エレクトロニック・アーツ


エレクトロニック・アーツ


エレクトロニック・アーツ(英: Electronic Arts Inc.、略称: EA)は、アメリカ合衆国カリフォルニア州レッドウッドシティに本社を置くコンピュータゲーム販売企業。

概要

1982年にアップルコンピュータ創立期メンバーで経営を仕切っていたトリップ・ホーキンスが投資会社セコイア・キャピタルの創業者ドン・バレンタインとベンチャーへの投資について会議をしている最中に、アップルを退職してゲーム関連会社の設立を推奨され、セコイアの支援とアップルから付いてきた社員によって 1982年5月27日Amazin'Software が設立された。しかし、Amazin'Softwareの名前を嫌がった社員たちの意見で改名提案が行われ、社員たちの間で好まれた名称からSoftArtなどがあったが、映画会社ユナイテッド・アーティスツ(ユナイテッドアーツ)への敬意と共にエレクトロニックアーツという名が全会一致で決まり、1982年11月にElectronicArtsへ改名することとなった。

創立初期数年間はPCゲーム専門のパブリッシャーだったが、1980年代後半になると自社でゲーム開発を始め、1990年代初期にはコンソールゲームも手がける。1990年代前半はセガと、後半からはソニー・コンピュータエンタテインメントと北米市場で協力する。

1990年代に映画製作などで使われるスタジオ方式を真似たゲームソフト開発方式を導入して、優れたゲーム開発者を獲得する事によって成功。また1997年にはマクシスを買収し、2000年代前半には世界最大のゲームソフト販売会社になり、2005年3月31日の会計では31.29億ドルの売上高となる。

EA Sportsレーベルで販売されるスポーツゲーム、ハリウッド映画などの版権ゲーム、そして『ニード・フォー・スピード』、『メダル・オブ・オナー』、『ザ・シムズ』のような長年続く人気のあるシリーズ物に圧倒的なシェアを持っている。

2008年にカーカルチャーサイトSpeedhuntersを開設している。

日本法人

日本再進出の際に日本ビクター子会社のビクター音楽産業(現:JVCケンウッド・ビクターエンタテインメント)と資本提携し、1990年にエレクトロニック・アーツ・ビクター株式会社を設立、オフィスを神宮前に構える。なお、ビクター音産は分社化したビクターインタラクティブソフトウェアを通じて自前でゲーム事業を行っていた(2003年にマーベラスエンターテイメント(現:マーベラス)へ売却)。当初は米EAが供給していた洋ゲーの3DOソフトの日本語版制作と発売を中心に行っていたが、1995年にプレイステーションやセガサターンのソフトに進出し、新テーマパークやテーマアクアリウムなど日本市場独自のソフトの企画・発売も手がけるようになる。

1998年に提携先をスクウェア(現:スクウェア・エニックス)に変え、合弁でエレクトロニック・アーツ・スクウェアを設立した。この時、本社を目黒に移転した。その提携のため、当時のスクウェアとは絶縁状態であった任天堂のハードにもソフトを供給されており、ほぼ全タイトルがスクウェアの子会社であったデジキューブの流通により、コンビニエンスストアでの販売を行っていた。また、2000年に発売されたPlayStation 2用ソフト『XFIRE ~クロスファイア~』はエレクトロニック・アーツ・スクウェアが初めて開発したゲームであった。また、逆にPCゲーム事業を持っていなかったスクウェアがIPを保有するタイトルのPC版の販売元となっていたり、デジキューブブランドのPCソフト(Digicube PC)の委託販売も行っていたりしていた。スクウェアが北米に再進出する際も、米国子会社「SQUARE ELECTRONIC ARTS LLC.」を合弁で設立した。提携先がスクウェアに変更後は米EAも長年蜜月関係の深かったセガのハードから実質上撤退し、ドリームキャストにも参入する事はなかった。これによりセガサターンやドリームキャストのスポーツゲームジャンルに大きな穴が開く事を懸念して作られたのがセガの『SEGA SPORTS』(後の『2K Sports』)ブランドである。

2003年3月にスクウェアとの合弁を解消し、米エレクトロニック・アーツが全株式を取得。日本法人はエレクトロニック・アーツ株式会社となる。2004年、六本木の泉ガーデンタワーへ移転。2006年5月、西新宿4丁目へ移転。

日本国内での事業は海外ゲームのローカライズやKID開発タイトルの販売が主で、海外に比べればシェアはかなり小さい。EAビクター時代の企業ロゴマークは「E」を表す四角、丸、「A」を表す三角を並べて「E○A」様にデザインしたものだったが、雑誌『ログイン』などでこの丸を「O」(オー)と誤認し「EOA」と記載されることがあった。EA販売でありながら『Mass Effect 2』や『Dragon Age: Origins』のような膨大な量のローカライズ作業が必要なゲームに対しては消極的で、日本語版では別メーカーから発売されることも多い。

2011年7月にセガ(後のセガグループ)と提携。以後EAのブランドを維持したまま流通に関してはセガの持つ販路を利用する形を取る(ベセスダ・ソフトワークスやユービーアイソフトがスクウェア・エニックスの流通を使用しているのと同じ形)。

