南品川(みなみしながわ)は、東京都品川区の地名。現行行政地名は南品川一丁目から南品川六丁目。住居表示実施済区域。
かつての品川宿(江戸時代)の南半分に相当する。
品川区東部に位置する。北部は目黒川に接し、これを境に北品川に接する。東部は元なぎさ通りに接し、これを境に東品川に接する。南部は概ね東京都道420号鮫洲大山線に接し、東大井に接する。西部はJR線(東海道本線など)の線路に接し、これを境に広町に接する(いずれも地名は品川区)。町域内を南北に第一京浜が、南東部にはジュネーブ平和通り(第一京浜の交差点からは池上通りと名称が変わる)が通っており、五丁目内に仙台坂がある。また北東部にはゼームス坂通りがある。また東部の一丁目・二丁目・三丁目内には旧東海道が通っており、通り沿いは商店や寺院などかつての品川宿の名残を見ることができる。
町域内には京急本線の線路が第一京浜と並行して走っている。新馬場駅と青物横丁駅が置かれ、住宅地の他には寺院や商店、工場なども見られる。
住宅地の地価は、2023年(令和5年)1月1日の公示地価によれば、南品川1-3-13の地点で63万円/m2、南品川6-7-36の地点で72万8000円/m2となっている。
江戸時代の品川宿(現在の青物横丁駅付近)には非人頭松右衛門に支配された非人系部落があったが、第一京浜国道の建設に伴って南品川のゼームス坂下に移転した。世帯数は約2000であった。
2023年(令和5年)1月1日現在(東京都発表)の世帯数と人口は以下の通りである。
国勢調査による人口の推移。
国勢調査による世帯数の推移。
区立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる(2020年4月時点)。
南品川における鉄道駅として、北東部の一丁目北端に京急本線新馬場駅の南口がある(北口は隣の北品川)。南東部の三丁目には隣の青物横丁駅がある。また、北東方向の天王洲アイル駅、南西方向にある大井町駅の利用も多い。他に、大井町駅からのバス路線の利用もある。
2021年(令和3年)現在の経済センサス調査による事業所数と従業員数は以下の通りである。
経済センサスによる事業所数の推移。
経済センサスによる従業員数の推移。
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