『JUNK BOY』(ジャンクボーイ)は、国友やすゆきによる青年漫画。双葉社の『週刊漫画アクション』で1985年から1989年に連載されていた。これを原作として1987年に同名でOVAも作られた。
タイトルには「THE INCREDIBLE GYOKAI VIDEO」という副題が付いた。
原画のメンバーが豪華である。マッドハウスの中核をなすアニメーターだけでなく、外部から西島克彦、梅津泰臣が参加している。なかでも劇中に入るお遊びのCMには川尻善昭が参加、さらにこの部分のナレーションを原作者の国友やすゆき自身が担当している。この作品は、アーツプロの音響監督、本田保則が初めてマッド作品に関わった作品でもある。この後、マッドハウスのOVA作品は飛躍的に本数が増えて行く。
主人公、山崎良平のあこがれの業界、ポテトボーイ編集部。その面接の当日に遅刻すれすれに登場した良平は、面接官のひとりである織田由貴を見て、イイ女だと妄想をたくましくし、あろうことか勃起。その大胆ぶりを買われ即採用。翌日あこがれの業界へ足を踏み入れるが、本社ビルの渡り廊下の先にあるボロボロの編集部に愕然とする。が、すぐにヌード撮影の助手としてワクワクしつつ撮影現場に向かう。被写体である、かつてのアイドル神田美香のやる気のなさに怒る良平は、アイドル時代のあの輝きを熱く語る。それに感動した彼女は、俄然悩殺ポーズを連発する。気を良くした良平はソープの取材を買って出る。ソープの取材で指名したマリアンこと沢本亜樹に惚れた良平は、彼女が超有名な体当たり実体験ルポライターだと後で知る。業界にあこがれ、しかし業界のことを何も知らない良平だった。ふとしたことから、亜樹が愛に感じたことが無いことを知り、勝手にかわいそうと彼女を口説きまくる、がその結末は…。明るく楽しく爽やかな恋愛を描く業界トレンド人間、山崎良平の物語の始まり。
作品の関係者などが1シーン程度に声をあてるという趣向が盛り込まれた。
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