ユニバーサルミュージック (日本)


ユニバーサルミュージック (日本)


ユニバーサル ミュージック合同会社(Universal Music LLC)は、日本のレコード会社。仏・ヴィヴェンディ傘下の米・ユニバーサル ミュージック グループの日本法人で、ユニバーサル ミュージック ジャパン(Universal Music Japan)との別名を持つ。

概要

日本に拠点を置く外資系レコード会社の中では最大手である。外資系ではあるが役員に実績のある生え抜き社員を登用するなど、民族系同業他社と同等の経営体制となっている。

日本法人は前身のポリグラム系(ただしポリスターとトーラスは除く)3レーベルとユニバーサル ビクター(MCAレコード)を2000年に経営統合させており、ユニバーサル ミュージック グループが保有するロック、カントリー、クラシック、ジャズといった洋楽に加え、J-POP・演歌(歌謡曲を含む)の音源・アーティストを多く擁している。2012年には親会社によるEMI買収に伴い、同業大手のEMIミュージック・ジャパンを吸収し、事業規模を拡大している。

邦楽・J-POPに関しては前身のポリグラムでの石坂敬一社長(当時)就任後より、同一資本下で独立した制作部門・レーベルを複数設けてグループ内で切磋琢磨させヒット作を生み出すことを狙いとしており、A&Rに注力している。現法人発足後は社内カンパニー制を採りいれて制作部門が独立した組織となっているが、ソニー・ミュージックエンタテインメント(SMEJ)やエイベックス・グループとは異なり、事業分野別の分社化は行っていない。

「ユニバーサル」およびそのロゴマークである地球儀マークを冠するソフト会社としては、NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン(旧:ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメントジャパン ← ジェネオン・エンタテインメント ← パイオニアLDC)も存在するが、こちらはコムキャスト / NBCユニバーサル傘下で、2016年現在両社に直接の資本関係はない。ただし、BD/DVD起動時に登場する地球儀のBGMについてはかつて提携していた名残のせいか同一のBGMを使用している。


