鈴木 雅之(すずき まさゆき、1956年〈昭和31年〉9月22日 - )は、日本の歌手。ラッツ&スターのメンバー。身長176cm、血液型AB型。
愛称は「Martin(マーチン)」。サングラスに口髭がトレードマーク。所属レコード会社はエピックレコードジャパン、所属プロダクションはマザー・ポップコーン。公式ファンクラブは「Lovers」。大森海苔親善大使。姉は歌手の鈴木聖美。
東京都大田区出身。幼少時代は内気で自己主張が苦手な子供であり、いつも姉と行動を共にしていた。姉は女番長であり、体も声も大きいことで有名で、鈴木自身もその影響を受けて、十代の頃は不良グループに所属し、喧嘩や暴走行為、ディスコ等に興じていた程のかなりのワルであったという。
常用しているサングラスも鈴木の内気な性格の裏返しとも言え、深夜に人々と会う際にもサングラスを着用していないことに不安を感じると発言している。
実家は旋盤の町工場で、鈴木の父が経営していた。また、鈴木自身も高校中退後、歌手デビューして以降も歌手活動が軌道に乗るまで、父の経営していた町工場で働いていた。
シャネルズの他のメンバーの佐藤善雄や久保木博之とは中学校の同級生。
元タレントの田代まさしとは、悪童同士で高等学校入学初日に意気投合した仲。10代の頃は田代らと共に不良グループに所属していたこともある他、(鈴木と対照的に)父親と不仲だった田代が鈴木の家に居候生活していたこともあった。田代は鈴木の家族、特に鈴木の母親に気に入られ、可愛がられていたという。なお、両親は2020年の時点でどちらも亡くなっている。
父はシャネルズのメンバーを家族同然に受け入れており、メンバーらが鈴木の家に泊りがけで遊びに来た時等、朝食をもてなした事もあった。
2000年代からはラブソングの帝王、ラブソングの王様などと呼ばれるようにもなった。ライブなどでも「ラブソングの王様、鈴木雅之です」と自己紹介するのが定番であり、自身は「ナルシストっぽく思えても自信に満ち溢れたイメージに繋がる」と語っている。
10代の時、同級生らと趣味でバンド活動をしており、当時は楽器の演奏もこなしていたが、17歳の時バイク事故で足を怪我し、さらには工場の旋盤作業で手を痛めたことから楽器演奏を諦めた経緯がある。
中居正広のラジオ番組で、野球は巨人ファンだと公言したことがある。鈴木によると東京生まれということや、王貞治や長嶋茂雄に憧れていたことが、きっかけだったという。
幼少期からR&Bやフォークソングに傾倒しており、高校時代には映画『レッツ・ザ・グッド・タイム・ロール』に登場するソウルフルなドゥーワップにも刺激されている。また、姉も幼少時代からビートルズなどに傾倒しており、鈴木も姉の影響で音楽に傾倒するようになったと言う。
ソロシンガーとしては他のアーティストや音楽プロデューサーらが作詞・作曲した曲を歌うことが多いが、楽曲によっては鈴木自らが作曲または作詞作曲の双方を手がけることもあり、他のアーティストに対しては姉の鈴木聖美や小泉今日子、小比類巻かほるらに楽曲提供している。また、ラッツ&スターでは、一部シングル曲とアルバム収録曲の大半を鈴木が作曲した。鈴木自身は「シンガーソングライター」ではなく「ヴォーカリスト」と称しており、他のアーティストや音楽プロデューサーが作詞・作曲・編曲した作品を自分なりの色に染め上げることが自分自身の役割だと述べている。ただ、自分の想いを伝えたいときは自分で曲を作るとも語っている。
かつては喫煙していたが、40代半ば頃からは尊敬している山下達郎が禁煙した事を受けて鈴木も禁煙している。
扁桃腺が弱く、風邪を引きやすい体質のためか、日頃から喉の健康管理には人並み以上に気を遣っている。就寝時にもマスクを着用しているほどである。
大の甘党。「渋谷で5時」のミュージック・ビデオでは、鈴木が喫茶店で菊池桃子と待合せの際、クリーム・ソーダを注文するシーンが存在する。ライブ終わりには、おはぎを食べており「通はこしあん」と言い切るほどのこしあん派である。
愛犬家で、幼少期からずっと犬を飼い続けている。グループ時代には飼い犬を登場させたアルバム・ジャケットも存在する。ソロでも犬が登場するアルバムがいくつか存在する。
母方の祖父が大森の海苔漁師だったということもあり、大森海苔親善大使に任命された。
2019年よりテレビアニメ『かぐや様は告らせたい』シリーズのオープニング主題歌を担当し、「アニソン界の大型新人」(2022年の第3期以降は「アニソン界の永遠の大型新人」)を名乗る。
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