駒沢大学駅(こまざわだいがくえき)は、東京都世田谷区上馬四丁目にある、東急電鉄田園都市線の駅である。駅番号はDT04。駒澤大学と表記が異なるのは「澤」が旧字体であることが一因。
当駅は、東急玉川線(軌道線)時代にあった
1968年(昭和43年)に新玉川線建設ルートが当初の蛇崩川ルートから、玉川線に沿ったルートへ変更された際に発表された図面には、仮称・駒沢公園駅建設場所は、駒沢電停付近となっていた。
しかし、翌年1969年(昭和44年)2月28日に東急が世田谷区交通対策委員会に於いて発表した計画図面では、仮称・駒沢公園駅の設置場所は駒沢電停付近でなく、約500メートル東方真中電停付近と変更されていた。駒沢電停付近に駅が設けられないことに納得しない地元と駒澤大学は、あくまでも駒沢電停付近に仮称・駒沢公園駅を建設するように要望したものの受入れられず、事態収拾を図るために世田谷区長も乗り出したが交渉は頓挫、調停案も不調に終わり、遂に1970年(昭和45年)2月に、駒澤大学理事長・地元各商店会会長・各町会長らが原告になり、東京陸運局長を被告にする行政訴訟に発展した。
結局、裁判では原告側の主張は受入れられず敗訴となり、その後、駅名は「駒沢大学駅」とすること、駒沢方面への地下通路を東急負担で建設することなどと言う協定が結ばれて当駅は現在地に建設されることが決定した。改札口と駒沢公園口を結ぶ連絡通路(国道246号駒沢大学駅前交差点のすぐ先まで)は、この協定により作られたものである。
島式ホーム1面2線を有する地下駅。国道246号の地下にある。
改札階とホーム、改札階と東口付近地上間にはエレベーターが設置されている。
駒沢オリンピック公園に因んで、駅カラーは「若葉色」である。但し、実際に使用されている色は、日本産業規格(JIS)が定めたJIS慣用色名での若葉色(■)よりも彩度が高く、より緑色に近くなっている。
2022年度(令和4年度)の1日平均乗降人員は67,494人である。
2019年度(令和元年度)時点では同線の急行通過駅としては最多の乗降客数を誇っていたが、 COVID-19が流行した2020年度(令和2年度)には前年度よりも4割以上減少し、同線の23区内の駅としては最も利用者数が少ない駅となった。2021年度(令和3年度)には前年度より乗降人員が2.5割程度増加し、急行通過駅としては桜新町駅に次いで2番目に乗降人員が多い駅、2022年度(令和4年度)には急行通過駅として最多乗降客数となった。
近年の1日平均乗降・乗車人員の推移は以下の通り。
Owlapps.net - since 2012 - Les chouettes applications du hibou