、先端部には在日米軍の港湾施設ホワイト・ビーチと海上自衛隊沖縄基地がある。

地理

主要な地形

沖縄本島中部の東海岸(太平洋側)に位置し、唯一、金武湾と中城湾に面する地方自治体である。勝連半島と8つの島を有し、伊計島・宮城島・平安座島・浜比嘉島・藪地島の5島は海中道路や架橋によって結ばれているため、勝連半島からの通行が可能である。特に、勝連半島と平安座島を結ぶ全長4.7kmの海中道路はドライブコースとして人気のスポットになっている。

島嶼
  • 伊計島
  • 宮城島
  • 平安座島
  • 浜比嘉島
  • 藪地島
  • 浮原島
  • 南浮原島
  • 津堅島
丘陵
  • 石川岳 (204m)

気候

気候は亜熱帯海洋性気候に属し、月別の平均気温 が 17℃から 29℃、年降水量は約 1,900 ㎜で、年間を通じ温暖な暮らしやすい気候となっている。

隣接する自治体

  • 沖縄市
  • 国頭郡:金武町、恩納村

歴史

市名の由来

市名は「サンゴの島」を意味する古い沖縄方言(ウチナーグチ)に由来する(ウル=サンゴ、マ=島)。「琉球」と並ぶ沖縄の雅名で、漢字では「宇流麻」と書く(当て字)。方言をそのまま市名に採用した珍しい例である。

年表

  • 2003年(平成15年)2月1日:具志川市、および、中頭郡の与那城町・勝連町が、合併に向けて法定協議会を設置。
  • 2003年(平成15年)7月1日:法定協議会に石川市が加入。
  • 2004年(平成16年)
    • 5月13日:新市の名称を「うるま市」に決定(cf. 市名の由来)。
    • 8月16日:具志川市、石川市、与那城町、勝連町が合併協定に調印。
  • 2005年(平成17年)4月1日:具志川市、石川市、与那城町、勝連町が新設合併し、うるま市を発足する。
  • 2006年(平成18年)
    • 3月1日:市章および市旗の制定。
    • 12月18日:市の花(サンダンカ)、市の木(リュウキュウコクタン)、市の花木(ユウナ)、市の鳥(チャーン)、市の蝶(オオゴマダラ)、市の魚(マクブ)、市の貝(トウカムリ)の制定。
  • 2007年(平成19年)9月10日:市歌「青雲澄みて」を制定。
  • 2010年(平成22年)6月15日:合併5周年を記念し市民音頭「うるま市音頭」を制定。

行政区域の変遷(市町村制施行以後)

合併前の経緯については、具志川市、石川市、与那城町、勝連町の歴史の項目を参照のこと。

  • 2005年(平成17年)4月1日:具志川市と石川市、および、中頭郡の与那城町・勝連町が新設合併し、うるま市を発足。

地域

うるま市では、一部の区域で住居表示に関する法律に基づく住居表示が実施されている。

住所表記

うるま市の新設に伴い、旧・具志川市を除く各地域では住所表記の変更が行われた。

ただし、旧・石川市字石川と旧・中頭郡与那城町字与那城の場合には、それぞれ「うるま市石川」、「うるま市与那城」となる。

人口


行政

  • 市長:中村正人
  • 副市長:榮野川盛治

歴代市長

市役所・支所・出張所・市民会館等

市役所

  • うるま市役所(本庁) :うるま市みどり町一丁目1-1に所在。

支所・出張所

  • うるま市 石川庁舎:うるま市石川石崎一丁目1。
  • うるま市 勝連庁舎:うるま市勝連平安名3032。
  • うるま市 与那城庁舎:うるま市与那城中央1。

市民サービス施設

税務

警察

  • うるま警察署(旧・具志川警察署) :旧・具志川市、旧・与那城町、旧・勝連町の各区域を管轄。
  • 石川警察署 :旧・石川市の区域、および、金武町、恩納村、宜野座村を管轄。

消防・防災・救急救命

  • うるま市消防本部:うるま市字大田44-1に所在。
    • 具志川消防署:うるま市字大田44-1。
    • 石川消防署:うるま市石川2596。
    • 与勝消防署:うるま市勝連平安名1435番地。
    • 平安座出張所:うるま市与那城平安座2459。
  • うるま市消防団:分団数は12(2011年時)。

水道事業

  • 上水道 :
  • 下水道 :

清掃事業

  • 清掃 :
  • 最終処分 :

姉妹都市・親善都市

岩手県盛岡市 2012年7月31日 友好都市提携

  • うるま市出身の女優、比嘉愛未の主演作である、NHK連続テレビ小説「どんど晴れ」のロケ地が盛岡市であったことがきっかけ。

議会

市議会

沖縄県議会

衆議院

  • 選挙区:沖縄3区(名護市、沖縄市、うるま市、国頭郡、伊平屋村、伊是名村)
  • 任期:2021年10月31日 - 2025年10月30日
  • 投票日:2021年10月31日
  • 当日有権者数:316,861人
  • 投票率:54.00%

