文殊院(もんじゅいん)は、東京都杉並区にある高野山真言宗の寺院。
1600年(慶長5年)、木食応其によって開山されたとしているが、実質的には勢誉の開山である。勢誉は徳川家康の帰依を受け、駿府に寺を創建したという。
江戸幕府開府に伴い、1627年(寛永4年)に江戸浅草へ移転した。その後、1696年(元禄9年)に麻布白金台町(現・東京都港区白金台)に移転した。
1920年(大正9年)、現在地にあった道林寺跡地を購入して、移転した。元々あった道林寺は現在、東京都町田市に所在する。
当院の本尊の弘法大師像は「安産守護の本尊」とされ、多くの女性の信仰を集めた。弘法大師像は杉並区内では珍しいという。
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