黒川駅(くろかわえき)は、神奈川県川崎市麻生区南黒川にある、小田急電鉄多摩線の駅である。駅番号はOT 03。
当時の駅所在地の地名「黒川」より。
相対式ホーム2面2線を有する地上駅。橋上駅舎を備える。
2006年(平成18年)1月31日に駅舎がリニューアルされる際、旅客上屋に太陽光発電用発電パネルが新設され、自動券売機や自動改札機の電力に利用されている。2010年度(平成22年度)には、改札口に行先案内表示器が設置された。
2012年度(平成24年度)に、各停を10両化出来るようホームを唐木田方面へ延伸する工事が行われた。この延長部分は人が1人入れる程の幅となっており、トンネル越しにはるひ野駅・若葉台駅を見ることが可能。
2022年度(令和4年度)の1日平均乗降人員は8,303人である。小田急線70駅中64位であり、多摩線では最も少ない。
近年の乗降・乗車人員の推移は以下の通り。
駅周辺には、小規模集合住宅、住宅、児童公園がある。近隣には川崎市が開発したかわさきマイコンシティと呼ばれる工業団地があるため、工業団地の利用者が多く、南口からはマイコンシティを循環するバスがある。2016年には川崎市と小田急電鉄株式会社との「小田急沿線まちづくり」に 関する包括連携協定を締結し、オープンスペース等の活用が進められた。
北口周辺には会社が集まっており、北口から京王相模原線若葉台駅まで徒歩約10分で行ける。かつて小田急マルシェ黒川があったが後に閉店し、跡地には読売日本交響楽団練習所が建設された。北口から鶴川街道沿いには小規模な商店及びコンビニが点在している。鶴川街道を挟んだ黒川地区の一部は市街化調整区域に指定されているために開発を逃れ、多くの自然が残されている。
南口周辺は以前まで空地が広がり閑散としてたが、2019年(令和元年)5月には小田急電鉄が空地の一部を活用し、シェアオフィスを核とする複合施設「ネスティングパーク黒川」を整備し、コンビニ(2022年(令和4年)4月30日閉店)や飲食店などの店舗も入居している。2024年(令和6年)11月には、駅前の空地に商業施設「(仮称)フォレストモール黒川駅前」が完成する予定である。
北口
南口
路線バスは駅前へ乗入れておらず、階段を降りて鶴川街道沿いの高架下にある「黒川」停留所が最寄りとなる。以下の路線が小田急バスと神奈川中央交通により運行されている。朝夕のみマイコンシティ区内社員向け送迎バスと桐光学園スクールバスが南口ロータリーへ乗入れる。
鶴川・柿生方面(鶴川街道・黒川駅側)
稲城・調布方面(鶴川街道・道路向かい側)
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