沿革

  • 1927年5月30日 - 阿南正茂が「株式會社日本ポリドール蓄音器商會」を設立。ドイツ・グラモフォン傘下のポリドール・レコードの、国内での販売を開始。
  • 1950年4月 - 日本ポリドール蓄音器商會が「ポリドール蓄音器株式会社」に社名変更。
  • 1953年4月1日 - 「日本ポリドール株式会社」が、ポリドール・レコード(イギリス)と富士電機製造の出資で設立される。
  • 1956年 - 日本ポリドールが「日本グラモフォン株式会社」に社名変更。
  • 1962年 - ドイツ・グラモフォンとフィリップス・レコード(フォノグラム)(オランダ)が、それぞれの出資母体であるシーメンスとフィリップスの下で提携し、DGG/PPIグループ(グラモフォン・フィリップスグループ)を結成。
  • 1966年 - 日本ビクターレコード事業部(現:JVCケンウッド・ビクターエンタテインメント)内にフィリップス事業部が作られ、日本に於いて「フィリップス」レーベルでの邦楽流行歌の制作が開始される。
  • 1969年 - 目黒区大橋に日本グラモフォンの自社ビル( - 2002年)が完成。
  • 1970年6月1日 - オランダ・フィリップス、日本ビクターおよび松下電器(現:パナソニック)の三社合弁で「日本フォノグラム株式会社」が設立され、日本ビクターから独立。業務開始は同年6月21日。
  • 1971年 - シーメンスとフィリップスは折半出資でポリグラムを設立し、DGG/PPIグループのレコード会社を傘下に入れ、レコード事業を統合させる。
    • 11月 - 日本グラモフォンが「ポリドール株式会社」に社名変更。
  • 1972年 - フォノグラムがポリドール・レコードを子会社化し、ポリグラム傘下に入る。
  • 1990年4月20日 - ポリグラムの日本事業統括法人として「ポリグラム株式会社」を創立。
  • 1992年12月 - ポリドール株式会社、日本フォノグラム株式会社の管理・輸入・商品管理部門をポリグラム株式会社へ移管。
  • 1993年2月 - ポリドール株式会社内のb.gramレーベルを、ビーイングと共同出資の上B-Gram RECORDSとして法人化。この年、ZARDのヒットで過去最大の売上を記録。
    • 12月 - ポリドール株式会社、日本フォノグラム株式会社の開発本部・営業本部・クラシック本部が、邦楽制作部門を残しポリグラム株式会社へ移管。
  • 1994年11月 - 東芝EMI(後のEMIミュージック・ジャパン)取締役の石坂敬一が、ポリグラムからヘッドハンティングを受け移籍、代表取締役社長に就任。
  • 1995年3月 - 日本フォノグラムがマーキュリー・ミュージックエンタテインメント株式会社(英略称:MME)に社名変更。松田聖子ら専属アーティストの開拓を活発化。
    • ポリドール出身の多賀英典が興したキティグループの「株式会社キティエンタープライズ」(旧:キティレコード)および音楽制作部門の「株式会社キティミュージックコーポレーション」がポリグラム株式会社の資本下に入る。キティミュージックコーポレーションは「ポリグラム・ミュージック・ジャパン株式会社」に社名変更。
    • ポリドール出身の五十嵐泰弘が興した「トーラスレコード」がポリグラム株式会社の資本下に入る。後の1997年に社名を「ニュートーラス」に改称。
  • 1998年11月 - ポリグラムの親会社であるフィリップスが、ポリグラムの株式全てをMCA(現:NBCユニバーサルの一部)の親会社であったシーグラムに売却。アメリカではMCAレコード・ポリグラムが経営統合したことに伴い12月に「ユニバーサル ミュージック」発足。ポリグラムのクラシックレーベルは徐々にユニバーサルへ変更される。
  • 1999年7月 - ポリグラム株式会社が「ユニバーサル ミュージック株式会社」に社名変更。
    • ニュートーラスがユニバーサル ミュージック株式会社に吸収合併される形で解散。
  • 2000年
    • 2月 - 東京国税局の税務調査で、ユニバーサル ミュージック株式会社とポリドール株式会社の二社で約250億円の申告漏れが発覚し、約100億円の追徴課税に応じたことが報じられる。両社はモータウン買収時に、米国の投資組合にポリグラムの外国法人と共同出資しているが、モータウンの事業利益は最小出資者である米国法人が実質独占しているにもかかわらず、日本法人はのれん取得費用の損金を自社利益と打ち消すよう毎年計上することで節税を図ったとされる(移転価格税制)。
    • 8月 - ユニバーサル ビクター(MCAレコード)と経営統合するとともに、ユニバーサル ミュージック発足時のレーベル・部門別に社内カンパニー制を導入。「ポリドール」(ポリドール株式会社の営業・制作事業をユニバーサル ミュージック株式会社に移管)、「ユニバーサル」(ユニバーサル ビクターの邦楽部門)、「ユニバーサル インターナショナル」(ポリグラムおよびMCAの洋楽・クラシック部門)をそれぞれ発足する。
    • 9月 - 社内カンパニーのキティエンタープライズがMMEに吸収され、キティMMEとなる。
  • 2001年7月 - ユニバーサル、ポリドールの同レーベルの制作クレジットを「ユニバーサル ポリドール」と二重に変更する。
  • 2002年6月 - 本社を目黒区大橋から港区の青山一丁目駅の近くに完成した新社屋に移転。
    • 6月末 - 邦楽制作部門の社内カンパニーであるユニバーサル、ポリドール、キティMMEの3レーベルを統合・集約し、「UNIVERSAL J」に一新する。
