名古屋市道名古屋環状線(なごやしどうなごやかんじょうせん)とは、愛知県名古屋市内を環状で結ぶ、主要地方道たる名古屋市の市道である。
概要
環状路線ではあるが一部区間(後述の重複区間を参照)が他の道路と重複しており、連続はしていない。東部の南北に走る区間の地下を地下鉄が並走するなど道幅も広く、全体的に交通量は多い。
英語での案内は内環状線を意味する「Inner Ring」となっているが、これは外側に環状2号と呼ばれる国道302号(名古屋環状2号線)や愛知県道59号名古屋中環状線、愛知県道451号名古屋外環状線があるためである。
路線データ
延長
- 総延長:34754.88m
- 重用延長:8560.14m
- 未供用延長:
- 実延長:26194.74m
- 規格改良済み延長:26194.74m
- 未改良延長:
重複区間
- 愛知県道225号名古屋東港線
- 国道23号(名四国道)
- 国道154号
- 愛知県道227号港中川線
- 名古屋市道金城埠頭線(金城ふ頭線)
- 愛知県道115号津島七宝名古屋線
- 国道22号
- 愛知県道15号名古屋多治見線
- 愛知県道55号名古屋半田線
橋梁
車道幅
- 5.5m未満:
- 5.5m以上:133.60m
- 13.0m以上:1050.48m
- 19.5m以上:25010.66m
路線状況
主な別名・愛称
- 全区間
- 環状線(名古屋市港区、中川区、中村区、西区、北区、東区、千種区、昭和区、瑞穂区、南区、港区)
- 港区
- 中川区
- 中村区
- 西区
- 北区
- 千種区
- 昭和区
- 瑞穂区
- 南区
- 港区
利用状況
- 交通量
地理
通過する行政区
- 全線が愛知県名古屋市
- 港区 - 中川区 - 中村区 - 西区 - 北区 - 東区 - 千種区 - 昭和区 - 瑞穂区 - 南区 - 港区
交差する道路
周辺施設
名古屋市の16区役所のうち、昭和、瑞穂、南の3区役所が名古屋環状線に面して設置されている。2022年までは中村区役所も面して設置されていたが、2023年1月に移転した。
中川区と中村区を結ぶ黄金跨線橋もこの道路上にあり、名四国道の寛政インターチェンジから黄金跨線橋まではこの道路はほぼ一直線である。
他の主な周辺施設は以下のとおり。
- 名古屋競馬場(弥富市に移転)
- 愛知県武道館
- 名古屋市立工業高等学校
- トヨタ産業技術記念館
- ナゴヤドーム(バンテリンドームナゴヤ)
- 千種郵便局
- 吹上ホール
- 昭和郵便局
- 名古屋市立大学病院
- 名古屋市博物館
- 名古屋市総合体育館(日本ガイシスポーツプラザ)
沿線に所在する主な鉄道駅
- 黄金駅(近鉄名古屋線)
- 太閤通駅(名古屋市営地下鉄桜通線)
- 栄生駅(名鉄名古屋本線)
- 黒川駅(名古屋市営地下鉄名城線)
- 志賀本通駅(名古屋市営地下鉄名城線)
- 平安通駅(名古屋市営地下鉄名城線・上飯田線)
- 大曽根駅(JR中央本線、名鉄瀬戸線、名古屋市営地下鉄名城線)
- ナゴヤドーム前矢田駅(名古屋市営地下鉄名城線)
- 砂田橋駅(名古屋市営地下鉄名城線)
- 今池駅(名古屋市営地下鉄東山線・桜通線)
- 御器所駅(名古屋市営地下鉄鶴舞線・桜通線)
- 新瑞橋駅(名古屋市営地下鉄名城線・桜通線)
- 本笠寺駅(名鉄名古屋本線)
- 笠寺駅(JR東海道本線)
- 東名古屋港駅(名鉄築港線)
1974年までは、東部の区間に名古屋市電(循環北線・循環東線・笠寺線・笠寺延長線・東臨港線)が敷設されていた。市電廃止から20年後の1994年に名古屋市営地下鉄桜通線の今池 - 桜本町の区間が地下に建設された。
ギャラリー
脚注
関連項目
- 名古屋市営地下鉄桜通線:今池駅 - 桜本町駅は、本市道の地下にある。
- 名古屋市営地下鉄名城線:黒川駅 - 大曽根駅は、本市道の地下にある。
- 名古屋市営トロリーバス:1943年(昭和18年)- 1951年(昭和26年)に存在したトロリーバス。全線が本路線上にあった。
外部リンク
- ウィキメディア・コモンズには、名古屋市道名古屋環状線に関するカテゴリがあります。
. Source: