一般財団法人上月財団(こうづきざいだん)は、東京都港区に主たる事務所を置く、スポーツ・教育・文化の振興と発展に寄与することを目的とした一般財団法人。
コナミグループ(コナミG)会長でコナミ創業者の上月景正が次世代を担う若い人たちのためにという篤い思いのもとに私財を投じて、1982年に育英奨学事業等を目的に設立した兵庫県許可の財団法人「上月教育振興会」(1985年に「上月教育財団」に名称変更)を起源とする。2000年に「上月情報教育財団」(文部省=現・文部科学省許可)、2003年に「上月スポーツ財団」(文部科学省許可)を設立し、「上月教育財団」から事業を一部継承して行ってきたが、2005年3月に3団体を統合し、文部科学省所管の財団法人「上月スポーツ・教育財団」として再スタートを切った。さらに2013年の公益法人制度改革に伴い、「一般財団法人 上月財団」へ移行している。2022年に設立40周年を迎えた。
同財団では、スポーツ選手に対する支援・「上月スポーツ賞」表彰、国際的・全国的規模の大会や競技会の開催に対する助成を行うなどのスポーツ関連事業の他、クリエイターを目指す若い世代への助成や、公益の増進を目的とする事業を行っている。
コナミGの主要株主であり、財団の運営もコナミG株式の配当金によって行われている。
日本を代表し、将来が期待されるスポーツ選手・指導者に対して競技能力の向上を図り、スポーツ活動に打ち込める環境を整えるための支援を行っている。
第1回(2002年度)から第22回(2023年度)までの支援対象者は、延べ1,400人を超える。第22回は、水泳・体操・柔道・スキー・スケート・陸上・バレーボール・卓球・テニス・バドミントン・フェンシング・ゴルフ・スポーツクライミング・eスポーツの14競技から、優れた素質を持つジュニア選手を含む83名が支援対象者に選ばれた。
財団から支援を受けている選手・指導者を対象に、オリンピック競技大会・世界選手権大会等において、優秀な成績を収めた選手・指導者へ上月スポーツ賞を授与しており、2003年度から2023年度までの受賞者は、延べ340名を超える。
同賞のうち、オリンピック競技大会で金メダルを獲得した選手には、その栄誉を称え上月スポーツ大賞が贈られている。
賞の概要および受賞者一覧については「上月スポーツ賞・上月スポーツ大賞」を参照のこと。
スポーツ競技統括団体等が実施する国際的または全国的規模の大会や競技会の開催に対して助成している。
2004年度から2022年度までに助成した大会の数は430件超。オリンピックや世界大会の日本代表選考を兼ねた大会も多い。
クリエイター(デジタルアーティスト・イラストレーター・漫画家等)を目指している15歳から25歳くらいまでの方を助成している。
第1回(2004年度)から第20回(2023年度)までに延べ670名が助成を受け、多数のクリエイターが第一線で活躍している。
教育・文化の振興と発展に寄与し、より良い社会の形成等、公益の増進を目的とする事業を推進する団体等に対して支援している。
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