  • 2003年12月 - ビクターエンタテインメント(現:JVCケンウッド・ビクターエンタテインメント)との販売委託契約、業務提携を解消。2004年1月より自社販売を再開。
  • 2004年1月 - UNIVERSAL JよりキティMMEの流れを汲む社内カンパニー「UNIVERSAL SIGMA」を設置。
  • 2007年1月 - UNIVERSAL Jから主に旧ポリドール系の制作・宣伝スタッフにより、社内カンパニー 「ナユタウェイヴ レコーズ」(NAYUTAWAVE RECORDS)を分裂する形で設置。
  • 2008年1月 - 社内カンパニーの「USMジャパン」を改組し、「ユニバーサル ストラテジック マーケティング ジャパン」を発足。
  • 2009年
    • 1月 - 株式会社から合同会社に組織変更。
    • 11月 - 小池一彦がCEO兼社長に就任。
  • 2011年10月 - CMのサウンドロゴ導入。
  • 2012年
    • 1月 - 「ユニバーサル ストラテジック マーケティング ジャパン」の名称が再び「USMジャパン」となる。
    • 7月 - 東京国税局から2012年12月期までの3年間に約90億円の申告漏れを指摘される。
    • 10月1日 - 親会社によるEMI(レコード制作部門)の買収に伴い、株式会社EMIミュージック・ジャパンを傘下に収める。
  • 2013年
    • 1月15日 - 小池CEO兼社長がEMIミュージック・ジャパンの代表取締役社長兼CEOを兼務する。
    • 4月1日 - EMIミュージック・ジャパンを吸収合併する形で経営統合し、邦楽部門は「EMI Records Japan」として運営を開始する。これにより、赤坂Bizタワー内にあったEMIミュージック・ジャパンの本社オフィスは同社の赤坂オフィス(本社ビルは青山オフィス)となる。
    • 9月 - 同年の2月7日に、 親会社が所有していたEMIレコードの主要部門であるパーロフォン・レーベル・グループをワーナー・ミュージック・グループへ売却したことに伴い、日本でのEMIクラシックス(旧EMIミュージック・ジャパン原盤を除く)や欧州のEMI(ビートルズを除く)の販売権が、ワーナーミュージック・ジャパンへ移行する。
    • 10月2日 - 同社のレーベル「EMI Records Japan」の規格品番が、旧東芝EMI時代から長年に渡り使用されていたTO(TOCT、TOCPなど、邦楽アーティストの場合、マキシ・シングルまたはアルバムだとTOCTから始まる)からTY(TYCT、TYCI、TYCN、TYCPなど、同じく邦楽アーティストのマキシ・シングル、アルバムはTYCTから始まる、かつてはユーメックスが使用していた)に変更される。
  • 2014年
    • 1月1日 - 副社長として邦楽部門を統括していた藤倉尚が社長兼最高経営責任者(CEO)に就任。前CEO兼社長の小池一彦は代表権の無い会長に就任した。NAYUTAWAVE RECORDSとEMI Records Japan EMI Jを統合し「EMI Records」が発足、EMI Records Japan EMI Rは「EMI R」とする。
    • 2月5日 - エムティーアイとの共同出資により株式会社ZERO-Aが設立。
    • 4月15日 - EMI RとDelicious Deli Recordsを統合して「Virgin Music」が発足し、直下に「Virgin Records」と「Delicious Deli Records」を置く。
    • 5月 - EMI Recordsの規格品番がUPに統一された。
  • 2018年
    • 4月11日 - ヒップホップジャンルに特化した新規メディア・プラットフォーム「HIP HOP DNA」の開設が発表された。
    • 6月25日 - 米・ディズニー・ミュージック・グループからウォルト・ディズニー・レコードの日本における独占ライセンス契約をエイベックス・エンタテインメントに変わり継承する。10月1日以降、音楽ソフト作品の出荷を開始した。
    • 9月15日 - 本社を神宮前タワービルディングへの移転を順次開始。
    • 10月9日 - 本社の神宮前タワービルディングへの移転を完了。
    • 11月1日 - 子会社の「ユニバーサル ミュージック&EMIアーティスツ合同会社」が「ユニバーサル ミュージック アーティスツ合同会社」に社名変更。
  • 2019年
    • 3月31日 - 子会社のZERO-Aの活動終了。
  • 2020年
    • 1月 - 社名をユニバーサル ミュージックから米と同じくユニバーサル ミュージック グループに変更。
    • 映像事業として「EASTWORLD ENTERTAINMENT」始動。
    • 3月 - 演歌・歌謡曲レーベル「Prime Music」を「Lighthouse Music」(ライトハウス ミュージック)に改称。直下に旧EMI系の「EXPRESS」と「Sakurastar Records」を置く。
  • 2021年
    • 10月1日、吉本興業ホールディングスのグループ会社、よしもとミュージック発売商品の営業・流通業務を受託。4日、よしもとミュージックとの共同レーベル「YOSHIMOTO UNIVERSAL TUNES.」を設立。10月29日、同レーベルの第1弾として、吉本興業所属タレント、ナインティナイン矢部浩之の歌手デビュー曲「スタンドバイミー」をリリース。