郵便事業

郵便局

郵便番号

郵便番号は以下の通りとなっている。

  • 具志川郵便局(旧具志川市内を管轄):904-22xx
  • 石川郵便局(旧石川市内と金武町、恩納村、宜野座村を管轄):904-11xx(旧石川市)、904-04xx(恩納村)、904-12xx(金武町)、904-13xx(宜野座村)
  • 与勝郵便局(旧与那城・勝連両町内を管轄):904-23xx(本島部と旧勝連町の島嶼部)、904-24xx(旧与那城町の島嶼部)

旧与那城町の本島部と旧勝連町はかつて与那城郵便局が担当していたが、1990年代に与勝郵便局に移った。旧与那城町の島嶼部は平安座郵便局が担当していたが2006年に統合された。さらに宮城島と伊計島では1980年代まで上原簡易郵便局が集配担当し、「904-25」の郵便番号が存在していた。

医療

  • 沖縄県立中部病院:沖縄県災害拠点病院に指定され、医療圏を沖縄本島中部地域にもつ。
  • ランデブーポイント 4箇所
    ※民間救急ヘリコプターMESHのヘリポートとして使用

教育機関

高等学校

中学校

市立中学校

県立中学校

  • 沖縄県立与勝緑が丘中学校(※中高併設)

私立中学校

  • 沖縄アミークスインターナショナル中学校(※幼稚園や小学校も併設している。)

小学校

市立小学校

私立小学校

  • 沖縄アミークスインターナショナル小学校(※幼稚園や中学校も併設している。)

特別支援学校

  • 沖縄県立沖縄高等養護学校

その他の教育機関

  • ユースウィズアミッション沖縄DTS弟子訓練学校

交通

バス

本島部の路線バスは琉球バス交通・沖縄バス・那覇バス・東陽バスの4社で運行されている。那覇バスは、前身の那覇交通時代に石川線と屋慶名線を運行していたものの、路線縮小で1998年(平成10年)には現在のうるま市域から完全撤退した(石川線は以後沖縄市知花までとなり、さらに現在は北中城村イオンモール沖縄ライカムが一般市外線の運行北限となっている)。その後、那覇バスになった現在まで、高速バスの共同運行のみとなっている。

なお、市内には琉球バス交通の具志川バスターミナル、沖縄バスの屋慶名バスターミナル、東陽バスの泡瀬営業所がある。

島嶼部(平安座・浜比嘉・宮城・伊計各島)へは合併前、桃原運輸産業(宮城・伊計各島方面)・平安座総合開発(平安座島方面)の2社と勝連町営浜比嘉バス(浜比嘉島方面)により運行されていたが、合併と同時にうるま市が平安座総合開発に委託して一括運行するようになった。

下表の運行会社の「琉球」は琉球バス交通の路線、「沖縄」は沖縄バスの路線、「那覇」は那覇バスの路線、「東陽」は東陽バスの路線、複数表記は共同運行路線。 ※BT=バスターミナル

  • 2016年から無料の公共施設間バスが運行。うるま市役所(具志川庁舎)を起終点とし、石川地域・昆布地区を経由し一周する具志川石川線と、与勝半島を一周する具志川与勝線の2路線。

港湾

  • 平敷屋港 - 津堅島港の間に神谷観光による定期船運航(高速艇またはフェリー・1日5往復)
  • 中城湾港(新港地区) - 経済特区。大型クルーズ船の入港や企業立地による雇用促進。

道路

高速道路
  • 沖縄自動車道(石川IC)
一般国道
  • 国道329号
    • 石川バイパス
主要地方道
  • 沖縄県道73号石川仲泊線
  • 沖縄県道75号沖縄石川線
  • 沖縄県道10号伊計平良川線
    • 海中道路(与那城屋慶名 - 平安座島を結ぶ道路)
  • 沖縄県道85号沖縄環状線
一般県道
  • 沖縄県道6号線
  • 沖縄県道8号線
  • 沖縄県道16号線
  • 沖縄県道33号具志川沖縄線
  • 沖縄県道36号線
  • 沖縄県道37号線
  • 沖縄県道224号具志川環状線
  • 沖縄県道238号浜比嘉平安座線(浜比嘉大橋)
  • 沖縄県道239号与那城具志川線
  • 沖縄県道255号石川池原線(石川バイパス開通前の旧国道329号)

通信

電話

市外局番は市内全域において098であり、那覇市・宜野湾市・浦添市・糸満市・沖縄市・豊見城市・南城市・恩納村・宜野座村・金武町・八重瀬町・与那原町・南風原町・座間味村・粟国村・渡名喜村・久米島町・中頭郡全町村と共通(那覇MA)である。

放送

ラジオ・テレビとも概ね、豊見城市などにある親局の放送エリアとなっているが、テレビに関しては地理的に親局から受信しにくい箇所があるため、旧具志川市(金武湾沿い)に具志川テレビ中継局、旧石川市街地に沖縄石川テレビ中継局と市内に2ヶ所のテレビ中継局が設置されている。また沖縄市に接する旧具志川市南部や中城湾沿岸部では沖縄市(市役所屋上)にある胡屋中継局の放送エリアとなっている。

