南篠崎町(みなみしのざきまち)は、東京都江戸川区南東部の町名である。住居表示実施済み。現行行政地名は南篠崎町一丁目から五丁目。
周辺の上篠崎、北篠崎、西篠崎、篠崎町、東篠崎町、東篠崎、下篠崎との総称で「篠崎」と呼称されることもある。
隣接する地域は、北は谷河内二丁目、北東は篠崎町四・六丁目、東は下篠崎町、南東は東篠崎二丁目、南は江戸川一丁目、西は東瑞江一丁目および瑞江二丁目。
江戸川区南東部に位置し、篠崎地域の南端部に当たる。住宅市街地の広がる町である。地区北部には江戸風鈴を製作している、老舗の篠原風鈴本舗がある。
住宅地の地価は、2023年(令和5年)1月1日の公示地価によれば、南篠崎町1-6-18の地点で36万8000円/m2となっている。
1932年(昭和7年)の江戸川区成立時に南篠崎町が成立した。1966年(昭和41年)、篠崎地区の町名地番変更により、南篠崎町一〜四丁目が成立。この時、篠崎街道東側の地区と、下篠崎町内の飛地は従来の南篠崎町のまま存続した。
1987年(昭和62年)に南篠崎町一丁目及び下篠崎町に住居表示が実施された。同時に篠崎街道東側の地区は南篠崎町五丁目として町名変更が実施された。丁目なしの旧・南篠崎町はこの時に廃止されている。また、この時点まで存続していた前野町は南篠崎町五丁目に編入され、消滅した。その後、1993年(平成5年)に南篠崎町四丁目、1994年(平成6年)に同三丁目、2001年(平成13年)に同二丁目の住居表示が実施されている。二・三丁目には旧・下鎌田町の区域を含んでいる。
南篠崎町四丁目と五丁目が隣り合わず、離れて存在するのは、以上のように五丁目のみが遅れて成立したためである。
2023年(令和5年)11月1日現在(江戸川区発表)の世帯数と人口は以下の通りである。
国勢調査による人口の推移。
国勢調査による世帯数の推移。
区立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる(令和5年度より)。なお、江戸川区では学校選択制度を導入しており、区内全域から選択することが可能。。
2021年(令和3年)現在の経済センサス調査による事業所数と従業員数は以下の通りである。
経済センサスによる事業所数の推移。
経済センサスによる従業員数の推移。
南篠崎町の町域内に鉄道駅は存在しない。しかし隣接する瑞江に1路線1駅が所在するため、地域住民の鉄道交通機関の利用に支障は少ない。以下に最寄駅を挙げる。
京成バスが走っており瑞江駅、篠崎駅、小岩駅、新小岩駅、南行徳駅、新浦安駅と連絡している。
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