設立母体

  • ポリグラム→ユニバーサル ミュージック
    • 日本ポリドール→日本グラモフォン→ポリドール
    • トーラスレコード→ニュートーラス
    • 日本フォノグラム→マーキュリー・ミュージックエンタテインメント(MME)
    • キティ・エンタープライズ(キティレコード)
  • MCAビクター→ユニバーサル ビクター
  • 東芝音楽工業→東芝EMI→EMIミュージック・ジャパン

レーベル

現在、ユニバーサルミュージックは、ジャンル別に以下のレーベルからそれぞれ商品を発売している。レーベル名のあとに設けたカッコ内のカナ表記は例外を除き非公式である。項目読者のために、メディアなどが使用している代表的な読み方を掲載した。以下に記す規格番号はコンパクトディスク(12cm CD)の場合。DVDやブルーレイディスク(BD)など他媒体の場合は3文字目の"C"の部分が変わる。

邦楽

UNIVERSAL J(ユニバーサルJ)

2002年6月にユニバーサルとポリドールとキティMMEを吸収・分割した後、旧ユニバーサルビクターの流れを汲む。
規格番号はUPCHPOCS(2015年以降の福山雅治の作品のみ。制作をアミューズ、発売元と販売元を同社が各々担当している。2003年から2014年までの作品ではUUCHが割り振られていた)、UPCP(Perfumeの作品のみ)、UPCJ(King & Princeの作品のみ)。
  • Perfume Records(パフューム・レコーズ) - Perfumeのプライベートレーベル。
  • ASSE!! Records(アッセ!!レコーズ) - HYのプライベートレーベル。
  • Johnnys’ Universe(ジャニーズ・ユニバース) - 2018年設立。King & Princeのプライベートレーベル(ジャニーズ事務所とユニバーサルミュージックの共同運営)。
  • 歌姫レコード(うたひめレコード) - 中森明菜のプライベートレーベル。2014年にユニバーサルシグマから移籍。

UNIVERSAL SIGMA(ユニバーサルシグマ)

2004年にUNIVERSAL Jから分割された。かつて存在した邦楽セクション旧キティMMEの流れを汲む。
規格番号はUMCK
  • A&M RECORDS(エー・アンド・エム・レコーズ) - 徳永英明やエレファントカシマシらが所属。
  • Double Joy International(ダブルジョイ・インターナショナル) - クレイジーケンバンドのプライベートレーベル。
  • DCT records(ディーシーティー・レコーズ) - DREAMS COME TRUEのプライベートレーベル。
  • Augusta Records - 2017年1月にオフィスオーガスタの全株式を譲り受け戦略的提携を締結したことに伴って、同年4月よりソニー・ミュージックレーベルズ内のアリオラジャパンより移管。規格番号はUMCA
  • U CUBE(ユー・キューブ)- 2018年設立。CUBEエンターテインメントとの共同レーベル。
  • YOSHIMOTO UNIVERSAL TUNES(ヨシモト・ユニバーサル・チューンズ) - 2021年発足。吉本興業とユニバーサルミュージックの共同レーベル。

Virgin Music(ヴァージン・ミュージック)

規格番号はTYCTおよびUICV
EMI RとDelicious Deli Recordsが併合されて設立された。
  • Virgin Records(ヴァージン・レコード)
EMIミュージック・ジャパン時代に存在していた当レーベルがUMJに吸収されたのに伴って、改組したEMI Rが前身。
  • Delicious Deli Records(デリシャス・デリ・レコーズ) - 以前はユニバーサルインターナショナル内に組まれていた。
  • Def Jam Recordings(デフ・ジャム・レコーズ)
  • Republic Records(リパブリック・レコーズ)
  • 木梨レコード - 木梨憲武のプライベートレーベル。

EMI Records(イーエムアイレコード)

規格番号はUPCH
EMIミュージック・ジャパン時代に存在していたCapitol Musicの吸収に伴い改組したEMI Records Japan EMI Jと、旧ポリドールの流れを汲むNAYUTAWAVE RECORDSが併合されて設立された。
統合前の主力レーベルだった『EMI』の名を残したものである。
  • EASTWORLD(イーストワールド)
  • Third Party Distribution Deal(サード・パーティ・ディストリビューション・デル) - HKT48などが所属。AK-69の作品での規格番号はPOCSが使われた。
  • Mercury Tokyo(マーキュリー・トウキョウ) - MONSTA Xのプライベートレーベル。

