世田谷(せたがや)は、東京都世田谷区の町名。現行行政地名は世田谷一丁目から世田谷四丁目。郵便番号は154-0017。世田谷地域上町地区に属する。
地理
東京都世田谷区の中央部に位置し、周囲を梅丘・若林・上馬・弦巻・桜・豪徳寺の各町に隣接する。世田谷区役所がある。
町の北辺の烏山川緑道は、暗渠化した烏山川の上部を緑道に造成したものである。川の名残として、町内部分では、八幡橋、城向橋、青葉橋、品川橋等の橋の名前が残っている。水準点(世田谷2丁目13番)の高さは東京湾平均海面上(海抜)38.6993メートル(2006年(平成18年)1月1日現在)。
地価
住宅地の地価は、2014年(平成26年)1月1日の公示地価によれば、世田谷4-10-10の地点で52万6000円/m2となっている。
歴史
縄文前期の集落跡を示す元宿遺跡が四丁目にある。縄文中期の包蔵地である浄光寺遺跡が一丁目にある。江戸時代、多くは彦根藩井伊家の所領であり、1633年(寛永10年)から1871年(明治4年)まで同家の代官職を継いできた大場家の屋敷が、東京都史跡の世田谷代官屋敷として一丁目に残る。
町名の変遷
世帯数と人口
2019年(令和元年)9月1日現在の世帯数と人口は以下の通りである。
小・中学校の学区
区立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる。
交通
- 東急世田谷線世田谷駅、上町駅
- 世田谷通り
- 駒留通り
- 駒沢公園通り:バス路線
施設
公共施設
- 世田谷区役所(本庁)- 道路を隔てて、第一庁舎(第一庁舎、世田谷区民会館、第二庁舎、第三庁舎、駐車場)の施設群からなる。
教育
- 青葉学園幼稚園 - 学校法人青葉学園の幼稚園。系列の東京医療保健大学世田谷キャンパスが同じ敷地にある。
- 世田谷区立桜小学校
- 東京医療保健大学世田谷キャンパス - 系列の青葉学園幼稚園が同じ敷地にある。
- 国士舘大学 - 世田谷キャンパス世田谷校舎。隣接して国士舘中学校・高等学校がある。
- 世田谷中央看護高等専修学校
商業・金融
- 世田谷一郵便局
- 世田谷四郵便局
- 世田谷信用金庫本店
- 世田谷駅前商店街振興組合(旧世田谷三栄会商店街振興組合)
- ボロ市通り桜栄会商店会
- 上町銀座会
- 城山通り商店会
- オオゼキ上町店
- サミットストア松陰神社前店
文化
- 世田谷代官屋敷 - 東京都史跡で、大場家住宅主家及び表門の建物は国指定の重要文化財である。
- 世田谷区立郷土資料館 - 世田谷代官屋敷の敷地内にある登録博物館
- 尾澤醫院 - スパニッシュ様式やアールデコ様式など多様な様式の折衷建築。非公開。
- 円光院 - 真言宗寺院
催事
- ボロ市:ボロ市通りを中心に、12月と翌年1月の年2回開催される。
管轄の官公署等
当地域を担当する官公署、集配郵便局等。
- 世田谷総合支所
- 世田谷保健所
- 世田谷税務署
- 世田谷都税事務所
- 東京都水道局世田谷東営業所
- 東京法務局世田谷出張所
- 世田谷年金事務所
- 世田谷警察署
- 世田谷消防署
- 世田谷郵便局 郵便番号は154-8799。
出身・ゆかりのある人物
- 谷崎精二(早稲田大学教授、英文学者) - 世田谷に居住していた。小説家谷崎潤一郎の弟。
- 谷崎英男(早稲田大学教授)
- 中島敦(小説家)- 晩年を父の家のある世田谷で過ごし近所にある岡田病院(現•世田谷中央病院)で亡くなった。
脚注
参考文献
- 人事興信所編『人事興信録 第15版 下』人事興信所、1948年。
関連項目
外部リンク
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