東福寺(とうふくじ)は、東京都豊島区にある真言宗豊山派の寺院。
概要
創建年代は不明である。1562年(永禄5年)、良賢によって中興された。元々は現在の文京区大塚に位置していたが、1691年(元禄4年)に現在地に移転した。明治初期に、大塚天祖神社の別当寺だった「福蔵寺」を合併した。
山門脇に、十羅刹女を祀る「十羅刹女堂」がある。これは元々、大塚天祖神社にあった小堂であったが、明治初期の神仏分離で別当寺の福蔵寺に移され、福蔵寺の合併で東福寺に移されたものである。
墓所等
- 国友善庵(水戸藩の儒者)
- 藤田幽谷の弟子で、弘道館の教授となった。
- 戸崎淡園(守山藩の儒者)
- 遅塚九二八久徳甲冑図碑
- 遅塚九二八は微禄の武士の身であったが、30年間にわたる節約の結果、立派な甲冑を購入し、有事に備えることができた。子々孫々にわたるまで、武士としての心構えを伝えたいという意図から、1824年(文政7年)に建てられた。
交通アクセス
脚注
参考文献
- 伊藤栄洪、堀切康司 著『豊島区史跡散歩 (東京史跡ガイド16)』学生社、1994年
- 「巣鴨村 東福寺/福蔵寺/十羅刹社」『新編武蔵風土記稿』 巻ノ16豊島郡ノ8、内務省地理局、1884年6月。NDLJP:763977/89。
関連文献
- 斎藤長秋 編「巻之四 天権之部 十羅刹女堂」『江戸名所図会』 3巻、有朋堂書店〈有朋堂文庫〉、1927年、31-33頁。NDLJP:1174157/20。
関連項目
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