南国市(なんこくし)は、高知県の市である。高知県の中東部に位置し、県庁所在地の高知市の東に隣接する。1959年(昭和34年)市制施行。
四国山地が尽きて高知平野が開ける場所に当たり高知県の空・陸の玄関口となっている。高知龍馬空港があり、鉄道は土讃線・とさでん交通・土佐くろしお鉄道が走る。また道路では高知自動車道が走り、北部四国方面からの国道32号と室戸岬方面からの国道55号、徳島方面からの国道195号が交わる交通の要衝である。
しばしば「なんごくし」と誤読され、高知自動車道の南国サービスエリアも読みは「なんごく」である。
市名は『城東市』『嶺南市』『香長市』『後免市』『南海市』『南国市』の6つの候補の中から選ばれた。なお、国を「こく」と読むようにしたのは、「ごく」=「獄」につながるのを避けることも考慮された上だったという。
北部は四国山地の南端に位置し、自治体域の約半分が山林となっている。また南部は高知平野が広がり、太平洋に面して東西約8キロメートルの海岸線を有する。香南市との境に物部川が北から南に流れ太平洋に注いでいる。また国分川や野中兼山の新田開発によって作られた舟入川が市の中央部を東から西に流れ、高知市で浦戸湾に注いでいる。
名称中「○」があるものは住居表示実施済みを表す
高知県全体の人口動態と比較すると、人口減少、高齢化は比較的穏やかである。県内第2位の人口を誇るが、各都道府県内の人口第2位の都市としては全国最少であり、47市区で唯一、市制施行に必要な人口である5万人を下回っている。
高知自動車道・高知龍馬空港などの交通インフラの充実していることや高知市と近いことから企業の進出が活発に行われている。
市の中心となる駅:後免駅
同市は日本の路面電車が走る市の中でもっとも人口が少ない。
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