JAXA相模原キャンパスは、神奈川県相模原市中央区に位置する、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)の研究施設。語としては、同施設の多くが属する機関である宇宙科学研究所(ISAS)を指して使われることもある。
相模原キャンパスは1989年4月、宇宙科学研究所(ISAS)の中核部として開設された。それまでは駒場キャンパスがISASの拠点であった。真向かいは国立映画アーカイブ相模原分館、および相模原市立博物館である。
研究・管理棟、研究センター、およびロケット・人工衛星搭載機器の基礎開発・試験を行う特殊実験棟などが設置されている。また月・惑星探査プログラムグループの研究拠点や、宇宙教育センターも相模原キャンパス内にある。
相模原キャンパスでは、大学院教育などの教育活動を行っているほか、全国の大学の共同利用機関として研究活動も行っている。また、世界各国からの研究者も受け入れ、世界における宇宙科学研究の拠点となっている。
当初は、研究・管理棟1階ロビーに展示室があり、「宇宙研展示室」の名で親しまれていた。ロケットの模型や、「はやぶさ」の原寸模型が展示されていたが、2018年2月に、宇宙科学探査交流棟が設置されたため、展示室の機能はこちらへ移された。
宇宙科学探査交流棟は、宇宙科学に関する展示が見学できる施設で、実物のロケットや、実物大の探査機などの模型がある他、研究開発などで使用された物や歴史的資料などが展示されている。展示以外では、職員所蔵の宇宙関連の一般向け書籍が集められたJAXAさがみはら文庫がある。
またキャンパスの屋外にはM-Vロケット実機模型とM-3SIIロケット原寸模型が並べて展示されている。
相模原市立博物館とも連携して企画を行っており、はやぶさ2が小惑星リュウグウからサンプルリターンした資料を一般公開する展示を2021年(令和3年)に博物館側で開催した。
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