ZEN MUSIC(ゼンミュージック)

規格番号はUPCH
  • GReeeeN、andropが所属。

Lighthouse Music(ライトハウスミュージック)

規格番号はUPCY
演歌・歌謡曲などの「大人ミュージック」レーベル。2020年3月「Prime Music」より改称。
  • SakuraStar Records(サクラスターレコード) - 旧EMI系。旧東芝EMI時代まで存在していた東芝レコードレーベルの後継となる演歌・歌謡曲専門レーベル。坂本冬美らが所属。
  • EXPRESS(エキスプレス) - 旧EMI系。

USM JAPAN(ユーエスエムジャパン)

規格番号はUPCY(旧譜の再発、コンピレーション盤中心)、UICZ(新譜中心)。
インターナショナルの邦楽部門。主にコンピレーション・旧譜の発売が中心。

Top J Records(トップ・ジェイ・レコーズ)

規格番号はJMCT
2020年発足。Sexy Zoneのプライベートレーベル(ジャニーズ事務所とユニバーサルミュージックの共同運営)。ジャニーズ事務所のグループ会社であるジャニーズ・ミュージックカンパニーがレーベルの母体であり、同社が作品の原盤権および著作権を管理している。

開発本部

通販やパートワークなど特販ルートに向けた制作・販売および新規サービスの開発を行う部門。
  • Smart BGM(スマート・ビージーエム)

過去に存在・提携したレーベル

  • Far Eastern Tribe Records(ファー・イースタン・トライブ・レコーズ)
  • ZERO-A(ゼロエー)
  • UNIVERSAL-W(ユニバーサルダブル) - 2015年設立。元JUDY AND MARYの恩田快人が代表取締役を務めていた。2017年停止。
  • Go Good Records(ゴー・グッド・レコーズ) - 赤西仁の個人レーベル兼個人事務所。2017年から2018年までEMI Recordsとの業務提携をしていた。

ポリドール映像販売会社

ユニバーサルミュージック(旧ポリドールK.K.系)内のビデオソフト企画・発売部門。名称に販売会社とあるが法人格はなく、ユニバーサルミュージック内に置かれた部門である。テレビ番組(NHK・TBS系で制作された作品および旧作のテレビアニメが多い)、映画、お笑いなどのオリジナルビデオなど、ミュージックビデオではないソフトを取り扱う。ポリドールK.K.時代からポリグラム株式会社が販売元であったため、「PolyGram Video」のロゴが使われた。ポリグラムが現社名へ変更後はユニバーサルミュージックとしてのUNIVERSALロゴを使用している。

1990年代後半にはキッズステーションで、タッチなど旧作テレビアニメのビデオソフトを通信販売する60秒のテレビCMを放映していた。これはキティ・フィルムの母体であったキティ・エンタープライズが1995年にポリグラム傘下となり、販売元がポリグラム映像販売会社(ポリグラムK.K.)へ移行した関係による。一方、キティ・エンタープライズから切り離された本業のキティ・フィルムは映像ソフト会社としてファイブ・エース(5-ACE)を別に有していたため、現在もキティ・フィルムがビデオ化権利を保有する作品は同社から発売されている。

日本ではNBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン(旧ジェネオン、パイオニアLDC)が発足すると、同じUNIVERSALロゴを使用してビデオソフトを発売しているため、規格番号や記載されている発売元社名を確認する方法でしか見分けがつかない為に販売現場では取り間違えなどのトラブルを起こすこともあった。但し、ユニバーサル映画が100周年を記に地球儀のロゴマークを新しく改定して以降、旧ロゴを未だに使うユニバーサルミュージックと見分けがつくようになった。

UNIVERSAL D(ユニバーサルD)

ユニバーサルミュージック内の受託販売部門。ポリグラム時代から、小規模レーベルやインディーズレーベルの全国委託販売を積極的に手がけている。

販売委託レーベル

自己保有の作品を他社に販売(流通)を委託しているもの

  • アップフロントワークス - 2014年6月リリース以降の吉川友の作品(品番は「POxx-」)のみ
  • クライムエンタテインメント
  • コーエーテクモゲームス
  • Spinach(ウェブクウ)
  • Sword Records
  • TSUBASA RECORDS
  • DCT records(メジャー流通分)
  • NEHAN RECORDS - パスピエのプライベートレーベル。
  • Buzzword Records
  • MIDI(ミディ)
  • ミュージックマイン
  • ROCKET BEATS
  • OTODAMA RECORDS

