おばこ娘(おばこむすめ)は、秋田おばこ農業協同組合のマスコットキャラクターである。
「おばこ」とは、辞書によると東北地方で、少女や娘、あるいは、跡取り以外の娘、未婚の女性や妹を意味するとされる。 合併の際、新農協の名称を公募したところ、「秋田おばこ」が多数を占めたことから、新農協の名称にふさわしいとして決定された。
秋田おばこ農業協同組合ホームページによると、「秋田おばこ」とは「秋田で生まれ育った娘さん」の意としている。旧大曲市や旧仙北郡町村を指す大曲仙北地方は、「秋田おばこ」の本場とされ、「秋田美人」の輩出が特に多い地域として知られる。また、民謡「秋田おばこ節」の誕生の地としても知られる。
主として組合員向けの商品にキャラクターが描かれている。
一般向けとしては、農産物の包装やラベルに描かれる事があるほか、一部の生協で販売されている精米や首都圏の一部の献血センターが配布する精米に描かれる事もあるという。
以下の農協施設や設備等に描かれる事もある。
かつてイラストが表示されていたもの
イラストが表示されたグッズ(農業資材・農産物・チラシ類以外のもの)
2002年12月21日放送のJAグループ秋田提供の番組でインタビューを受けた。(放送日推定)
(AKT秋田テレビ「JAみどりの広場」で放送された内容より要約)
イラストを描いた人は現職JA職員の女性。 幼少の頃からマンガなどを模写していた、イラストの勉強や美術部に所属するなど本格的なことはしていないが、 中学時代はイラストクラブに所属していたとのこと。それ以後はブランクがあったが、 その後(放送の4年前に行われた)組合内チラシコンテストにてチラシに手書きイラストを入れたことがきっかけで再びイラストを描き始めた。 このチラシコンテストが契機となり抜擢されたようである。 作画手法は手書き原稿をスキャナで取り込み、タブレットで修正・彩色を行うようである。 ノートパソコンとタブレットを使用し、番組内で実演をしていた。 キャラクタのイメージとしては、ぷくぷくとした、かわいらしい純情そうなおばこ娘をイメージして描いたとの事。 今後の抱負(当時)としては、マンガっぽい女の子のイラストだけでなく、本格的な絵のようなものや、商品のマークにもチャレンジしてみたいと述べていた。 ちなみに、おばこ娘キャラクター入り肥料袋が流通(春季以降に農家へ販売される)する前年に放送されたもののようである。
その後、2009年2月14日放送のAKT秋田テレビ「JAみどりの広場」の「がんばってます」のコーナーでおばこ娘が取り上げられ、作者がインタビューを受けた。
(放送された内容より要約)
この「がんばってます」のコーナーは、県内16のJAががんばっている事をピックアップする企画で、 秋田おばこ農業協同組合では、第1位が秋田おばこ米、第2位がおばこ娘、第3位が加工品(農産物を様々な食品に加工して販売しているもの)であった。
第2位のおばこ娘の紹介では、 作者は秋田おばこ農業協同組合の女性職員ということで、職場で仕事をしている様子と自宅でイラストを製作する様子が紹介された。
おばこロマンシリーズの肥料にキャラクターが使われた経緯についてこう述べている。 この肥料の担当者が元はこの職員が所属する支所の直属上司だった事から、この職員にイラストを描くように依頼があったとのこと。 以前のおばこロマンのパッケージは他のJA職員が描いた切り絵イラストであったという。 本人曰く、現在のイラストは、よりかわいらしく親しみやすいものを目指して描いたとの事。 おばこ娘の瞳は印象深い緑色をしているが、春の緑一面の田んぼをイメージしているとのこと。 秋田おばこ農業協同組合には米以外にも様々な特産品があることから、それらの様々なものを持ったおばこ娘を描いてみたいと抱負を述べた。 今回の番組企画において、JAみどりの広場の司会アナウンサー二人のイラストを描く事になり、 オーバーオール姿の二人が大きなハート型のおにぎりを持っているイラストを仕上げた。 (放送日がバレンタインデーである事から、チョコレートの代わりに特産の米を使ったおにぎりにしたようである)
ちなみに、前回の放送では描くためのポインティングデバイスとしてタブレットを使用していたが、今回はスキャナで原稿を取り込みマウスを使用し補正彩色をしているようである。
第1位の秋田おばこ米の紹介では、 大仙市四ツ屋のライスターミナルから、オーストラリアに輸出される際のセレモニーにおいて、 秋田おばこ運輸(主要なトラックの側面におばこ娘のイラストを描いている)の大型トラックの前面に、 おばこ娘のイラスト入りの垂れ幕を取り付けて出発する様子が紹介されている。
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