『モンスターハンター』(Monster Hunter)は、2004年にカプコンから発売されたPlayStation 2(PS2)用ハンティングアクションゲーム、およびそのシリーズ作品。この記事では『モンスターハンター』と、続編である『モンスターハンターG』、『モンスターハンター2(ドス)』、『モンスターハンター3(トライ)』、『モンスターハンター3(トライ)G』、『モンスターハンター3G HD Ver.』、『モンスターハンター4(フォー)』、『モンスターハンター4(フォー)G』、『モンスターハンタークロス』『モンスターハンターダブルクロス』『モンスターハンターワールド』『モンスターハンターライズ』について扱う。
この項目では以下の略称を用いる。
モンスターハンターシリーズ(以下MHシリーズ)はPSO(ファンタシースターオンライン)と同様、基本的にオンラインプレイ前提のゲーム設計となっているが、シリーズ第一作目のオフラインモードはオンラインに力が入りすぎたがためにボリューム不足だった。そのため次回作のMHGではオフラインモードでもじっくりプレイできるように、全体的にボリューム増加(クエスト、訓練所、武器等の追加など)がなされた。この流れが、後にオフライン前提の作りとなっている『モンスターハンターポータブルシリーズ』へと繋がっていくことになる。その後MHGのほぼ全ての要素を引き継ぎながらも多数の新要素を取り入れたMH2をベースとし、さらにオンラインに特化したMOアクションである『モンスターハンター フロンティア オンライン』が2007年に誕生した。
2009年に『モンスターハンター3』がWiiに登場。『新たなMHの原点』と謳い、水中フィールドの導入など大胆な変更や新規要素の大量追加などが行われた。2011年には携帯型ゲーム機のニンテンドー3DS用にアップグレード版『モンスターハンター3(トライ)G』が発売された。
据置機版『モンスターハンター』のオンラインモードのうち、PS2版およびWii版は有料サービスである。Wii U版は無料。
2004年3月11日発売のPlayStation 2用ソフト。『ファンタシースターオンライン』のシステムをモチーフとし、シリーズ第1弾として発売された。発売前は、プレイヤーや各メディアからそれほど注目を受けていなかったが、口コミで人気が高まった。発売からしばらくの間、サーバーの能力不足によるサーバーダウンが起き、サーバー増強を繰り返していた。初代に当たる本作は、通称「モンハン」、タイトルの末尾にシリーズ表記がないことからプレイヤーの間では「無印」とも呼ばれている。
オフラインではココットという辺境の村、オンラインではミナガルデという大きな街を拠点とし、「森と丘」や「砂漠岩地」など、特色豊かな狩場へと赴く。武器は「片手剣」「大剣」「ランス」「ハンマー」「ボウガン(ヘビィ/ライト)」の5種類。防具のスキルシステムは数値累積ではなく、同一モンスターの名を冠した防具を統一して着用すると発動する仕組み。例外として、別系統の防具でも、特定の組み合わせでスキルが発動するものも存在した。
テレビCMの終わり方は、ハンドル式の肉焼き機(ロティサリー)を使って焚き火で肉を焼き「上手に焼けました〜」というゲーム中実際に入るセリフが流れるというもので、開発陣の談話では、「CMで肉を焼いているゲームください」と注文する購入者がいたと語られている。
2005年1月20日にPlayStation 2版が発売。前作の好評を受け、製作された続編である。カプコンでは「『MH』の廉価版を出す」という案があったが、ただ単にThe Best版として発売することに抵抗があったといわれる。同時期、北米版のローカライズをしていたスタッフの1人が「双剣」のモーションを持ち込んだことで「『MH』の廉価版」ではなく「『MH』のアップグレード版」を作ることになった。
新モードである「訓練所」が導入され、新たな武器「双剣」の導入に加え既存カテゴリにも多数の武具を追加した。加えて防具の組み合わせにより発動するスキルの発動条件が、特定防具の組み合わせではなくスキルポイントの合計に変更されるなどの変更や調整が行われた。
また、オンラインモードのクエストにハードクエストのさらに上の段階に当たる「G級クエスト」が追加され、今作には通常と体色の異なる亜種、希少種のモンスターが多数登場した。
2009年4月23日に発売されたWiiへの移植版。『MH3』の体験版を同梱する。移植はエイティングが担当した。クラシックコントローラ専用であることからオリジナル仕様のギルドの紋章付きクラシックコントローラを同梱した「スターターパック」も数量限定で発売された。
