『ケータイ捜査官7』(ケータイそうさかんセブン)は、テレビ東京系列および岐阜放送で2008年4月2日から2009年3月18日まで放送された特撮テレビドラマ。放送時間は水曜日の19:00 - 19:26。ただし、初回・第23話・最終回は1時間スペシャル。
岐阜放送では独自の特番などの影響で、別枠で代替放送されることもあった。また、奈良テレビでも2008年4月24日より木曜日の19:00 - 19:26に放送。
玩具企画開発企業のWiZとアニメーション制作会社Production I.Gが初めて手掛けた特撮作品。特撮作品がゴールデンタイムで放送されるのは『超人機メタルダー』以来21年ぶりであった。テレビ東京のゴールデンタイムでの連続現代劇(ドラマ)としては、2000年の夏から秋にかけて放送された『ハッピー2 愛と感動の物語』以来、7年半ぶりとなった。
ネットワーク犯罪を捜査する組織アンダーアンカーのエージェントと携帯電話から変形する小型ロボットフォンブレイバーの活躍を描く。見習いエージェントとなった少年とそのパートナーであるフォンブレイバーとの交流を中心に、携帯電話がモチーフであることからコミュニケーションを基本テーマとしている。ストーリーは基本的に一話完結形式となっており、シリアスなものからコメディまで多彩な内容となっている。
シリーズ監督の三池崇史は「子供向け番組だが、子供に媚びることなく、『テレ東をなめるな』の気持ちで自分たちも楽しんで作っていきたい」としている。本格的な一般ドラマへの出演経験を持つベテラン俳優が数多く出演しており、内容もハードなものから人情話、コメディ、ホラーまで実にバラエティーに富んだものとなっている。
キャッチコピーは「これが 明日の リアル。」。また、CGによるVFXを多用し「《明日未来》VFXエンタテインメント」とも称している。作中登場の「フォンブレイバー」を模した携帯電話がソフトバンクモバイル(現・ソフトバンク)、キャラクター玩具がバンダイからそれぞれ発売された他、第4話では同社のCMの「お兄ちゃん」役で知られるダンテ・カーヴァーがゲストとして出演している。
前番組『アイシールド21』と同様に、男性アナウンサーor女性アナウンサーが提供読みを担当していたが、後に各キャラクター(フォンブレイバー)が担当するようになった。
本放送の他、テレビ東京では2008年10月から同年12月まで火曜日の25:30 - 26:00に、冒頭に一部レギュラー陣や大久保佳代子(オアシズ)によるミニドラマを加えた『ミッドナイトセレクション』を放送した。また、同時期に同じく日曜日の11:00-11:25にも一部の回を抜粋し、再放送していた。
2008年10月22日「国際ドラマフェスティバル in TOKYO 2008」で、新設された第1回東京ドラマアウォードのキッズ&ヤング部門賞を受賞。
2009年1月24日-25日にはイベント『Production I.Gシアターフェスティバルatシネマイクスピアリ』で1話がスクリーン上映され、2009年10月18日にはイベント『ケータイ捜査官7 劇場イベントNEXT』が開催された。
2010年2月には『S-1バトル』にエントリーした。
2018年8月25日には放送開始から10周年を記念して阿佐ヶ谷ロフトAで、イベント『ケータイ捜査官7 10周年ファン感謝イベント「キミのココロを受信した!」』が開催された。
2020年1月28日にBlu-ray-BOXが発売された。発売元はバンダイナムコアーツ。
これはそう遠くない未来(=明日未来)の物語。
高校生の網島ケイタは、幼いころから転校を繰り返したことから、学校では友達もいなくて浮いている、無気力な少年。何事にも投げやりで、他人との接触を避ける生活をしていた。
ある日、ケイタは工事作業用の機械が暴走する事件に巻き込まれてしまう。そこには滝本壮介という男と、1体の動く携帯電話がいた。ケイタはその携帯電話・フォンブレイバー7の指示に従い、事件の解決に貢献する。傷ついた滝本は死亡、ケイタは滝本が所属していた機関のエージェントとして活動することとなった。
特殊捜査部の班の一つ。クレジットでは、キャストのみ記載される。
志村・海斗刑事のパトカーはホンダ・インスパイア(4代目)だったが途中からトヨタ・クラウン(13代目)へ変更された。
