『全唐詩逸』(ぜんとうしいつ)は、清の康熙帝の勅撰漢詩集『全唐詩』から遺漏した唐詩を、日本の江戸時代の漢詩人・儒学者の市河寛斎がまとめて出版した詩集。文化1年(1804年)に刊行。
皇帝の権威で編集され、唐代のすべての漢詩を集めたとされる詩集に遺漏があり、それを日本の学者が補ったということから、当時の中国の学者や文人を驚嘆させ、清でも出版されて評判となった。
復刻版は『日本詩話叢書 第6巻』(鳳出版、1972年)に所収。
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