2006年2月16日発売のPlayStation 2用ソフト。『MHG』の世界観を受け継ぎつつ、舞台となるフィールドとモンスターが増加し、従来の飛竜を超える存在としての古龍の追加、加えて昼夜および季節という時間経過の概念が導入された。「太刀」「狩猟笛」「ガンランス」「弓」の4種類の武器が追加され、これまで大剣として分類されていた刀型武器の一部が太刀に再分類された。防具の強化が行えるようになっている。
タイトルのドス(Dos)はスペイン語で2を意味する。開発中タイトルを決定する際に、前作で通常の物より強いモンスターを意味した「ドス」にあやかり『ドスモンスターハンター』にする案と、『モンスターハンター2』にする案が対立し、結果的に『モンスターハンター2』と書いて2をドスと読ませるかたちとなった。
なお、本作は日本でのみ発売された。
オフラインでは「ジャンボ村」が拠点となり、条件を満たせば以前の拠点だったココット村へ行くこともできる。オンラインでの拠点は「ドンドルマの街」。ゲーム内の時系列は『MHG』、『MHP』よりもさらに後の位置づけとなる。また、USBケーブルを用いて『MHP』と連動させることにより、特別なクエストを出現させたり、武具の生産レシピが追加されるといった特典がある。
『MH』から継続して批判されていた、壁際に追い詰められた際などのカメラワークの悪さは改善されていないが、風圧に背を向けていると引き寄せられてしまう現象については改善されている。
一方通行や必ず毒状態になってしまうエリア間移動の存在、季節によりいける狩場の変動、昼夜により行けるエリアの変化、さらに大型モンスターは5分経つと必ずエリア移動するなど、プレイヤーが不利になるシチュエーションが多々ある。
ソフト単品のみの通常版に加えて、フィギュアなどのグッズを同梱した「DXハンターズボックス」が発売された。
2009年8月1日発売のWii用ソフト。シリーズで二つ目の、任天堂製ハードで発売されたソフト。当初はPlayStation 3向けに発売が予定されていたが、Wiiへの移行に伴いPS3版は開発中止となった。
今作は『新たなMHの原点』を目指したMHであり、そのため今作から追加された新規要素が非常に多く盛り込まれており、さらにシリーズ第1作目からの影響が色濃かった『MH2』および『MHP2』シリーズや『MHF』から大胆に変更された箇所がかなり多い。
種類は、ソフト単品のみの通常版に加えて、本作と同時発売のクラシックコントローラPRO(色はシロまたはクロ)を同梱した「クラシックコントローラPROパック」、特典映像入りDVDやグッズを同梱した「LIMITED EDITION」(e-CAPCOM専売)、Wii本体とクラシックコントローラPRO(いずれも色はクロ)を同梱した「スペシャルパック」が発売された。
基本的な操作方法はWiiリモコン+ヌンチャク(フリースタイル)で、リモコンを傾けながらボタンを押すなどの操作が可能。その他クラシックコントローラにも対応しており、前作以前からプレイしてきたユーザー向けの操作方法である。また、クラシックコントローラでの操作スタイルは2種類用意されており、PS2やPSPに近い操作スタイルに設定することができる。
日本でのシリーズの評価や、Wii用ソフトとして貴重なコアユーザー向けタイトルのため、海外での販売およびプロモーションはプラットフォームである任天堂が全面的なバックアップを行った。海外版はオンラインモードが無料であり、Wiiスピークを用いたボイスチャットに対応しているなどの、変更点がある。また、クラシックコントローラPROなどに加えてWiiスピークなども加えた同梱版パックも販売された。
舞台となるのは『MH』『MH2』の舞台ではなく「孤島」という設定である。公式上の設定では「旧大陸」と「新大陸」といった区別はない。新たなフィールドや既存の種とは異なる生態系を持つモンスターが登場し、「ラギアクルス」や「クルペッコ」、「ロアルドロス」、「ボルボロス」などの新モンスターが多数追加された。その一方で過去の作品に登場していたモンスターのほとんどが今作に登場しないなど、大幅なイメージチェンジがなされている。なお、リオレイアやディアブロスなど従来から登場していたモンスターにも新モーションが追加された。
