ITU-Tプロトコル (T.128) を基に、Windows NT 4.0 Terminal Serverのターミナル サービスとして搭載された。
Version 5.x
Version 5.0
Windows 2000 Serverのターミナル サービスとして搭載され、ローカル プリンタのサポートやネットワーク帯域幅の使用の改善を行った。
Version 5.1
Windows XPに搭載され、24ビット カラーのサポートやサウンドの再生をサポートした。
Version 5.2
Windows Server 2003に搭載され、コンソールモード接続やセッション ディレクトリとローカル リソース マッピングをサポートした。
Version 6.x
Version 6.0
Windows Vista, Windows XP SP2, Windows Server 2003 SP1/SP2, Windows Embededd CE 6.0 R2に搭載され、多くの機能強化が含まれた。ネットワークレベル認証、マルチモニタなど。
Version 6.1
Windows Vista SP1, Windows Server 2008, Windows XP SP3に搭載された。「TS RemoteApp」 · 「TS Gateway」 · 「TS EasyPrint」機能が追加された。
Version 7.x
Version 7.0
Windows 7, Windows Server 2008 R2に搭載された。本バージョンよりサーバ側の名称が「ターミナル サービス」から「リモート デスクトップ サービス」に変更になった。デスクトップ コンポジションを Windows Vista Professional, Windows 7 Professionalやそれ以上で有効にすれば、Windows Aeroを利用できる。しかし、Windows AeroのAero GlassはWindows 8で廃止されたため、Windows Vista, 7でしか利用できない。また、Aero Glassはサーバ/クライアントが同じバージョンでないと利用できない。また当初、DirectXのクライアントレンダリングを行う計画があったが、リリース直前に廃止になった。言葉の定義として動画のデコードはクライアントレンダリングに含めないとするならば、クライアントレンダリングしているものはRDP 4.0からやっているGDIのクライアントレンダリングのみであり、それ以外は静止画や動画で転送している。
Version 7.1
Windows 7 SP1, Windows Server 2008 R2 SP1に標準搭載された。RemoteFXが追加された。RemoteFXによりHyper-Vとの組み合わせでGPU仮想化、USBリダイレクションが利用可能になった。
Version 8.x
Version 8.0
Windows 8やWindows Server 2012から標準搭載された。Windows 7 SP1, Windows Server 2008 R2 SP1もWindows Updateすることで利用可能となっている。TCPに加えてUDP (ポート3389)も併用するようになった。パフォーマンスの改善や、マルチタッチ対応などRemoteFXの強化が行われた。
Version 8.1
Windows 8.1やWindows Server 2012 R2から標準搭載された。Windows 7 SP1, Windows Server 2008 R2 SP1もWindows Updateすることで利用可能となっている。
Version 10.x
Version 10.0
Windows 10に標準搭載された。
Windows Server のライセンス
リモート デスクトップを使用するには、基本的には以下の Windows Server のライセンスが必要である。なお、括弧内は演算子の優先順位を表現する意味とする。