株式会社JALUX(ジャルックス、英: JALUX Inc.)は、日本航空(JAL)グループの商社。
概要
主力は日本航空グループの航空機部品や資材、顧客に販売する食品や雑貨の調達のほか、空港売店である「JAL PLAZA」(旧称:BLUE SKY)の運営を行っている。また、H&K社の日本代理店でもある。
一般には機内カタログ(JAL SHOP)による販売や開発された商品のブランドとして定着している。鹿児島県の唐芋レアケーキをヒットさせたり、空弁ブームの火付け役となるなどの実績がある。
沿革
- 1962年3月 - 航空商事株式会社として設立。
- 1964年10月 - 日航商事株式会社に社名変更。
- 2001年
- 3月 - 株式会社ジャルックスに社名変更。
- 6月 - 株式会社JALUXに商標変更。(登記上は株式会社ジャルックス)
- 2004年
- 1月 - 旧日本エアシステム系の商社、株式会社ジェイエイエストレーディングを合併。
- 3月 - 東京証券取引所市場第一部に上場。
- 2007年3月 - 双日が筆頭株主となる。
- 2011年11月 - サークルKサンクス(のちのファミリーマート)と業務提携契約を締結。
- 2012年3月27日 - サークルKサンクスとのコラボ店舗である「ブルースカイ・サンクススカイ アライバルショップ」の1号店を羽田空港第1ターミナルビル1階到着ロビーにオープン。
- 2013年8月 - 三菱商事などと共同で、ミャンマーのマンダレー国際空港の維持管理業務を優先的に契約する権利を得た。
- 2022年
- 3月24日 - 日本航空が50.5%、双日が49.5%出資したSJフューチャーホールディングス株式会社が株式公開買い付け(TOB)を実施し、議決権所有割合ベースで38.72%の株式を取得。日本航空の持株比率が直接所有分を含め議決権所有割合ベースで60.28%となり、日本航空が親会社となる。
- 6月2日 - 東京証券取引所スタンダード市場上場廃止。
- 6月4日 - 株式併合により株主がSJフューチャーホールディングス、双日、日本航空、日本空港ビルデングのみとなる。
主な事業
2009年現在、下記の事業を行っている。
- コーポレートビジネス系事業
- 航空事業 航空機部品・機械資材の調達
- 客室事業 機内備品の企画・調達
- 生活関連・物資事業 出版、保険代理店業務
- リテール系事業
- リテール事業
- 空港リテール事業本部 「BLUE SKY」の展開
- フーズ・ビバレッジ事業本部
店舗
- 国内空港店 新千歳、成田、羽田、関西、福岡など26空港96店舗
- (BLUE SKY 93店舗、JAL-DFS 3店舗)
- 通信販売事業
連結子会社
- 株式会社JALUXエアポート
- JALUX EUROPE Ltd.
- JALUX AMERICAS, Inc.
- JALUX CANADA, INC.
- JALUX ASIA Ltd.
- JALUX SHANGHAI Co., Ltd.
- JALUX SINGAPORE PTE. LTD.
- 株式会社JALUX STYLE
- 株式会社JAL-DFS
- 株式会社JALUX保険サービス
その他のJALグループの商社
- AGS通商:JALグランドサービス(当時は空港グランドサービス)の子会社。食品通販事業部門を2002年11月にJALUXが継承した後、会社清算。
- JTA商事:日本トランスオーシャン航空傘下の商社。沖縄県を営業基盤とし、現在も存続。
脚注
関連項目
外部リンク
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