オフラインの拠点は海に接した「モガの村」で、貿易船との物々交換や狩猟船への漁の依頼が追加されている。後背地には「モガの森」があり、クエスト外での狩猟や採掘・収集が可能。地震で被災したモガの村に派遣されたハンターが、狩猟を通して村の復興に関わりつつ、地震の原因となったモンスターを村人たちの協力を受けて討伐するというストーリーとなっている。オフラインの闘技場モードでは、最大2人同時で遊ぶことが可能であり、2人同時プレイ時は画面が上下に分割される。オンラインの拠点は砂漠の中心にたたずむ街「ロックラック」で、今までの据え置きシリーズのオンラインのように多数の大きな施設が設置されている。また、オンラインで受注できるクエストのボリュームは村よりはるかに多く、特に上位クエストは難易度が高いものが多い。
今作の最大の特徴は、水中を泳ぐことが可能になったことである。これにより、水中でのモンスターの狩猟などが可能になった。水中での狩猟は陸上よりも複雑かつ非常にスリリングなものとなっており、陸上とはまた違った水中ならではの魅力を堪能することができる。また、水中フィールドの導入によって狩猟の面白みや奥深さが大幅に増した。さらに水中に潜った際に「酸素ゲージ」というゲージが表示され、水中に潜り続けると酸素ゲージが減少し続け、さらにゲージが0になると体力がジリジリ減っていく仕様になっている。減少した酸素ゲージを回復させるためには、水面上に顔を出すか、気泡に触れるか、今作から新たに登場した「酸素玉」や「増息薬」を使用するかのいずれかをしなければならない。
その他モンスター同士の敵対、モンスターの同期、ボス級モンスターのスタミナの概念など、リアリティをより強化する演出が導入された。批判があった壁際のカメラワークの改善や、回避アクション時に進行方向反対へ若干カメラが向くなどの変更もされている。
『MHP2G』で導入されたシングルプレイでアイルーをクエストに同行して協力させるオトモアイルーと同様なシステムがあり、今作ではアイルーの代わりに奇面族の子供チャチャをクエストに同行し、オトモアイルーにほぼ近い感覚でプレイすることができる。チャチャは多数の仮面を付け替えることができ、それによって特殊能力が付加されたり、ソロプレイ中のチャチャの台詞も変化する仕組みになっている。
無印の武器5種と太刀に加え、今作から新たに「スラッシュアックス」が追加された。このスラッシュアックスの特徴は、「斧モード」と「剣モード」の2種があり、この2種の形態を戦況に応じて切り替えながら攻撃を行なうことが可能なことである。また、本武器種専用攻撃として属性ビンのエネルギーを放出することによって絶大な威力を放つことができる「属性解放突き」がある。
従来からある武器には、新たな動作の追加や変更が加えられている。
ボウガンは一部を除き、従来の一体型の武器ではなく、フレーム、バレル、ストックの3つのパーツを組み合わせて使用する方式に変更され、パーツの重量により「ライト」「ヘビィ」、新たな階級「ミドル」と区分されるようになった。さらに複数の弾が追加されており、切断属性により尻尾の切断が可能な斬裂弾、モンスターのスタミナを減らす減気弾、火炎放射を放つ竜撃弾などがある。
ファミ通の新作ゲームクロスレビューではWii用ソフトとして3番目の40点満点を獲得した。
販売本数は115万本で、これはWii用サードパーティータイトルでは国内最高の本数となり、Wii用サードパーティータイトルで初めてのミリオンセラーとなった。また、これによりモンスターハンターシリーズ累計出荷本数も1000万本を達成している。
海外では、他の『モンスターハンター』シリーズの海外版と同様国内より大きく下回る売り上げ結果とはなったが、従来シリーズと比較して良好な売り上げ・評価を得ている。
2011年12月10日に発売されたニンテンドー3DS用ソフト。当初は『MH3』の携帯機版として企画されたが、提示した追加要素が多かったことからアップグレード版を意味する『G』がタイトルに付加され、最終的にはさらに内容がボリュームアップされた。3DSの下画面(タッチスクリーン)にマップやアイテムポーチなどが移動できるパネルカスタマイズ機能が搭載され、仮想の十字ボタンや、大型モンスターに視点が向くターゲットカメラも追加可能。また、拡張スライドパッドにも対応している。
オリジナルデザインの3DS本体同梱のスペシャルパックや拡張スライドパッド同梱版が同時発売された。e-CAPCOM限定でハンターフィギュア(ラギアクルス装備)とのセット予約販売も行われた。
