築地塀

築地塀（ついじべい）とは、泥土をつき固めて作った塀。単に「築地」（ついじ）ともいう。

概要

石垣の基礎に柱を立てて貫を通した骨組みを木枠で挟み、そこに練り土を入れて棒でつき固める「版築」という方法で作られる物が多く、塀の上に屋根として簡便な小屋組を設け、瓦や板などで葺いたものも多くある。

古来より公家の邸宅や寺院、官舎などに特に見られ、今でも御所や寺院などで見られる。規模の大きい物は「大垣」と呼ばれ、平城京の南面の築地塀は高さ12メートルに達したといわれている。寺では定規筋という白い横線を入れた筋塀を築き、5本（五条）を最高位にして寺格を表すようになった。

関連項目

• 塀
• 壁
• 土塀
• 塀 (城郭)
• コンクリートブロック
• 築地 (曖昧さ回避) - 地名や苗字に残る築地
• 猿ヶ辻
• 大谷石

• 柵
• 垣根

• 襖
• 障子
• 蔀戸

1. 塀 (城郭)
2. 讃岐国分寺
3. 築地本願寺
4. 東本願寺
5. 志波城
6. 秋田城
7. 棟門
8. 鬼門
9. 塀
10. 多賀城
11. 国衙
12. 金剛寺 (河内長野市)
13. 版築
14. 胆沢城
15. 京都御所
16. 桂宮
17. 清涼殿
18. 土手
19. 伊勢国分寺跡
20. 続日本100名城