エスタディオ・ベニート・ビジャマリン(スペイン語: Estadio Benito Villamarín)は、スペイン・アンダルシア州セビリアにあるスタジアム。ラ・リーガプリメーラ・ディビシオンに所属するレアル・ベティスのホームスタジアムとなっている。収容人数60,720人。
1928年に建設が始まり、1929年3月17日、スペイン代表対ポルトガル代表の親善試合でこけら落しとなった。なお、試合はスペイン代表が5-0でポルトガル代表を下している。
1929年の開場以降、セビリア自治体所有のスタジアムであったが、1961年にセビリア自治体からレアル・ベティスがスタジアムを買い取り、同時にエスタディオ・ベニート・ビジャマリン (Estadio Benito Villamarín)と命名した。1980年、1982 FIFAワールドカップの開催スタジアムに選ばれると、メインスタンドとバックスタンドを爆破して解体し、FIFAが要求する新しいスタンドを建設した。そのワールドカップでは、グループ6の2試合のみが行われ、いずれも40,000人以上の観客を動員した。
1997年、当時のレアル・ベティス会長であったマヌエル・ルイス・デ・ロペーラが独断でエスタディオ・マヌエル・ルイス・デ・ロペーラ (Estadio Manuel Ruiz de Lopera)へとスタジアム名を改名した。しかし、ソシオたちにとっては納得のいかない判断であったため、ロペーラ会長が退任した2010年にソシオらの投票によってベニート・ビジャマリンへと戻された。
2016年、老朽化の進んでいた南側のスタンドを取り壊し、新スタンドの新設が進められた。最終的には2017-18シーズン開幕前の2017年8月に工事は竣工し、収容人数は60,720人へと増加した。
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