東国寺(とうこくじ)は、東京都台東区にある曹洞宗の寺院。
1613年(慶長18年)に開山された。当地には元々薬師堂があったが、ある日、江戸幕府第2代将軍徳川秀忠が鷹狩をした際に、この薬師堂で休憩をとることになった。秀忠は「この堂は寺か、それとも庵か?」と堂守に尋ね、「薬師堂にございます」と答えると、秀忠は「寺にせよ」と命じ、寺を創建することになった。山号の「浅草山」、寺号の「東国寺」は秀忠が命名したものという。
堂守の通天了達は、「上様の御上意」ということもあり、寺の創建に奔走し、大中寺第15世住職独歩秀作を開山として招いて寺を建てた。
当寺の本尊は釈迦如来である。薬師堂にあった薬師如来は、後に大火で焼失している。
1923年(大正12年)の関東大震災で焼失するまで、瓦には菊花紋章が使われていたという。
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