花巻市(はなまきし)は、岩手県の中西部に位置する市である。市の西部に観光地として花巻温泉郷を擁する。
宮沢賢治生誕の地であり、岩手県の名物である「わんこそば」発祥の地でもある。
花巻市は、人口約8万9千人を擁しており、岩手県内では、盛岡市、奥州市、一関市、北上市に次いで5番目に人口が多い市である。
県南広域振興圏に位置し、双子都市の北上市と共に北上都市圏(北上・花巻都市圏)を形成している。
市内には、岩手県内唯一の花巻空港を有すると共に、東北新幹線新花巻駅、東北自動車道、東北横断自動車道(釜石自動車道)などの高速交通網が整備されている。
地名の「花巻」はいくつか由来の説があり、中世は「鳥谷ヶ崎(とやがさき)」と呼ばれていた。
平成27年国勢調査より前回調査からの人口増減をみると、3.68%減の97,702人であり、増減率は県下33市町村中8位。
寒暖の差が大きく気温の年較差、日較差が大きい顕著な大陸性気候である。降雪量が多く、周辺の自治体と同様に豪雪地帯に指定されている。
夏季はフェーン現象により、気温が35℃を上回る猛暑日になることもある。冬季は放射冷却により、気温が-15℃を下回ることもある。近年では2021年1月9日に-17.5℃を観測している。
※右記は合併前の旧・花巻市のデータ。
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