『特捜最前線』(とくそうさいぜんせん)は、テレビ朝日・東映の制作により、テレビ朝日系列で1977年4月6日から1987年3月26日まで放送されていた刑事ドラマである。
2012年に東映チャンネルで放送された『特捜最前線2012 爆破0.01秒前の女』と、2013年にテレビ朝日系列『日曜エンターテインメント』で放送された『特捜最前線2013〜7頭の警察犬』についても本項で扱う。
東京総合ビル33階の一室に置かれた警視庁特命捜査課(通称「特命課」。架空の部署)に所属する刑事たちの捜査活動と人間ドラマをシビアに描く。
取り上げられる事件は「行方不明になった子供の捜索」から「特殊爆弾によるテロ」まで幅が広い。
※新番組予告紹介順および初登場順
※高杉幹子は3代目、江崎愛子は4代目婦警。初代と2代目は準レギュラー一覧に表記。
特命捜査課は、警視庁本部や所轄が手がけた解決済事件の再調査や通常捜査では手に負えない難事件の解決を目的として、警視庁が創設した独立セクションである。その捜査は多岐に及び、いかなる事件にも介入できる権限を持つ。「他では出来ないことをやる」という課長の神代警視正の信念が捜査活動に大きく反映されたものとなっている。
特命捜査課は霞ヶ関の警視庁本部庁舎内ではなく、民間の総合ビルに入居。屋上にはヘリポート、地下には捜査車両が待機する駐車場がある。また刑事部屋の隣には取調室があり、そこにある洗面台の鏡がマジックミラーとして、刑事部屋から取り調べの様子が見えるようになっている。
番組開始当初の刑事部屋は近未来的な意匠が施されており、出入口付近に数本の柱が設けられ、課長のデスクの後ろにはレーダー型の背景が置かれた(第3話よりレーダーに東京周辺の地図が写るようになる)。第6話には柱が撤去、課長のデスクの背景も大きな東京周辺の地図に変更され、一般的なイメージの刑事部屋に変更されている。大型無線装置(電話や取調室の音を部屋内に流す拡声機能つき)、固定電話、リール型のテープレコーダーと一通りの設備が整っている。部屋内には特命ヘリをはじめ各種ヘリコプターのスチールが貼られている。
詳細は下記のページを参照のこと。
視聴率上位20作品。いずれもビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯。
第355話「トルコ嬢のしあわせ芝居!」がDVD-BOX特典の予告編集でカットされている。
東映チャンネルとファミリー劇場(いずれもCS放送局)による「ドラマクロスプロジェクト」の下で、製作された初のリメイク版。2012年10月1日に東映チャンネルで初放送。同年12月には同チャンネルで、当作品と『プレイガール2012』のストーリーをつなぐスペシャルドラマ『特捜最前線×プレイガール2012』が放送された。当作品はレギュラー版最終話で特命捜査課が特命捜査部に格上げされその下に特命一課と特命二課に設置された設定を踏襲しており、その中の特命一課が舞台になっている。
『特捜最前線2013〜7頭の警察犬』(とくそうさいぜんせん2013〜7とうのけいさつけん)は、2013年9月29日の21:00 - 23:10(JST)に、テレビ朝日系列『日曜エンターテインメント』枠にて放送。シリーズ終了後、地上波でこの作品の新作が放送されるのは初めて。主演は上川隆也。東映京都撮影所が制作しているため、『科捜研の女』などと同様、京都が舞台となっている。
主な出演者のうち、小林稔侍、片桐竜次は過去のテレビシリーズにたびたび出演している。
系列は2023年1月現在の系列。レギュラー版は本放送を実施した局のみ記述。○は現在他系列局であるが、放送当時はテレビ朝日系列とのクロスネット局。☆は地方ロケをした回に制作協力した(エンドロールに表示が出た)局。太字はレギュラー放送を本放送で放送し、なおかつ『特捜最前線2013〜7頭の警察犬〜』も放送したANNフルネット局(放送局によっては再放送を実施した局もある)。グアムでも放送していた。
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