当項では型式番号順に記載する。
当項では登場順に記載する。量産型のため複数存在する物もあるが、デモリッションとアナライザーはゼロワンに悪用されたため廃盤となり、ゼロワンが所持する一体ずつしか存在しない。第44話では、ソリッドを除き、自爆機能を持ったジーンとの戦いで、各一機ずつ爆破された。
『ケータイ捜査官7 -NEXT-』で登場の宇宙探査支援ツール。UNDER-ANCHER(アンダーアンカー)下部組織で、UNDER-ANCHER宇宙組織であるUNSOR(アンサー)の開発部が開発した。NEXT登場の新ブーストフォンやフォンブレイバーもここで紹介する。
現在、この探査計画は第一次計画の段階であり、人工知能エライザのプログラムのもと、大気圏外自立型探査機(フォンブレイバーNEXT)が即時利用できるように、アクセルデバイスを無重力下や過酷な環境下での使用を想定した探査訓練や耐久試験を、犯罪捜査の合間を縫ってフォンブレイバーセブンたちが実施、エライザを通じてデータをステーションにフィードバックし、大気圏外自立型探査機に「通信教育」を施す日々を送っているのである。
だが、ここで紹介するアクセルデバイスは宇宙探査支援ツール、ブーストフォンは地球での犯罪捜査と、担う役割は大きく異なっている。
メインキャラクターは各登場人物を参照。
括弧内は登場話数。
放送日はテレビ東京のもの。本編45話+番外編3話。なお、当初は全51話が予定されていた。
『ケータイ捜査官7 DS バディシークエンス』早期購入特典DVD。公式サイトでも特別映像として配信された。
「ケータイ死す」以降の放映終了後に公式ホームページで配信、および『ケータイ捜査官7カフェRETURNS』で流された短編。放送終了後の配信のため、本編と連動したエピソードもある。2009年3月20日発売の『ケータイ捜査官7 つぶやきセブンひみつ通信』としてドラマCD化されたほか、2009年8月25日発売のBD&DVD第13巻にカフェ特別版が収録される。
また公式ではないが河本邦弘のブログでもセブンのメッセージ動画がアップされている。
放映終了後の2009年5月1日からバンダイチャンネルで配信されたネットムービーシリーズ。全10話。ゼロワンがケイタに協力するようになったころのエピソードであり、新たに設立した「UNSOR(アンサー:UN”der-Ancher ”S”pace ”OR”ganization=アンダーアンカー宇宙組織)」が所有する実験用宇宙ステーションで、アクセルデバイスのための試験に人工知能エライザを通してセブンたちが通信教育を施していく。ただし短編映像のため本編中では状況説明はほとんどされずセブンとアクセルデバイスとの掛け合いやゼロワンやネクストとのコント風になっている。10話で完結したが『ケロケロエース』特集ページで、火星調査に向かったその後の話が語られている。
2009年6月19日配信よりバンダイチャンネルで配信されたつぶやきセブンの続編ムービー。「ケータイ捜査官7 -NEXT-」や公式ブログともリンクした内容になっており、ゼロワンが作った(セブンだけが見ることが出来ない)シルバーマンのBlogもネタとして登場している。2009年12月7日のサイトリニューアルより、公式サイトから直接配信動画が見られるようになった。
2010年2月のソフトバンク主催のプロのお笑い芸人がケータイ動画で競う大会『S-1バトル』の「2月のバトル」に動画作品『本当はケータイ捜査官です』をエントリーし、第1ステージで敗戦。2010年4月30日には『MANZAIセブン』と題して公式サイトで無料配信。以降実験用に撮影されたというネタも配信された。
2008年10月7日-12月23日にテレビ東京で深夜再放送された『ケータイ捜査官7 ミッドナイトセレクション』冒頭のミニコーナー。コーナーは第11回で終了し、再放送枠最終回はオリジナルエピソード『ドキッ♥X'mas捜査官』を放送。
2020年1月28日発売Blu-ray BOX収録の映像特典。ゲスト脚本は冨岡淳広、藤咲淳一。
※その他イベント限定商品等もあり。
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