北沢地域(きたざわちいき)は、東京都世田谷区の定める5地域の一つで、北沢総合支所管内を指す。
町名
地理
東京都世田谷区の北東部に位置し、京王線、京王井の頭線、小田急小田原線で都心に直結し、沿線の明大前駅、下北沢駅、下高井戸駅、豪徳寺駅等の駅周辺は商業地として栄え、地域全体が市街化している。区画整理が完了した良好な住宅地もあるが、道路等都市基盤が未整備のままの地区も見られる(世田谷区ホームページ)。
川
沿革
明治時代末までは純農村の姿をとどめていたが、大正期の私鉄開通、関東大震災による東京都心からの移住を契機に、昭和初期までの約20年間に、急速に住宅地が形成された。
- 1932年(昭和7年) 荏原郡世田ヶ谷町・松沢村が東京市に編入され、世田谷区に属す。
- 1991年 世田谷区が地域区分を設定し、北沢総合支所が設置され、旧世田ヶ谷町の一部・旧松沢村村域の大部分を北沢地域として定める。
公共機関など
- 北沢総合支所
- 梅ヶ丘まちづくりセンター
- 代沢まちづくりセンター
- 新代田まちづくりセンター
- 北沢まちづくりセンター
- 松原まちづくりセンター
- 松沢まちづくりセンター
- 児童館(代田南、プレスポ代田、松沢の各児童館ときたっこ(北沢子どもの居場所支援事業))
- 図書館(梅ヶ丘、代田)
- 警視庁北沢警察署
所轄となる機関
- 警察 北沢警察署(一部を除く)
- 消防 世田谷消防署
- 郵便
- 世田谷郵便局(代田、梅ヶ丘、豪徳寺、代沢、池尻、北沢)
- 千歳郵便局(羽根木、大原、松原、赤堤、桜上水)
経済
産業
世田谷区ホームページでは次のとおりの記述があり(2007年12月現在)、第三次産業が中心であることが示されている。また、中小の工場も散見されるが転用が進んでいる。
- 早くから各駅の周辺に地区の核となる商店街が形成され発展してきた。小規模であるが事業所や店舗の分布密度は高く、特に下北沢駅周辺では面的広がりを見せている。商業活性化に対する意欲は強く、地元と結びついたイベントの定着が見られる。
桜上水では、わずかながら農業が営まれるなどしている。
教育
大学・短期大学
高等学校
- 東京都立松原高等学校
- 駒場学園高等学校
- 松蔭中学校・高等学校
- 下北沢成徳高等学校
- 日本学園高等学校
交通
鉄道
- 京王電鉄
- 京王線:代田橋駅 - 明大前駅 - 下高井戸駅 - 桜上水駅
- 井の頭線:池ノ上駅 - 下北沢駅 - 新代田駅 - 東松原駅 - 明大前駅
- 小田急電鉄
- 小田原線:東北沢駅 - 下北沢駅 - 世田谷代田駅 - 梅ヶ丘駅 - 豪徳寺駅
- 東急電鉄
道路
- 一般国道
- 都道
- 東京都道413号赤坂杉並線(井の頭通り)
- 東京都道318号環状七号線
- 東京都道423号渋谷経堂線
- 東京都道420号鮫洲大山線
名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
世田谷吉良氏の世田谷城跡をはじめ、豪徳寺(井伊氏の菩提寺)、森巌寺、北澤八幡神社、真竜寺等、寺社も多く存在している。
公園
祭り
出身・ゆかりのある人物
- 阿川金三郎(農業)
- 阿川信平(地主、農業)
- 膳場喜作、月村重吉、月村傳次郎、月村豊作(地主)
脚注
参考文献
- 人事興信所編『人事興信録 第9版』人事興信所、1931年。
- 交詢社編『日本紳士録 第40版』交詢社、1936年。
- 交詢社編『日本紳士録 第41版』交詢社、1937年。
- 交詢社編『日本紳士録 第45版』交詢社、1941年。
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