2019年3月26日、日本オフィスの閉鎖を発表した。


主な作品

買収される前のマクシスの作品はマクシス#エレクトロニック・アーツ吸収以前に発売されたゲームを参照。

  • Apex Legends
  • 007シリーズ
  • タイタンフォール
  • タイタンフォール2
  • バーンアウトシリーズ
  • メダル・オブ・オナーシリーズ
  • ニード・フォー・スピードシリーズ
  • ウルティマオンライン
  • ゴッドファーザー
  • フリーダムファイターズ
  • バトルフィールドシリーズ
    • バトルフィールド1942
    • バトルフィールド ベトナム
    • バトルフィールド2
    • バトルフィールド2 モダンコンバット
    • バトルフィールド2142
    • バトルフィールド バッド カンパニー
    • バトルフィールド1943
    • バトルフィールド バッド カンパニー2
    • バトルフィールド3
    • バトルフィールド4
    • バトルフィールド ハードライン
    • バトルフィールド1
    • バトルフィールドV
  • アーミー オブ ツー
  • シムシティシリーズ
  • ザ・シムズシリーズ
  • テーマパークシリーズ
  • スター・ウォーズシリーズ
    • スター・ウォーズ バトルフロント
    • スター・ウォーズ バトルフロントII
    • スター・ウォーズ ローグ スコードロン II
    • スター・ウォーズ バトルフロント (2015)
    • スター・ウォーズ バトルフロントII (2017)
  • Def Jamシリーズ
  • ハリー・ポッターシリーズ
  • ロード・オブ・ザ・リングシリーズ
  • クルセイダー:ノーリモース[:en]
    • クルセイダー:ノーリグレット
  • コマンド&コンカーシリーズ
  • BLACK
  • レゴ スター・ウォーズシリーズ
  • レゴ インディ・ジョーンズ
  • DEAD SPACE
  • ロードラッシュ
  • EAスポーツ
    • FIFAシリーズ
    • マッデンNFLシリーズ
    • NBAライブシリーズ
    • ファイトナイトシリーズ
    • タイガー・ウッズ PGA TOURシリーズ
    • NHLシリーズ
    • MVPベースボールシリーズ
    • NASCARシリーズ
    • NCAAフットボールシリーズ
    • MVP NCAAベースボールシリーズ
    • Real racingシリーズ
  • EA Sports BIG
    • SSXシリーズ
    • FIFAストリートシリーズ
    • NBAストリートシリーズ
    • NFLストリートシリーズ
  • アーコン
  • 装甲機動隊 L.A.P.D.
  • ソビエトストライク
  • デザート・ストライク 湾岸作戦
  • ロケットアリーナ
以下は確認済みの日本市場向けオリジナルタイトル
  • 酒匠DS
  • 少年鬼忍伝ツムジ(DS、米社本体単独出資としては(実質)史上初の日本向けオリジナルタイトル)開発元はニューロン・エイジ
    • 当初は『はち恋』が日本向けオリジナルタイトル第一号となる予定であったが、2009年12月に同タイトルの発売中止が発表された(2012年にハンゲームのスマートフォンアプリとして発売)。
  • ソムリエDS
  • テトリスモンスター
  • バーテンダーDS
  • 羅媚斗、元々はアーケード向けに開発されたタイトルで、ロケテストもされていたにも関わらず海外のみの発売に留まり、国内ではセガサターンに移植した家庭用のみ発売。開発元はアイオーン。

ネット販売

もともとは「EAストア」でネット販売されていたが、2011年6月にOriginでのネット販売に切り替わった。

2019年10月29日にValveとの提携を発表。今後EAのタイトルがSteamでも配信される予定である。

プライバシーポリシー

2016年10月28日現在、Electronic Arts社は、自社サイトのプライバシーポリシーにおいて、「当社はお客様の情報のセキュリティを保証することはできません。また、当社の管理下におけるお客様の情報への無認可の使用あるいはアクセスについて、いかなる責任も負いません。」と明記し、情報管理の無責任と損害賠償責任の免責を顧客に表明している。

ブランド

  • EA Games(スポーツゲーム以外のタイトル)
  • EA Sports(スポーツゲーム)
  • EA Sports Big(エクストリームスポーツ)
  • Maxis(シミュレーションゲーム) シムとタイトルが付くもの(シムシティ、ザ・シムズなど)
  • Pogo.com(オンラインゲームサイト)
  • speedhunters.com(カーカルチャーサイト)
GIUSEPPE ZANOTTI CRUDELIA

脚注

注釈

出典

関連項目

  • Origin (デジタル配信プラットフォーム)
  • 坂口亮 - VFXクリエイター、元社員、現在はデジタル・ドメイン社勤務。
  • ポルシェ - 2016年まで独占使用契約を結んでいた。
  • エレクトロニック・アーツへの批判 - 企業の買収によるIPの取得・残業代不払いなどの労働環境・ゲームの品質の問題・スポーツ選手の肖像権問題・ルートボックス(ガチャ)問題などから、2012年4月以降、非営利団体Consumeristから「アメリカで最悪の会社」を2年連続で授与された。2018年、USAトゥデイによって米国で5番目に嫌われている会社として挙げられた。
    • エリン・ホフマン - ゲームデザイナー・ブロガー、小説家。EA SpouseのアカウントでEAに務める夫の残業問題を告発。その後、ゲーム業界全体の是正に一石を投じた(問題に思ってたスタッフたちと共に集団訴訟が行われ、残業や労働問題が改善された)。

外部リンク

  • 公式ウェブサイト(英語)
  • 公式ウェブサイト(日本語)
  • EA Japan (@eajapan) - Twitter(日本語)
  • Electronic Arts (@EA) - Twitter(英語)
  • EA Games - Facebook(日本語)
  • EA - Electronic Arts - Facebook(英語)
  • ElectronicArtsJapan - YouTubeチャンネル

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