輝板(きばん、英: tapetum)は、視神経円板の背側部の血管板と脈絡毛細血管板の間に存在する構造物である。輝膜(きまく)とも呼ばれ、英語からタペタム(またはタペータム)ともよばれる。細胞性輝板と繊維性輝板に分類される。
細胞性輝板は輝板細胞が網膜面と平行に層板上に積み重なった構造物であり、食肉類や原猿類に存在する。夜にネコの目が光って見えるのはこのため。
線維性輝板は少数の線維芽細胞を含む膠原線維層からなる構造物であり、有蹄類や鯨類に存在する。網膜を通過した光線の内、網膜最外層の色素上皮細胞および脈絡膜に吸収されず、輝板に達したものはここで反射して再び網膜の視神経を刺激する。
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