「ヤマトナデシコ七変化」(ヤマトナデシコしちへんげ)は、1984年9月21日にビクター音楽産業より発売された小泉今日子の11枚目のシングル。同年11月7日には、10万枚限定生産の12インチ・シングル盤がKYON2名義で発売された。
表題曲の「ヤマトナデシコ七変化」というタイトルは、作詞を手掛けた康珍化がある映画の待ち時間に見た雑誌の中に、「最近のヤマトナデシコは奔放で、恥じらいもなく実にけしからん」といった内容の記事を見つけたことから生まれたもの。固定化された女性観や価値観の押し付けに対して、舌を出して遠ざかる小泉の姿が浮かび、「あ、これだ」と直感したという。更に康は、1935年ごろに制作された時代劇映画『雪之丞変化』を思い出し、そこから詞のイメージを掴んでいった。曲は和と洋を融合させた新しいサウンドを目指して作られ、筒美京平が作曲、編曲は若草恵が担当し、和のイメージだけでなくフラメンコ風のギターも加わり、チャイナ風の雰囲気も感じさせるオリエンタル・サウンドに仕上げられている。
7インチ・シングル盤は、当初は9月5日発売予定だったが2週間ほど延期された。オリコン発表の売上枚数は30.1万枚。
1991年11月には8cmCDがリリースされている(カップリングは「渚のはいから人魚」)。
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