森次 晃嗣(もりつぐ こうじ、1943年3月15日 - )は、日本の俳優。旧芸名、森次 浩司(読み同じ)。本名、森次 浩三(もりつぐ こうぞう)。
北海道滝川市出身。滝川商業高等学校(現・北海道滝川西高等学校)卒業。オスカープロモーション所属。
滝川市の土木建設業のまとめ役で元滝川町議会議員の父の次男として生まれる。
1961年、高校卒業後に上京。様々なアルバイトやモデル活動をしながら俳優を目指し、1965年のテレビドラマ『青春をぶっつけろ』でデビュー。
1967年には、円谷プロ制作『ウルトラセブン』の主役オーディションに50名の中から選ばれ、モロボシ・ダン役を演じて年少ファンの人気を得た。その後、現代劇から時代劇まで、テレビ作品、映画などに幅広く出演。
1969年、松竹と専属契約を結び、井上梅次監督の『夕陽の恋人』で本格的に映画デビュー。1972年にフリーとなり、増村保造監督『音楽』(ATG)に助演。1976年には、日活労働組合が制作した岡本孝二監督『新・どぶ川学級』に、貧しい子どもたちに無償で勉強を教える先生役で主演を務めた。
テレビドラマでは、1971年にボウリングブームのさなかで制作された『美しきチャレンジャー』において、新藤恵美が演じた主人公のコーチ役で出演。この作品をきっかけにボウリングの腕が上達し、『スター対抗ボウリング大会』で最優秀個人賞を獲得したという。1974年には円谷プロからの出演依頼を受け、『ウルトラマンレオ』で再びダン役でレギュラー出演。1981年、大川橋蔵主演の長寿ドラマ『銭形平次』では、平次の上司である同心・矢吹圭一郎役を演じ、2年間レギュラー出演した。そのほか、NHK大河ドラマにも、『天と地と』(1969年)の北条氏政役、『太平記』(1991年)の細川顕氏など複数の作品に出演している。
2004年には、東映の平成仮面ライダーシリーズ『仮面ライダー剣』で悪役・天王路博史役で出演。特撮ドラマではダンのイメージが強かったが、「また全然違った役を演じるのもいいかな」と思い、出演を承諾したという。
当初、芸名は森次 浩司(もりつぐ こうじ)だったが、当時自宅が近所同士でもあり、占いに凝っていた萬屋錦之介・淡路恵子夫妻の勧めで1973年に今の芸名に改めた。
俳優業の傍ら、1987年から神奈川県藤沢市鵠沼海岸でカフェレストラン「JOLI CHAPEAU」 (ジョリー・シャポー、#外部リンクを参照)を経営しており、在店時には自らシェフとしてハヤシライスを調理している。店内ではウルトラアイなどウルトラセブングッズの販売、定期イベントとしてジャズ・シャンソンのライブ、ウルトラ関連のファンミーティングなども行われている。
現在はオスカープロモーションに所属。1997年9月、神奈川県に個人事務所「森次晃嗣事務所」を設立し、タレント業と並行してウルトラ関連グッズの製造販売やイベントの開催運営なども手掛けている。円谷プロとの業務提携により、ヒーローショー、アトラクションやウルトラ関連イベントの開催運営事業に参入。2002年4月、業務拡大に伴いイベント事業部を「有限会社 森次エンターテインメント」と改称し、森次晃嗣事務所関連企業として独立している。
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