松井 繁(まつい しげる、1969年11月11日 - )は、大阪府吹田市出身のボートレーサー。登録第3415号。
大阪府吹田市南吹田出身。上に兄が一人いる。父親は寿司屋を経営していたが、本人は「包丁持つのも苦手」だとして、家業を継ぐ気は全く無かった。中学・高校時代はテニスをしていたが、目立つ選手ではなかったという。北陽高等学校在学時は将来の進路を見い出せず、大学や専門学校を数校受験するつもりでいたが、競艇選手の募集に応募したところ合格。北陽高等学校を卒業後に本栖研修所(現・ボートレーサー養成所)に入所する。なお競艇選手を志した経緯については、「父親が知人から競艇選手養成所の募集案内を渡されたのをきっかけに養成所にも出願した」、「父親の寿司屋の従業員から「ボートレーサーに向いてるんじゃないか?」って勧められた」など、文献によって異なる記述が見られる。
松井によると、養成所時代は同期生の中でも転覆が抜きん出て多く、いつ養成所を退学になるか恐れる日々を送っていたという。しかし同期生の應治千代美によると、養成期間の後半に入り実戦形式の研修を行うようになると、松井は服部幸男とともにトップクラスの成績を収めるようになったという。その後、1989年3月24日に選手登録をする。
1989年5月、地元住之江競艇場にてデビュー。デビューから半年でB1級に昇級し、その1年後にA級に昇級した。なお本人によれば、デビューから数年は試行錯誤を繰り返していたものの、1995年5月に住之江で行われたオール大阪戦(ラピートカップ)で「ようやく納得のいくモンキーターンができた」ことで、競艇選手としてやっていける自信が固まったという。
2008年9月12日、福岡チャンピオンカップ初日のドリームレースで1着に入り、公営競技史上初の生涯獲得賞金25億円を突破。
2009年7月14日、津競艇場での「G1モーターボート大賞」で1500勝達成。
2009年10月13日、尼崎競艇場での「全日本選手権」で初優勝、悲願の競艇ダービー制覇を果たした。
2009年12月23日、賞金王決定戦競走V3を果たし、SG競走V10を達成した。
2011年9月8日、鳴門競艇場での「G1大渦大賞」にて優勝。史上12人目となる、通算100回目の優勝を果たした(うちSG10勝、GI45勝)。
2011年12月25日、住之江競艇場での「第26回賞金王決定戦」にて2着となり4500万円を獲得。公営競技史上初の生涯獲得賞金30億円突破を果たす。
2023年6月1日現在、公営競技史上初の生涯獲得賞金40億円突破を果たしている。
2023年1月15日現在、G1通算58勝。全24場中22場でG1タイトルを獲得している。未優勝は江戸川競艇場と徳山競艇場のみ。
優勝数6回
優勝数44回
Owlapps.net - since 2012 - Les chouettes applications du hibou