2011年9月13日より『おはよう忍者隊ガッチャマン』とのコラボレーションアニメが公式サイトなどで配信された。2011年12月21日には出荷本数が、2012年1月には実売でも100万本を突破し、初のサード製3DSミリオンタイトルとなった。
2012年3月17日には、3DS本体(コスモブラック/フレアレッド)を同梱した「モンスターハンター3(トライ)G はじめてハンターパック」が、2012年11月1日には3DS LL本体(ブラック)に本作のダウンロード版をプリインストールした「ニンテンドー3DS LL モンスターハンター3(トライ)G パック」が発売された。
ゲーム内には特定の手順を踏むと「剣聖のピアス」と「増弾のピアス」が入手できなくなるバグが存在する。これに関しては2012年5月16日よりニンテンドーeショップにて修正プログラムが配信されている。
2012年11月15日に廉価版『モンスターハンター3(トライ)G Best Price!』が、12月6日にはダウンロード版が発売された。ゲーム内容は通常版と同じである。
2013年2月21日にはWii Uソフト『ニンテンドー3DS版モンスターハンター3G・パケットリレーツール』が配信開始された。有線LAN接続のWii Uで同ツールを立ち上げることで、モンスターハンター ポータブルシリーズのアドホック・パーティー同様に、3DS版でもインターネット通信を利用した協力プレイ(無料)が可能となる。Wii U GamePadのマイクでのボイスチャットに対応。
日本国外では『MONSTER HUNTER 3 ULTIMATE』(略称は『MH3U』)というタイトルで、下記のWii U版と同時発売となる。
『MH3』をベースに、『MHP3』で追加されたモンスターの大半とフィールド「渓流」、「ブラキディオス」などの新モンスターや亜種モンスターが追加されたほか、過去の作品に登場していた「ガノトトス」が復活している。武器は『MH3』で登場した8種類に加えて、『MH3』では登場しなかった狩猟笛・ガンランス・弓・双剣の4種類が追加され、『MHP3』と同じ計12種類の武器を全て使うことができるようになった。一方、ボウガンは『MH3』にあったミドルは削除されて、ヘビィ/ライトの2種に戻されているが、リミッター解除という新機能が追加された。新属性として「爆破」が追加されたほか、龍属性やられの仕様が変更されている。
モガの村にも上位クラスのクエストが追加された。『MH3』のクエストに『MHP3』の一部モンスターを加えるなどして再構成したものが下位クラスのクエストとなっている。プレイ開始当初は夜のモガの森に行けず、上位クラスクエストが受注できるようになると森に入る際に昼夜を選択できるようになる。マルチプレイの拠点は交易の中継地である「タンジアの港」に変更となり、G級クエストが追加された。サブクエストは削除されている。
新たにクエストを同行するチャチャのライバルにして旧知の仲「カヤンバ」が登場し、シングルプレイではチャチャとカヤンバを連れていくことができる他、『MHP3』と同じように2人プレイのときに別々に連れて行けるようになった。
2012年12月8日に発売されたWii U用ソフト。『MH3G』をHD化してWii Uに移植したもの。新ハードのロンチタイトルとなるのはシリーズ初。第一報は2012年9月13日の「Nintendo Direct Wii U Preview」において発表された。
セーブデータは『MH3G』と共有可能であり、ローカル通信で『MH3G』との協力プレイも可能である(最大3台まで接続可能)など、『MHP3』に対する『MHP3HD』の位置づけに近いが、エミュレーションでPSPのソフトをPS3で走らせていた『MHP3HD』とは違い、Wii Uの機能を活かしてプログラムを組んだ移植作品であり、テクスチャーが張り替えられているほか、テキストなどの画面レイアウトもHD表示に合わせて最適化されている。また、インターネット通信を利用した協力プレイ(無料)も可能となった。『MH3G』のダウンロードクエストは最初から収録されている。
Wii U本体(プレミアムセット)とWii U PROコントローラー(kuro)を同梱した「モンスターハンター3G HD Ver. Wii U プレミアムセット」もパッケージ版と同時発売。こちらは任天堂が販売を担当した。
