妙典寺(みょうてんじ)は、東京都豊島区にある日蓮宗の寺院。
1616年(元和2年)、日観によって開山された。当寺は徳川家祈願所であったため、1634年(寛永11年)の江戸城拡張工事によって市谷に移転した際には、全て徳川家によって建てられている。
1908年(明治41年)に「妙行寺」と合併し、「妙行寺」と称して池袋に移転した。1911年(明治44年)に「妙典寺」に改称した。1945年(昭和20年)の空襲の被害を受け、また区画整理もあり、1949年(昭和24年)に現在地に移転した。
当寺は富士門流の法統であり、現在は日蓮宗の興統法縁会に属している。開山の日観が下条妙蓮寺16世住職だったことによる。明治以降は本門宗に属した。1941年(昭和16年)の旧日蓮宗(一致派)・顕本法華宗(日什門流、勝劣派)との三派合同で、新日蓮宗に属することになった。
戦後、下条妙蓮寺とその旧末寺の大半が日蓮正宗に合流したが、当寺は日蓮宗に残留、下条妙蓮寺旧末寺唯一の日蓮宗(興統法縁会)寺院となっている。
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