2009年12月23日にFMうるまが開局した(コミュニティFM局)。また、沖縄市のFMコザ(胡屋中継局から送信)が受信可能で、うるま市に関する情報も時々放送することもある。

基地

米軍基地

うるま市には在日米海兵隊の司令部など各種の米軍施設・区域に加え、海上自衛隊沖縄基地隊、陸上自衛隊勝連高射教育訓練場などの自衛隊施設・区域が多くあり、合わせて基地総面積は6,632千㎡、うるま市の面積86,030千㎡の約7.7%を占めている。

2016年4月にはうるま市女性殺害事件が発生し、事件を契機として、翌2017年に日米地位協定における「軍属」の範囲を明確にする補足協定が発効された。

返還された米軍基地

  • 伊波城観光ホテル (54,700 ㎡)
  • 天願通信所
  • 平良川通信所
  • キャンプ・ヘーグ
  • 赤道サイト
  • 石川ビーチ
  • 東恩納弾薬庫
  • 石川陸軍補助施設 Aサイト Bサイト
  • 西原陸軍補助施設 Aサイト Bサイト
  • 伊計島沿岸警備隊

自衛隊基地

米軍基地から自衛隊に移管された基地

名所・旧跡・観光地・行楽地・娯楽施設・祭事、ほか

名所・旧跡・観光地

  • 勝連城跡 - 世界遺産(琉球王国のグスク及び関連遺産群)
  • 天願城 - キャンプ・コートニー内
  • 伊波城
  • 安慶名城跡
  • 安慶名中央公園
  • 仲原遺跡 - 国指定の史跡
  • 海中道路

商業施設

  • イオン具志川ショッピングセンター(イオン琉球/旧・琉球ジャスコ)
  • サンエー具志川メインシティ(サンエー)
  • うるまシティプラザ
  • サンエー石川シティ(サンエー)

行楽地・娯楽施設

  • 宇堅ビーチ
  • 倉敷ダム

祭事・恒例イベント

  • うるま文化祭
  • こども文化祭

その他の地域・施設

  • 沖縄石油備蓄基地

ゆかりのある著名人

出身著名人

  • 登川誠仁(民謡歌手)
  • HY(バンド)
  • フィンガー5(歌手)
  • 比嘉愛未(女優)
  • 砂川脩弥(俳優)
  • 島袋龍夫(空手家)
  • 瀬良垣沙耶(C-ZONEの元メンバー)
  • 大野倫(元プロ野球選手)
  • 東浜巨(プロ野球選手)
  • 知念孝(体操選手バルセロナ五輪銅メダリスト。息子は、Hey! Say! JUMPの知念侑李。)
  • PENGIN(音楽ユニット)
  • 座安琴希(バレーボール選手)
  • 屋宜ベンジャミンレイ(ラグビー選手)
  • 屋宜照悟(プロ野球選手)
  • 上間綾乃(民謡歌手)
  • 西銘駿(タレント、俳優)
  • 上原健太(プロ野球選手)
  • タイシンガーブランドン大河(プロ野球選手)
  • 近田和生(俳優、声優、DJ、パーソナリティ)
  • 國場翼(元プロ野球選手)
  • 新垣比菜(プロゴルファー)
  • 神村吉郎(帝国議会衆議院議員)
  • 神村孝太郎(琉球政府第3代行政副主席)
  • 志喜屋孝信(初代沖縄民政府知事、琉球大学初代学長)
  • 海勢頭豊(作曲家)
  • 玉城デニー(本土復帰後第8代沖縄県知事)
  • 真栄平仁(ラジオパーソナリティ)
  • 上門知樹(プロサッカー選手)
  • 津覇実樹(プロサッカー選手)
  • 前堂ニイナ(モデル、リポーター、歌手)
  • 美ノ海義久(大相撲力士)
  • 木﨑海伸之助(元大相撲力士)
  • くだかまり(琉球放送ラジオパーソナリティー)
  • 伊波大志(実況アナウンサー)
  • 佐久本宝(俳優)
  • Chicca(モデル)
  • リョウジ(お笑い芸人、アーティスト)
  • たぁくぅ(オキサバのメンバー)
  • 又吉雄二 - 実業家、自動走行式無人コンクリート床ならしロボット「リバイブロボ」開発者。
  • 梵天(お笑いコンビ)
  • 凸凹トラベリングりょうと(西原出身)- お笑いコンビ、FECオフィス所属
  • 平川美香(歌手)

その他のゆかりある著名人

  • 菅澤紀行(バスケットボール選手)

うるま市を撮影した映像作品

  • 映画 風が通り抜ける道(2024年一般劇場公開/沖縄県後援)

脚注

関連項目

  • Category:うるま市
  • 日本の地方公共団体一覧
  • 日本の市町村の廃置分合
  • ひらがな・カタカナ地名#ひらがな・カタカナ市町村名一覧

外部リンク

  • うるま市に関連する地理データ - オープンストリートマップ
  • ウィキトラベルには、うるま市に関する旅行ガイドがあります。
  • 公式ウェブサイト
  • 地図 - Google マップ

Text submitted to CC-BY-SA license. Source: うるま市 by Wikipedia (Historical)


INVESTIGATION