ウィリー・ウィルソン(Willie James Wilson, 1955年7月9日 - )は、アメリカ合衆国アラバマ州モンゴメリー出身の元プロ野球選手(外野手)。右投両打。
1974年のMLBドラフト1巡目(全体18位)でカンザスシティ・ロイヤルズから指名され、入団。
1976年9月4日にメジャーデビュー。
1979年にレギュラーに定着。83盗塁(球団記録)を記録し、盗塁王を獲得。
1980年は133得点、230安打(いずれも球団記録)を記録。シルバースラッガー賞を受賞した。また、チームはア・リーグ優勝を果たした。
1982年は打率.332で首位打者を獲得。MLBオールスターゲームにも初選出された。
1983年オフにコカイン所持の容疑で逮捕。11月17日に有罪判決を受け、元チームメイトのバイダ・ブルー、ジェリー・マーティンとチームメイトのウィリー・エイキンズと共に懲役3ヶ月を言い渡された。MLBコミッショナーのボウイ・キューンから1年間の出場停止処分を受けたが、その後に処分が見直されて1984年5月15日に復帰した。
1985年、21三塁打(球団記録)を記録。チームはワールドシリーズを制覇。1987年、通算500盗塁を達成。
1991年、オークランド・アスレチックスに移籍。通算2000本安打を達成した。1993年にシカゴ・カブスに移籍したのち、1994年に現役引退。
1970年代後半から1980年代前半にかけてのジョージ・ブレットとともにカンザスシティ・ロイヤルズの黄金期を支えた、球団史上最高のスピード・スター。通算668盗塁はMLB歴代12位。ロイヤルズ在籍時の通算612盗塁は球団記録。1979年、83盗塁で盗塁王を獲得。1980年に記録した32回連続盗塁成功は、2006年にイチローに抜かれるまでア・リーグ記録であった。
ベースランニングも一流であり、5度の最多三塁打を記録、1979年にはシーズン5本のランニング本塁打という珍記録を残している。また通算13本のランニング本塁打は1950年以降のMLB最多記録である。 翌1980年には705打数と、当時のMLB史上におけるシーズン最多打数を記録したが、2007年にジミー・ロリンズに塗り替えられた。なお、2004年にイチローが704打数(当時シーズン打数歴代2位)と、あと1に迫った。 両者とも四球が非常に少なく、大量の単打を打つ点で共通していると言える。
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