2012年12月27日より、ダウンロード版がニンテンドーeショップにて発売。必要容量は6.2GB以上。2013年2月19日より機能アップデート第1弾を実施。新たにボイスチャットやUSBキーボードに対応したほか、3DSの拡張スライドパッド同様にWii U GamePadのZL / ZRボタンでの視点操作も可能になった。2013年3月26日より機能アップデート第2弾を実施。Wii U GamePadのみでのプレイ(テレビなし)も可能になった。
2013年9月14日に発売されたニンテンドー3DS用ソフト。略称は『MH4』。本来は同年3月に発売予定であったが、機能追加などの理由から2013年夏に発売を延期した。2011年9月13日の「ニンテンドー3DSカンファレンス 2011」において、コンセプト映像(開発機によるプレイアブル映像である)が発表された。同映像は『MH3G』に特典映像として収録された。『2』と『3』のタイトルナンバーは特殊な読み方をしていたが、本作の「4」は英語と同じく「フォー」と読む。MH4のゲームソフトとオリジナルデザインのニンテンドー3DS LLのセットになった同梱版が数量限定で発売された。
フィールドに段差や傾斜をつけたり、シングルプレイの拠点を村ではなく移動するキャラバンにするなど、さまざまな変更点が加えられている。「ゴア・マガラ」などの新モンスターや「イャンクック」などの旧作からの復活モンスターが登場する。一方で『3』『3G』に登場した大型モンスターはジンオウガなど一部のみ続役登場程度となっており、それ以外のモンスターは素材での登場のみとなる。モンスターが「狂竜ウイルス」に感染するようになり、ハンター自身にも感染して狂竜症というデメリット効果を引き起こしたり、感染中にモンスターへの攻撃を行い続ければ逆に会心率が一定値あがるメリット効果を生む。
ガイドブック
コミック
CD
2014年10月11日に発売されたニンテンドー3DS用ソフト。略称は『MH4G』。日本国外で2015年2月13日に発売された『MONSTER HUNTER 4 ULTIMATE』(略称は『MH4U』)は本作の日本国外版にあたる。『MH4』をベースに「セルレギオス」などの新モンスター、「旧砂漠」、「戦闘街」などの新フィールドが追加されたアップグレード版。『MH4』のセーブデータをほぼ引き継げる。 モンスターハンター2のオンラインの活動拠点だったドンドルマも登場。上位クエストはドンドルマ、G級クエストは大老殿から受けることができる。
狂竜ウイルスによる感染を克服した「極限状態」が追加される。
2015年11月28日に発売されたニンテンドー3DS用ソフト。本作のメインモンスターは「ディノバルド」、「ライゼクス」、「ガムート」、「タマミツネ」の4体。オフラインの拠点は新たに登場した「ベルナ村」に加え、過去作の舞台となった「ココット村」、「ポッケ村」、「ユクモ村」も登場する。また『4』で一部しか登場しなかった『3』『3G』の大型モンスターを含め、過去作品に登場したモンスターも多数復活している。
本作の新要素として、各々のハンターの個性を強くするシステム「狩猟スタイル」と、ハンターが使える大技「狩技」が追加された。使える狩猟スタイルは、バランスがとれた「ギルドスタイル」、狩技を多く使える「ストライカースタイル」、空中から攻撃できる「エリアルスタイル」、ジャストアクションを駆使して反撃する「ブシドースタイル」の4種類。使える狩技は「武器固有で使える専用技」と「武器の種類に関係なく使える共通技」の2種類に分類される。
また、オトモアイルーを操作できる「ニャンターモード」も登場する。ニャンターはハンターと違い体力がなくなっても、「モウイチドングリ」があればすぐに復活することができる。ニャンター専用のクエストも本作では登場する。
2017年3月18日に発売されたニンテンドー3DS用ソフト。本作のメインモンスターは、通常種と比べ異形な角を持つ「鏖魔ディアブロス」、天彗龍と呼ばれる大型の古龍種である「バルファルク」の2体。ラスボスとも言える「アトラル・カ」も新しく追加された。また、鏖魔ディアブロスだけでなく多くの二つ名も追加された完全なるクロスのパワーアップ版。そして新たな狩猟スタイル、攻撃を受け流すことのできる「ブレイヴスタイル」、錬金アイテムを使い狩りを支援する「レンキンスタイル」が追加された。各武器に一つずつ、狩技が追加され、「SP狩技(スタイルパワーアップ狩技)」も登場した。
Nintendo Switch移植版。2017年8月25日発売。3DS版未発売の海外では2018年8月28日に発売された。
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