横浜市認定歴史的建造物(よこはましにんていれきしてきけんぞうぶつ)は、神奈川県横浜市都市整備局都市デザイン室が「横浜らしい景観を創り出している歴史的な建物」として認定した市内各所の建造物である。
都市の魅力を高める貴重な資源としてまちづくりに積極的に生かすため、横浜市都市整備局都市デザイン室が1988年(昭和63年)度に「歴史を生かしたまちづくり要綱」を定めた。 歴史的建築物として保全すべき部位とその意匠・材料・色彩および活用方法等を「保全活用計画」としており、専門家による調査において特に価値があると判断されたもの、専門家および市民の意見を取り入れて歴史的景観の保全と活用の推進を図ることを目的に設置された「歴史的景観保全委員」の意見および所有者との協議によって、適切な保全活用計画が作成されたものに対して、認定が行われる。
景観上価値があると市が判断した建造物は横浜市登録歴史的建造物として「歴史的建造物登録台帳」に記載され、所有者に登録通知書が送付される。その中で、特に重要な価値のあるものは所有者との協議がもたれ、所有者の同意が得られたものは横浜市認定歴史的建造物となる。建物を使い続けながら景観を保つことが趣旨であり、内部の改変はある程度許容される。外観保全や耐震改修には市から助成が受けられるため、所有者から市に相談が持ちかけられるケースもある。
2023年までは計101件の建造物が認定されている。特に脚注無き項目は、横浜市が発出した一覧を参照。表記は()書きを含めて一覧にあわせ、それ以外の説明は〈〉で記す。
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