『ウルトラQ dark fantasy』(ウルトラキュー ダークファンタジー)は、円谷プロダクションが制作した、特撮テレビドラマ。1966年に放送された『ウルトラQ』のリメイク作品である。
2004年4月6日から同年9月28日までテレビ東京をキー局に放映された。その他、各地の地方局(主にテレビ朝日系列局)や専門チャンネルのアニマックスでも放映された。ウルトラシリーズ初の深夜放送であり、『ウルトラQ』では初の全編カラー&16:9レターボックス制作となる。
『Q』の新作製作は円谷映像(現円谷エンターテインメント)社長の円谷粲の発案によるもので、円谷粲が円谷映像で製作した『ウルトラQ ザ・ムービー 星の伝説』以来の悲願であった。企画は円谷プロダクション、テレビ東京、エイベックスなどからなる製作委員会方式で進められた。当初は『ウルトラQ The Midnight』というタイトルで、深夜放送を意識したホラーテイストの強い内容であった。
1話と16話を除き各話の繋がりがほとんどなく、原則として1話ごとに独立したオムニバスSFドラマとなっている。また、シリーズコンセプトとしては『Q』が怪獣モノとなる以前(『UNBALANCE』)に当初企画していた怪奇SFとしての面をクローズアップしており、全編を通してもいわゆる巨大怪獣はあまり登場せず(第1話と第16話のガラゴン、第8話のサビコング、最終話のレキューム人くらい)、等身大の怪人や怪物、あるいは幽霊や妖怪のようなものといったオカルトチックな存在が引き起こす超常現象を描いた話が主で、事件がほとんど解決せず謎のまま終わるラストが多い。
本作品以降のウルトラシリーズにレギュラー出演することとなる宍戸開、内山眞人、桐島優介、堀内正美らがそれぞれゲスト出演している。
監督には『ウルトラQ ザ・ムービー 星の伝説』の実相寺昭雄や『ザ・ムービー』の初期段階で参加予定であった金子修介などが参加している。シリーズ構成は『Q』を手掛けた上原正三が務めた。
円谷プロダクションから委託された円谷映像が制作をしていたが、後に円谷映像の企画料未払いなどの問題が起こっている(円谷エンターテインメント#訴訟参照のこと)。
※役名はクレジット表記およびDVDの解説による。
※登場怪獣についてはウルトラQ dark fantasyの登場怪獣を参照。
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