新大久保駅(しんおおくぼえき)は、東京都新宿区百人町一丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)山手線の駅である。駅番号はJY 16。
当駅には環状線としての山手線電車のみが停車し、山手貨物線を走行する埼京線・湘南新宿ラインやその他の列車は停車しない。また、特定都区市内制度における「東京都区内」および「東京山手線内」に属している。
西武新宿駅 - 高田馬場駅間で並走する西武鉄道新宿線も、山手貨物線の東側を通過している。
山手線の単独駅は当駅と目白駅のみである。
JR東日本ステーションサービスが駅業務を受託している新宿統括センター(新宿駅)管理の業務委託駅。島式ホーム1面2線の高架駅である。改札口は2か所あり、そのうち1か所は出口専用(ICカード専用)となっている。
2021年3月28日には当駅舎の3・4階に「食」に関わる交流拠点「Kimchi,Durian,Cardamom,,,」が開業している。
当駅周辺に日本語学校が多くあり、通学する留学生の利用が多いことなどから、24カ国語で構内放送を流している。
(出典:JR東日本:駅構内図)
2022年(令和4年)度の1日平均乗車人員は43,552人である。JR東日本管内全体では関内駅に次いで第95位。
1990年代半ばから横ばいが続いていたが、2010年代から増加に転じている。大久保駅よりも当駅の方が利用者が多い。
近年の1日平均乗車人員の推移は下記の通り。山手線単独駅では最も利用者が多い。
駅前には大久保通り(東京都道433号神楽坂高円寺線)が通り、大久保駅まで約300メートル。駅西側の百人町は昔から楽器店が多い事で著名。駅東側は韓国コスメ、料理店や韓流グッズ店が連なる東京のコリア・タウンとして有名である。新大久保駅近くは、「ロッテ」という早稲田実業学校及び早稲田理工学部の前身を卒業した在日韓国人の辛格浩(日本名:重光武雄)会長が1947年に創業した日韓財閥系企業によって1950年に新宿工場が開業し、韓国人の労働者が集まり、コリアタウンとなった。1970年代から1980年代の新大久保地区は、特に済州島出身の在日韓国人たちが、戦争前後に職安通りや大久保公園周辺で民泊及び食堂を営業し、地域全体が徐々にコリアンタウンとしての地位を確立していった。ロッテの工場は新大久保での操業を通じて、2010年代まで多くの韓国人研修生が寮生活を送ることとなり、これが周辺地域に韓定食など料理店が増える重要な一因となった。例えば20世紀後半の「武橋洞」という韓国の料理店は、当時の韓国日報東京支社の記者だった佐野良一が頻繁に訪れていた記録がある。時間が経つにつれて、新大久保は飲食店やショップが連なる活気あるエリアとなり、特に2004年の冬のソナタブームによって「韓流」から2020年代まで流行し、韓国文化がさらに注目されるようになった。しかし、途中の2012年にはそのブームも一時的に減速し、焼肉店や商店が減少し、代わりに非韓国系料理店が増加したが、また日韓関係が回復し、2022年年末の調査によると、新大久保のコリアンタウンの店舗数は634店に達し、2013年の過去最大値である628店を上回り過去最多を記録している。新宿韓国商人連合会が行った実態調査により、上記の数字が明らかになった。この地域は現在も多くの焼肉、韓定食店や韓流グッズ店があり、ハングル表記も多く見られる。コリア・タウンが殆どではあるが、他のアジアの色々な地域の非韓国系料理店も立地する。
当駅西側大久保通り沿いに設置されている「新大久保駅前」停留所にて、都営バスの以下の路線が発着する。
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