『新幹線公安官』(しんかんせんこうあんかん)は、1977年8月9日 - 同年10月25日及び1978年4月3日 - 同年9月25日にテレビ朝日系列で放送されたサスペンスドラマ。
放送時間は第1シリーズが毎週火曜日20:00 - 20:54、第2シリーズが毎週月曜日21:00~21:54。
内容
東海道・山陽新幹線を管轄する旧日本国有鉄道公安本部新幹線公安室に所属する鉄道公安官たちの物語。
第2シリーズからは、舞台が新幹線だけではなく在来線、ローカル線へも広がった。
登場人物
- 久我 昭(くが あきら)公安官
- 演 - 西郷輝彦
- 本作の主人公。
- 丸山公安官
- 演 - 葉山良二
- 第1話で名古屋駅付近にて犯人に撃たれて殉職
- 丸山 年子(まるやま としこ)
- 篠ヒロコ→篠ひろ子
- 丸山公安官の妻
- 丸山 梢(まるやま こずえ)公安官
- 演 - 坂口良子
- 第1シリーズ第1話のみ制服警官。同話で殉職した丸山公安官の妹。
- 丸山 太郎(まるやま たろう)
- 演 - 谷村隆之
- 丸山公安官と年子の子供。
- 桐山 俊作(きりやま しゅんさく)公安官
- 演 - 大坂志郎
- 大坂志郎の「坂」の字が「阪」となっていた(第1シリーズ第3話~第8話)
- 乾 信三(いぬい もとぞう)主任公安官
- 演 - 中谷一郎
- 佐々木 弘(ささき ひろし)公安官
- 演 - 竹村洋介
- 芝辻 啓介(しばつじ けいすけ)新幹線公安室長
- 演 - 山村聰
第1シリーズのみ
- 高木 健彦(たかぎ よしひこ)公安官
- 演 - 三ツ木清隆
第2シリーズのみ
- 黒田 巌(くろだ いわお)班長
- 演 - 藤巻潤
スタッフ
- プロデューサー:福富哲、桑原秀郎、加茂秀男
- 企画協力:S・H・P、西郷エンタープライズ、キョーエイ
- 音楽:渡辺岳夫
- 撮影:内田安夫、西山誠
- 照明:高橋弘
- 録音:広上益弘
- 美術:野本幸男
- 編集:松谷正雄
- 助監督:辻理、坂本太郎
- 記録:伊藤明子
- 計測:小泉貴一
- 音楽制作:あんだんて
- 進行:藤田佳紀、奈良場繁
- 装置:紀和美建
- 装飾:装美社
- 衣裳:鷹志衣裳
- 現像:東映化学
- 制作:テレビ朝日、東映
放送日程
第1シリーズ
第2シリーズ
放送ネット局
※は遅れネット
- テレビ朝日
- 北海道テレビ
- 青森放送(日本テレビ系列であるが、放送当時はテレビ朝日系列とのクロスネット局)※
- 東日本放送
- 福島中央テレビ(日本テレビ系列であるが、放送当時はテレビ朝日系列とのクロスネット局)
- 新潟放送(TBS系列)※
- 長野放送(フジテレビ系列)※
- 静岡けんみんテレビ(第2シリーズ途中より。現:静岡朝日テレビ)
- 名古屋テレビ
- 朝日放送
- 山陰中央テレビ(フジテレビ系列)※
- 岡山放送(フジテレビ系列であるが、放送当時はテレビ朝日系列とのクロスネット局であり、放送エリアは岡山県のみだった)※
- 広島ホームテレビ
- 瀬戸内海放送(放送当時の放送エリアは香川県のみ)
- 九州朝日放送
- 長崎放送(TBS系列)※
- 宮崎放送(TBS系列)※
その他
- 本作は同じテレビ朝日(NET)で1963年から1967年まで放送されていた、同じ鉄道公安官が活躍するドラマ『鉄道公安36号』の“新装版”と紹介された。桑原秀郎プロデューサーは「(鉄道公安36号を)そのままやるのは古いから、今回は世界に誇れる新幹線を舞台にした」と話している。
- 本作は当時の国鉄の協力を得て、新幹線の発車シーンなどは実際に駅構内でロケを行ったが、新幹線の車内のシーンは1975年の東映映画「新幹線大爆破」で製作されたセットを使用した。
再放送
- 地上波での再放送は検証が難しいので、書かないものとします。
- 東映チャンネルにて2018年8月から2シリーズ連続で放送された(東映チャンネルHPでは、第1シリーズ、第2シリーズと分けていなかった。「新幹線公安官 全37話」として扱っていた。)。
ネット配信
- 2023年12月1日より、YouTube「東映シアターオンライン」から第1・2話が「据置枠」で常時無料配信されている。
関連ドラマ
- 鉄道公安官 - 本作終了後の半年後に開始。石立鉄男主演により陽気でコミカルな雰囲気を高めた。
- 鉄道公安36号 - 1963年から放映されたモノクロ作品。
脚注
前後番組
. Source: