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サボテンダー (ウルトラ怪獣)


サボテンダー (ウルトラ怪獣)


サボテンダーは、特撮テレビ番組『ウルトラマンA』をはじめとする「ウルトラシリーズ」に登場する架空の怪獣(超獣)。別名はさぼてん超獣

『ウルトラマンA』に登場するサボテンダー

『ウルトラマンA』第12話「サボテン地獄の赤い花」に登場。

異次元人ヤプールが送り込んだ地球侵略用超獣の第11号で、超獣製造機によって合成されたハリネズミとサボテンの合体生物。胸の棘をミサイルとして発射し、背の棘から放つショック波、体を丸めた状態で飛び回りながら突撃するサボテンボール、相手を捕らえる長い舌、口から霧状の溶解液を吐くなどの攻撃手段を持つ。

最初に出現した際にはウルトラマンAに止めを刺される直前、小さなサボテンに変身して逃れ、サボテン売りの露店に紛れ込む。頭頂部の花で虫を捕食していたところをサボテン売り親父の息子・三郎少年が発見し、彼によって「サブロテン」と命名されて学校で見せびらかされるが、夜間に飼育小屋のニワトリや巡回の用務員を捕食したうえ、三郎の父が食べていた焼き鳥までも盗み食べながら、徐々にエネルギーを蓄えていく。しかし、用務員を捕食した際に棘が抜け落ちており、それが後にハリネズミのものであると判明したことから、北斗に正体を看破されるきっかけとなる。

ドライブ中の若いカップルを捕食したところでTACによって捕獲されるが、北斗の「宇宙昆虫がレーザーを浴びて巨大化した前例がある」という意見により、地上で破壊すれば超獣として復活する危険があるとの判断から、宇宙へ運んだうえでスペースミサイルによる破壊が試みられる。しかし、そのエネルギーすら吸収して復活する。

棘や舌でAを苦しめるが、ダブルビームで舌を焼き切られたうえ、サボテンボールも敵わず投げ飛ばされ、最後はサーキュラーギロチンで身体を切断されて倒される。

  • デザインは鈴木儀雄が担当した。サボテンというモチーフがトゲや角などの突起を多用する鈴木の作風にマッチしており、鈴木自身も巨大ヤプールに並んで気に入っている1体としている。
  • 着ぐるみはマザリュースに改造された(首から下半身はリペイントされた)。

『ウルトラマンタロウ』に登場するサボテンダー

『ウルトラマンタロウ』第30話「逆襲! 怪獣軍団」に登場。

ウルトラマンAに倒されたサボテンダーが改造・強化された超獣で、巨大ヤプール(改造)が操る怪獣軍団の1体。初代より少し太目な体型で、体色が黄緑色となり、鳴き声も異なっている。また、初代に見られた無数の棘は生やしていない。ヤプールからは単に「サボテンダー」と呼ばれる。

青年・海野八郎によって危機に陥ったベムスター(改造)の援護を巨大ヤプール(改造)に命じられ、青い光球に乗って出現するが、ベムスター(改造)を勢い任せに突き飛ばすと海野を殺害しようと進撃し、そこに現れたウルトラマンタロウに阻まれる。その後、出現したベロクロン二世(改造)はZATの攻撃に為す術がなく、ベムスター(改造)は海野に両目をナイフで攻撃されて苦しんでいたため、自分はタロウと肉弾戦を繰り広げ、一時はタロウを投げ飛ばすなど奮戦するが、最後はストリウム光線を浴びせられ、爆発せずに絶命する。

  • 関連書籍では、名称を改造サボテンダーサボテンダー(改造)と記載している。
  • 着ぐるみはアトラクション用の流用。
  • オープニングに名前のテロップ表記がない。
  • ビデオ『ウルトラ怪獣伝説』では、ゼットンの命令でベムスター(改造)、ベロクロン二世(改造)、巨大ヤプール(改造)とともにタロウと戦うが、タロウのストリウム光線を受けて倒される。映像は『タロウ』の流用。

その他

  • 漫画『大怪獣バトル ウルトラアドベンチャー』の第9話・第10話では、ナックル星人と手を組んだヤプールによって他の超獣と共に送り込まれる。
  • 『てれびくん』に掲載された『ウルティメイトフォースゼロ アナザースペースアドベンチャー』では、ヤプールによって他の超獣と共にアナザースペースへ送りこまれてウルティメイトフォースゼロに襲いかかる。
  • 映画『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』では、百体怪獣ベリュドラの胴体を構成する怪獣の1体として初代サボテンダーが登場する。
  • 『大怪獣バトル ULTRA MONSTERS』のNEO-GL1弾に技カードとして登場。スキルは「全身針まみれ」。
  • ニンテンドー3DSおよびPlayStation Portableソフト『ロストヒーローズ』では、改造サボテンダーが巨大ヤプールの配下として改造ベムスターや改造ベロクロン二世と共に登場する。
  • 絵本「ウルトラかいじゅう絵本シリーズ」では、『さるかに合戦』をモチーフとした「カネゴンとかきのたね」に、カネゴン、モチロン、エレキング、ナメゴン、メフィラス星人と共に登場する。

脚注

注釈

出典

出典(リンク)

参考文献

  • 『不滅のヒーローウルトラマン白書』(初版)朝日ソノラマ〈ファンタスティック・コレクション・スペシャル〉、1982年12月31日。雑誌コード:67897-80。 
  • てれびくんデラックス愛蔵版(小学館)
    • 『ウルトラ怪獣大全集』小学館〈てれびくんデラックス愛蔵版〉、1984年9月10日。ISBN 4-09-101411-9。 
    • 『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE超全集』小学館〈てれびくんデラックス愛蔵版〉、2009年12月23日。ISBN 978-4-09-105129-5。 
  • 『宇宙船SPECIAL ’70年代特撮ヒーロー全集』監修 金田益実、朝日ソノラマ、1998年5月30日。ISBN 4-257-03533-1。 
  • 『ウルトラマン大辞典』監修 円谷プロダクション、中経出版、2001年12月21日。ISBN 4-8061-1556-8。 
  • 竹書房/ブレインナビ 編『ウルトラマン画報 光の戦士三十五年の歩み』 上巻、竹書房、2002年10月4日。ISBN 978-4-8124-0888-9。 
  • 『大人のウルトラ怪獣大図鑑』マガジンハウス、2012年9月26日。ISBN 978-4-8387-8770-8。 
  • 大石真司、江口水基・島崎淳・間宮尚彦『円谷プロ全怪獣図鑑』円谷プロダクション監修、小学館、2013年3月11日。ISBN 978-4-09-682074-2。 
  • 『オール・ザット ウルトラマンタロウ』ネコ・パブリッシング〈NEKO MOOK〉、2016年7月14日。ISBN 978-4-7770-1925-0。 
  • 『昭和特撮 カードクロニクル』辰巳出版、2019年8月20日。ISBN 978-4-7778-2359-8。 
  • 講談社シリーズMOOK ウルトラ特撮 PERFECT MOOK(講談社)
    • vol.10《ウルトラマンA》、2020年11月25日。ISBN 978-4-06-520932-5。 
    • vol.11《ウルトラマンタロウ》、2020年12月10日。ISBN 978-4-06-520933-2。 
  • 『円谷怪獣デザイン大鑑 1971-1980 豪怪奔放』ホビージャパン、2021年12月24日。ISBN 978-4-7986-2664-2。 
  • 『ウルトラマンタロウ・クロニクル』双葉社、2023年12月6日。ISBN 978-4-575-45954-8。 
Collection James Bond 007

関連項目

  • ウルトラマンAの登場怪獣
  • ウルトラマンタロウの登場怪獣

Text submitted to CC-BY-SA license. Source: サボテンダー (ウルトラ怪獣) by Wikipedia (Historical)



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