販売受託レーベル

他社保有の作品でユニバーサルミュージックとして販売(流通)を請け負っている(受託している)もの

  • ユーキャン - さだまさしほか
  • Daisy Music(デイジーミュージック) - 佐野元春
  • PLEDIS JAPAN(プレディス・ジャパン) → HYBE LABELS JAPAN(ハイブ・レーベルズ・ジャパン) - SEVENTEEN(PLEDIS JAPANから販売委託引継)
  • Walt Disney Records(ウォルト・ディズニー・レコード) - 2018年10月1日よりエイベックス・エンタテインメントから販売受託引継。
  • よしもとミュージック - 2021年10月1日よりソニー・ミュージックソリューションズから販売受託引継。
  • STPR Records - すとぷりのプライベートレーベル。
  • ウェブクウ - 2013年4月よりEMIミュージック・ジャパンから販売受託引継。

販売受託終了レーベル

  • ファンハウス(現:ソニー・ミュージックレーベルズ)(受託期間:1988年4月 - 1996年4月、終了理由:BMGビクターの子会社化に伴う同社への移管)
  • B-Gram RECORDS(現:ビーイング) (受託期間:1993年3月 - 1995年2月、終了理由:ビーイング内の自社販売会社J-DISCへの流通業務の移行)
  • ポリスター(受託期間:1987年4月 - 1998年9月、終了理由:プライエイド・レコーズ、および日本コロムビアへの流通業務の移行)

洋楽

  • UNIVERSAL INTERNATIONAL(ユニバーサル インターナショナル)
    • Def Jam Recordings
  • UNIVERSAL CLASSICS & JAZZ(ユニバーサル クラシックス&ジャズ)
    • UNIVERSAL CLASSICS(ユニバーサル・クラシックス)
    • UNIVERSAL JAZZ(ユニバーサル・ジャズ)
  • USM JAPAN(USMジャパン) - 主にコンピレーション・旧譜の発売が中心。

旧ポリグラム系

  • ドイツ・グラモフォン(Deutsche Grammophon)
  • アイランド・レコード(Island Records)
  • ポリドール・レコード(Polydor)

旧EMI系

  • EMIレコード(EMI)

ユニバーサル ミュージック グループ系

  • アビー・ロード・スタジオ(Abbey Road Studios)
  • ブラバド(Bravado)
  • キャピトル・ミュージック・グループ(Capitol Music Group)
    • アストラルワークス(Astralwerks Records)
    • ブルーノート(Blue Note Records)
    • キャピトル・クリスチャン・ミュージック・グループ(Capitol Christian Music Group)
    • Capitol Records US
    • キャピトル・スタジオ(Capitol Studios)
    • ハーヴェスト・レコード(Harvest Records)
    • Metamorphosis Music
    • Virgin Music Label & Artist Services
  • Capitol Records UK
  • デッカ(Decca Records)
    • デッカ・クラシックス(Decca Classics)
    • Mercury KX
  • Def Jam Recordings(Def Jam Recordings)
    • ARTium Recordings
    • グッド・ミュージック(G.O.O.D. MUSIC)
  • イーグル・ロック(Eagle Rock Entertainment)
  • EDGEOUT Records
  • Fame House
  • フィクション・レコード(Fiction Records)
  • イングルーヴス(INgrooves)
  • インター スコープ・ゲフィン・A&M レコード(Interscope Geffen A&M)
    • 222 Records
    • アフターマス・エンターテインメント(Aftermath Entertainment)
    • Darkroom
    • ドリームビル レコード(Dreamville)
    • KIDinaKORNER
    • LVRN Records
    • Mad Love and Friends Keep Secrets Records
    • シェイディー・レコード(Shady Records)
  • マーキュリー・スタジオ(Mercury Studios)
  • モータウン(Motown)
    • クオリティ・コントロール・ミュージック(Quality Control Music)
  • PM:AM Recordings
  • Polygram Entertainment
  • リパブリック・レコード(Republic Records)
    • American Recordings
    • ブーミナティ・ワールドワイド(Boominati Worldwide)
    • ブラッシュファイアー・レコーズ(Brushfire Records)
    • カサブランカ・レコード(Casablanca Records)
    • キャッシュ・マネー・レコード(Cash Money Records)
    • フェデラル・フィルムズ(Federal Films)
    • ラヴァ・レコード(Lava Records)
    • XO Records
    • ヤング・マネー・エンターテインメント(Young Money)
  • スパインファーム・レコード(Spinefarm Records)
  • Spinnup
  • U-Live
  • ユニバーサル ミュージック エンタープライズ(Universal Music Enterprises)
    • T-Boy Records
  • Universal Music Group Nashville
    • キャピトル・レコード・ナッシュビル(Capitol Records Nashville)
    • EMIレコード・ナッシュビル(EMI Records Nashville)
    • MCAナッシュビル(MCA Nashville)
    • マーキュリー・ ナッシュビル(Mercury Nashville)
  • Universal Music Latin Entertainment
    • Capitol Latin
    • Disa Records
    • Fonovisa
    • Machete Music
  • Universal Music Publishing Group
    • Universal Publishing Production Music
    • ユニバーサル・ミュージック・ラティーノ(Universal Music Latino)
  • ヴァーヴ・レーベル・グループ(Verve Label Group)
    • ヴァーヴ・レコード(Verve Records)
    • Verve Forecast
    • Impulse!
    • Decca Records, US
    • デッカ・ブロードウェイ(Decca Broadway)
    • デッカ・ゴールド(Decca Gold)
    • ECMレコード(ECM)

