那覇空港駅(なはくうこうえき)は、沖縄県那覇市字鏡水にある、沖縄都市モノレール線(ゆいレール)の駅。同線の起点である。駅番号は1。
東経127度39分8秒にあり、日本最西端の駅である。
歴史
計画当時の仮称は「空港駅」であった。
年表
- 2003年(平成15年)8月10日:当駅 - 首里間開業と同時に開業。
- 2004年(平成16年)7月12日:日本最西端駅記念碑が設置され、除幕式が挙行される。
- 2014年(平成26年)10月20日:ICカード「OKICA」の利用が可能となる。
- 2020年(令和2年)3月10日:ICカード「Suica」の利用が可能となる。
駅構造
島式ホーム1面2線を有する高架駅であり、また当駅は日本の空港駅としては最西端かつ最南端に位置している。エスカレータ・エレベーターの設備がある。
当駅改札階と那覇空港ターミナルビル2階(出発ロビー)とが連絡通路で同平面にて結ばれており、当通路上にはムービングウォークが併設されていたが、老朽化に伴い2022年9月に廃止された。那覇空港到着ロビーは空港ターミナルビル1階のため当駅と同一平面で結ばれていないことから、到着客の手荷物運搬性に配慮しターミナルから駅手前までは空港備え付けカートの使用が認められている。
のりば
- 主に1番線が使用されるが、ラッシュ時には2番線も使用される。
駅設備
- 自動券売機
- 乗り越し精算機
- 京成スカイライナー割引チケット発行機
- 売店 - 改札内にちんすこうの売店あり。現在当線で唯一の売店である。
- 飲食店 - 35コーヒーステーションカフェ(日本最西端の駅弁を販売)
- コインロッカー
- ATM - 改札内(セブン銀行、イオン銀行)
- 公衆電話 - 改札内(売店横)に1台設置。
- 自動販売機(飲料) - 改札外に2台、改札内に1台(車椅子対応)、ホームに2台設置。
- トイレ - 改札内に設置。
利用状況
2022年度の1日平均乗車人員は5,995人である。
開業後の1日平均乗降人員および乗車人員の推移は下記の通り。
駅周辺
バス路線
その他
- 発車メロディと駅進入時の車内チャイムは、琉球民謡の「谷茶前(たんちゃめー)」を編曲したもの。かつては車内チャイム・発車メロディともに共通のものを使っていたが、2019年の浦添延長開業に併せて発車メロディをアレンジ違いのものに差し替えている。
- 戦前の沖縄県営鉄道などを含め、沖縄本島に設置された駅として最西端に位置する。
- 日本最南端の駅である赤嶺駅は当駅の隣駅であり、当駅から所要時間約3分、運賃230円(OKICA利用時は150円)で行くことができる。
- 駅周辺の鏡水地区はかつて鏡水大根(カガンジデークニ)の生産地であったため、日本最西端駅記念碑にはモノレールの車体と鏡水大根のモニュメントがはめ込まれている。
- 沖縄県内にJRグループの路線が(航路を含めて)存在しないため、日本最東端の駅であるJR東根室駅や日本最北端の駅であるJR稚内駅へ(から)はJRの路線のみでは到達できず、航空機か船舶航路を利用する必要がある。
- 当駅構内で2012年8月10日から販売されている「油味噌かつサンド」は日本最西端の駅弁である。
- 改札付近での沖縄方言による案内放送では「なーふぁくーこー」と発音される。
隣の駅
- 沖縄都市モノレール
- ■沖縄都市モノレール線(ゆいレール)
- 那覇空港駅 (1) - 赤嶺駅 (2)
脚注
記事本文
出典
利用状況
- 那覇市統計書
関連項目
- 日本の鉄道駅一覧
- 日本の都道府県の東西南北端の駅の一覧
- 空港連絡鉄道
- たびら平戸口駅(旧・日本最西端の駅・但し、「鉄路」の駅としては、現在も日本最西端の駅である)
- 佐世保駅(JR最西端の駅)
外部リンク
- 01 那覇空港駅 | ゆいレール - 沖縄都市モノレール
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