仁内 建之(じんない たつゆき、1933年2月21日 - 2000年4月12日)は、日本の男性俳優、声優。北海道帯広市出身。最終所属はテアトル・エコー。
旧芸名、仁内 達之(読み同じ)。初期は本名の宝達 晃一(ほうたつ こういち)名義で活動していた。娘は音楽家の宝達奈巳。
日本大学芸術学部演劇学科卒業。
劇団中芸、東京俳優生活協同組合、東京芸術座、プロダクションTHC、江崎プロダクションを経て、テアトル・エコー所属。
2000年4月12日、死去。心不全による急逝だったという。67歳没。
1950年代後半から1990年代にかけて活躍。主に吹き替えに出演し、ジョン・カサヴェテスなどを持ち役としていた。
特徴的な声質であり、軍人をはじめ、偉い立場にある悪役を演じることが多かった。アニメでは『勇者ライディーン』のダルダンや『らんま1/2』の九能校長などを演じている。
小林優子によると、普段はクールで紳士的だが飲むと熱く色々語る性格だったという。
趣味・特技は柔道。
『太陽の牙ダグラム』では、ヘルムート・J・ラコック役を担当。キャラクターの「定型的な悪役と異なり、暴力的でなく頭がよくて冷酷さを持つ」声のイメージから、監督の高橋良輔によって直接オファーを受け演じることになったという。なお、オファーを受けた当初は年齢的な問題から当惑していたという。
晩年は中村吉右衛門の4代目『鬼平犯科帳』のナレーターを亡くなるまで務めた。
仁内の死後、持ち役を引き継いだ人物は以下の通り。
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