販売委託レーベル

  • Hollywood Records

在籍アーティスト

邦楽アーティスト

ユニバーサルJ

ユニバーサルシグマ

ZEN MUSIC

  • GReeeeN(2007年〜)(NAYUTAWAVE RECORDS → EMI Records → ZEN MUSIC)
  • androp(2017年〜)(unBORDE → SDR → ZEN MUSIC)
  • KEMURI(2020年〜)
  • SIX LOUNGE(2018年〜)
  • Days no mo(2015年〜)
  • 井上陽水(2014年〜)(フォーライフミュージックエンタテイメントから移籍)
  • 中元みずき(2019年)
  • 平松愛理(1999年〜2011年、2019年〜)( → 病気で活動休止 → 2004年よりインディーズ → 2011年にテイチクエンタテインメントに移籍)
  • 山崎育三郎(2010年〜)(ユニバーサルJ → ZEN MUSIC)

EMI Records

Virgin Music

Delicious Deli Records

  • Crystal Kay(2011年〜)(Epic Recordsから移籍)
  • SPICY CHOCOLATE(2011年〜)
  • BOYS AND MEN(2016年〜)

e-SUM RECORDS

  • TWICE
  • Nammy
  • VIN SEV
  • ACE 工藤ともりCHiCO
    • BIG LUCK
    • MOCCH
  • Friday Night Music Club
  • Candles
  • SUPLIFE
  • 大事MANブラザーズオーケストラ
  • Tone Palette
  • 宮田
  • モランディ
  • LIONOTE.

USMジャパン

  • ADDICTION(2019年〜)
  • アリス(2013年〜)
    • 谷村新司(2015年〜)
  • 一之瀬ユウ(2017年〜)(UNIVERSAL-W→USMジャパン)
  • 稲垣潤一
  • 上田堪大(2020年〜)
  • 海援隊(ユニバーサルJから移籍、旧ポリドール所属)
    • 武田鉄矢(同上)
  • 加藤登紀子
  • 辛島美登里(かつて旧東芝EMI所属)
  • Kotone(2020年〜)
  • 最終定理論者(2020年〜)
  • 咲妃みゆ(2018年〜)
  • C-C-B(1983年〜1989年(旧ポリドール所属)、2014年〜)
  • Jhonatan(2020年〜)
  • CHISA(2020年〜)
  • Chage(CHAGE and ASKA)(2001年〜)
  • PassCode(2016年〜)
  • BARAKA(2021年〜)
  • majiko(2018年〜)
  • MILGRAM(2020年〜)
  • 夜韻-Yoin-(2020年〜)
  • ヤなことそっとミュート(2020年〜)

