ウルトラマンM730 ウルトラマンランド(うるとらまんえむななさんれい うるとらまんらんど)は、1996年4月1日から同年9月30日までにテレビ東京系で放送された5分間の帯番組。
概要
P78星雲ウルトラPの星にあるウルトラマンランドに住むカイジュウたちを描いた人形劇作品。ウルトラマンフェスティバルなどで上演されていた劇団こがねむしによる『怪獣人形劇ウルトラP』のテレビドラマ版であり、上演版と同じく劇団こがねむしが制作を行なっている。本作以前にも劇団こがねむしによるイメージビデオが製作されている。
『ウルトラセブン』未登場の宇宙人ピニアや快獣ブースカ、チャメゴン、ノンマルトやTACの隊員など、マニアックなキャラが選出されているのも特徴。
複数のキャラクターが登場する回では、劇団員ではない円谷プロ社員が人形の操演を行なったこともある。
放送末期の1996年9月に『ウルトラマンティガ』の放送が開始されたこともあり、この作品にて、1988年開始の『ウルトラ怪獣大百科』以来、累計8年半にわたって続いたウルトラシリーズのテレビ東京系での帯番組は、2003年10月に『ウルトラマンボーイのウルころ』が開始されるまでの7年間、一時終了となった。
登場キャラクター
- ウルトラマン…ウルトラマンランドを守るヒーロー。平和なため出番が少ない。
- 80先生…怪獣スクールのピグモンのクラスの担任。ユリアン先生のことが好きらしい。
- ユリアン先生…保健医。女の子に人気がある。なぜか80先生に優しい。
- チブル大先生…怪獣スクールの校長先生。物知りで穏やか、ちょっとおっちょこちょい。
- メフィラス教頭…怪獣スクールの教頭先生。気障で決まりごとに厳しい。
- ペガッサ博士…怪獣スクールの科学担当教師。ウルトラPに住むための1/8トンネルも製作した。
- メトロン教授
- ザラブティーチャー…怪獣スクールの言語担当教師。
- アルマ…80の幼馴染で、よく80に会いに勝手に学校に入ってくる。『80』本編未登場の宇宙人態で登場。ペットのジャッキーと共に行動する。
- ピグモン…80の生徒。生徒たちの中心人物。
- レッドキング…80の生徒。いたずら好きだが心やさしい。
- キーラ…80の生徒。ガリ勉。
- ジラコ…80の生徒。元気がよくやさしい。
- アギラ…80の生徒。正義の心が強く、弱いものいじめが嫌い。
- イカルス…80の生徒。のんびり屋。
- アカネ…80の生徒。明るい女の子で身が軽く人気者。この名前は「帰ってきたウルトラマン」本編でケンタウルス星人が変身した女性の名前から。
- モノロン…80の生徒。まじめな性格でアカネと仲良し。80先生が好き。この名前はゴース星人が「戦え!!マイティジャック」で改造されたモノロン星人から。
- アイちゃん…80の生徒。まだ幼くアインとしか離せない。
- ケロロ…80の生徒。植物に詳しい。
- ジラース…ジラコの母。
- アイロスパパ…アイちゃんの父。
- レッドキングママ…レッドキングの母。
- ギガコ…レッドキングの家の家政婦
- ケンタウルス…アカネの母。エアロビクスを踊る。
- ゴース…モノロンの母。働き者。
- ガラ母ちゃん…ピグモンの母。
- ピグタン…ピグモンの従弟。
- グラナダ…アカネのペット。いつもアカネの後をついてくる。
- パッキー…モノロンのペット。愛想はないが飼い主のことは好き。
- ギロン
- ブンタ…ギロンのペット。
- アンチラ
- ザイゴン…アンチラのペット。
- キュラソ
- ペスター…キュラソのペット。
- グロテス
- コダイゴン…グロテスのペット。
- アトランタ
- ピンキー…アトランタのペット。
- ネロンガ…田舎の兄弟・兄。
- ガボラ…田舎の兄弟・弟。
- ブースカ…ピグモンがある日ラーメンを食べようとしたところ、中にトカゲが入って、カイジュウになった。ピグモンの家に居候。ピグモンのことを「ピグモン様」と呼ぶ。
- チャメゴン…ブースカの弟。レッドキングの家に居候
- ギャンテンストリオ
- ゲスラ…主にうるとら漫才の回で出てくる。
- テレスドン…ゲスラと同様。主にツッコミ役。
- ギャンゴ…ゲスラ、テレスドンと同様。主にボケ役。
- ドリカス(ドリームギラス、カイテイガガン、スノーギランで略して「ドリカス」)。
- ドリームギラス…うるとら漫才の回で後半からゲスラ、テレスドン、ギャンゴを引き継ぎ、出てきた。カイテイガガンとスノーギランとコンビで登場
- カイテイガガン
- スノーギラン
- エイリアンファイブ
- ヤング・ペガッサ…ベース担当。
- ナイスガイ・ゴドラ…ショルダーキーボード担当。
- ダンディー・メトロン…キーボード担当。
- ピート・バルタン…ドラム担当。
- ジョニー・イカルス…メインボーカル担当。
- ザ・シーモンズ…海のモンスターと子門真人を掛け合わせた駄洒落になっている。
- ノンマサト…アフロヘアーのカツラをかぶり、明らかに子門真人のパロディになっているが、明言はされていない。
- マダムラゴン…『ウルトラQ』に登場した雌のラゴンを意識してあり、バストが膨らんでいる。
- レディピニヤ…ウルトラセブンの没シナリオに沿って造形されたNGスーツ「ピニア」(後にペロリンガ星人に改造された)をモデルに女性型に作られている。
- スーパーガイロス
- ササヒラーイサオ
- 若者ゴモラ…ケムケム大師匠の弟子。ウルトラ怪獣No.1グランプリ(U1グランプリ)目指して、格闘技や仙術の修行をしている。
- ケムケム大師匠…普段は山のてっぺんにいる、たくさんの術を身につけている大仙人。でもいつも失敗する。ゴモラの術の師匠であるが、ギャンゴのお笑いの師匠でもある。
- グドン…ウルトラ怪獣No.1グランプリ(U1グランプリ)目指して、ツインテルテル大師匠の下で格闘技や術の修行をしている。テレビシリーズとは立場が逆になっている。
- ツインテルテル大師匠…グドンの師匠。
- ペダン星人…キングジョーを操って、ウルトラPの星を侵略に来た宇宙人。
- キングジョー
- ウルトラセブン…ウルトラPの星を守るためキングジョーと戦った。
- カネ子プロデューサー(実写のオマケコーナーでの登場)
- エレ金ディレクター(実写のみ)
スタッフ
- 人形操作 - 劇団こがねむし
- 作・音楽 - 小林英幸(劇団こがねむし)
- プロデューサー・演出 - 満田かずほ
- 企画・製作 - 円谷プロダクション
主題歌
放映リスト
参照宇宙船YB 1997, pp. 58–59
脚注
注釈
出典
参考文献
- 『宇宙船YEAR BOOK 1997』朝日ソノラマ〈宇宙船別冊〉、1997年2月28日。雑誌コード:018844-02。
- 講談社 編『ウルトラ特撮 PERFECT MOOK』 vol.20《ジャンボーグA》、講談社〈講談社シリーズMOOK〉、2021年4月24日。ISBN 978-4-06-520943-1。
外部リンク
- 劇団こがねむし - ウェイバックマシン(2004年5月19日アーカイブ分)
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