真龍寺(しんりゅうじ)は、東京都台東区にある真宗大谷派系の単立寺院(浄土真宗東本願寺派)。
第一の説では、鎌倉時代初期、源海によって開山された。源海は俗名「安藤隆光」といい、親鸞の弟子であった。武蔵国豊島郡荒木村(現・埼玉県行田市)に寺を創建したのが、当寺の起源である。1699年(元禄12年)に現在地に移転した。
第二の説では、1618年(元和4年)または正徳年間(1711年 - 1716年)、正安によって開山された。正安は俗名「安藤隆光」であった。元々は下谷に位置していたが、後に現在地に移転した。
江戸時代は、江戸城の紅葉山御殿の門を拝領して寺の門にするなど、大いに寺運興隆した。
明治時代になると、当寺は武家が檀家だったこともあり、寺運衰微を余儀なくされたが、その中で寺運回復を図ろうとしたのが、安藤正純である。正純は当寺住職のみならず、保守系ジャーナリスト・政治家としても活躍した。
墓地には、本草学者の田村藍水の墓がある。
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