Top J Records

  • Sexy Zone(2020年〜)(ポニーキャニオンから移籍)

ユニバーサルD

  • 佐野元春(Epic Recordsから移籍、Daisy Musicも参照)
  • Brand New Vibe(2014年〜)(NAYUTAWAVE RECORDSから移籍)
  • jammin’ Zeb(2010年〜)
  • Secret
  • Dorothy Little Happy(2015年〜)(avex traxから移籍)
  • Hilcrhyme
    • TOC
  • パスピエ(2020年〜)(自主レーベル・NEHAN RECORDS所属、ワーナーミュージック・ジャパン から移籍
  • 三姿舞(2020年〜)
  • des ailes 26 (ディゼル)(2020年〜)

UNIVERSAL GEAR

  • 椎名慶治(2017年〜)
  • 鶴(2017年〜)
  • 長渕剛(2015年〜)(EMI Recordsから移籍)

Reiny Records

  • Rei(2018年〜)

Def Jam Recordings

  • AK-69(2016年〜)
  • BTS(防弾少年団)(2017年〜)

soshina

  • 粗品(2021年〜、自主レーベル"soshina"所属)

Lighthouse Music

  • 朝倉さや(2020年〜)
  • 田原俊彦(2017年〜)
  • 寺本圭佑(2019年〜)
  • 花*花(2020年〜)
  • 紫レイ(2019年〜)
  • レーモンド松屋(2014年〜)

Prime Music

  • 山川豊(2013年〜)

UNIVERSAL MUSIC

  • ギラ・ジルカ(2019年〜)
  • HANDSIGN(2018年〜)

洋楽アーティスト

ユニバーサル インターナショナル

クラシック&ジャズ アーティスト

ユニバーサル・ジャズ

  • akiko(2001年〜)
  • 上原ひろみ(2004年〜)
  • 小曽根真(1994年〜)
  • 山中千尋(2005年〜)
  • 小西康陽(PIZZICATO ONE)(2011年〜)

ユニバーサル・クラシックス

  • サラ・オレイン(Sarah Alainn)(2012年〜)
  • アリス=紗良・オット(2008年〜)
  • 牛田智大(2012年〜)
  • 内田光子
  • 岡本知高(2004年〜)
  • 小澤征爾
  • 角銅真実(2020年〜)
  • 五嶋龍(2005年〜)
  • ジャー・パンファン(2015年〜)
  • 庄司紗矢香(2001年〜)
  • 諏訪内晶子(2001年〜)
  • 千住真理子(2003年〜)
  • 東儀秀樹(1996年〜)
  • ヘイリー(2003年〜)
  • ユンディ・リ(2001年〜)
  • 南紫音(2008年〜)
  • 村治佳織(2004年〜)
  • レ・フレール(2006年〜)

旧所属アーティスト

Giuseppe Zanotti

コンピレーションアルバム・サウンドトラック

備考

  • 2018年秋まで利用していた本社ビル(青山オフィス)は、かつてマイカルグループが東京地区の拠点として利用していた建物である(現在はアパレルのルックが入居)。なお、マイカルはマイカルハミングバードを通して音楽ソフト事業を行っていたが、ワーナーミュージック・ジャパンに譲渡している。
  • 当社のディスクには「ユニバーサル」およびそのシンボルマークである地球儀マークが規格品番などと一緒に記録面中央部にプレスされている特徴がある。製造はメモリーテック・日本ビクター・ソニー・ミュージックソリューションズの3社に委託している。
  • 当社と日本ビクター(当時)が共同開発したSHM-CD(スーパー・ハイ・マテリアルCD)などについては当該ページ参照。

脚注

注釈

出典

関連項目

  • ユニバーサル ミュージック グループ
  • 音楽のある風景
  • 君の詩 - ショップ・マニフィカ(旧住商ホームショッピング)と共同企画したコンピレーションアルバム。
  • JVCケンウッド・クリエイティブメディア - 日本におけるユニバーサルミュージックの製造委託元
以下、かつての姉妹企業
  • ポリスター
    • データム・ポリスター
    • プライエイド・レコーズ
    • スリーディ・システム

外部リンク

  • UNIVERSAL MUSIC JAPAN
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  • Umusic Japan Rock (@umusicrock) - Twitter
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